劇場公開日 2023年12月8日

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「2024年野川新栄映画館映画初め」市子 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.02024年野川新栄映画館映画初め

2024年1月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

2024年映画館鑑賞1作品目
1月3日(水)チネ・ラヴィータ
フォーラムデイ1200円

監督と脚本は『13月の女の子』の戸田彬弘
脚本は他に『ばぁちゃんロード』の上村奈帆

舞台は大阪

筋ジストロフィーで寝たきりの妹月子を献身的に介護するヤングケアラーの姉市子
介護疲れで酸素マスクを外し妹を殺した市子
母の情夫小泉雅雄の力を借りて生駒山に月子の遺体を埋めた
市子には母の事情で戸籍がなかった
市子は月子になりすまし小中高と進学した
市子は月子に関する揉め事で小泉も殺してしまう

杉咲花につきる
長谷川のプロポーズに涙を流して喜ぶ市子
宗介と舌を絡めあうエグいキスをする市子
北に抱かれて泣いているよう笑っているような表情を見せる市子
北に夢を語る市子
などなど
その表情の全て全てが素晴らしい
杉咲花の魅力を篤と味合うための映画作品
小さい杉咲花が大きく見えた
ブラボー杉咲花

杉咲花の髪型が独特
アメリの髪型に似てる
さらにあれを眉毛が隠れるまで前髪を伸ばした感じ
意外とああいう系統の髪型は顔を選ぶわけで美人なら似合うかも知れないがブスはおすすめできない

杉咲花は色白の方だがそれよりも白い森永はどないなってんの?
杉咲花以外では森永悠希の芝居が光った

最後は車の中の若い男女が海に飛び込んで死んでしまうわけだが誰なのかはっきり明示されていない
状況的にいえばどうやら北と北見らしい
モヤっとしてるのがちょっと残念

手塚治虫の『人間昆虫記』や『奇子』のような女性中心の黒いドラマに感じた

傑作と高く評価したいが何かそれには物足りない

社会問題としてなにかコメントをするべきだがそれは避ける
削除対策でセンシティブな話題にはなるべく意見しないと決めている

配役
重い障害を持つ妹の月子になりすました無戸籍の川辺市子に杉咲花
市子の彼氏でプロポーズの翌日に逃げられ行方知れずの市子を探す長谷川義則に若葉竜也
月子(市子)の高校時代のクラスメートで月子(市子)に片想いしている北秀和に森永悠希
高校時代の月子(市子)の彼氏の田中宗介に倉悠貴
新聞配達時代の市子の仕事仲間でケーキ屋さんになった吉田キキに中田青渚
右側の首筋にあざが目立つ自殺志願者の北見冬子に石川瑠華
子供の頃に同級生の月子(市子)と取っ組み合いの喧嘩になったが力負けした山本さつきに大浦千佳
なつみの情夫の小泉雅雄に渡辺大知
刑事の後藤修治に宇野祥平
市子と月子の母親の川辺なつみに中村ゆり

野川新栄