劇場公開日 2023年12月8日

「アカデミー賞取るか?」マエストロ その音楽と愛と Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アカデミー賞取るか?

2024年1月26日
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鑑賞方法:映画館

ゴールデングローブ賞で作品賞、監督賞、男優賞(ブラッドリー・クーパー)女優賞(キャリー・マリガン)にノミネートされているNetflixの「マエストロ:その音楽と愛と」を劇場公開中のシネマート新宿へ。製作はスコセッシとスピルバーグ。

主要部門ノミネートはアカデミー賞につながる可能性もあるNetflix作品、明日までの公開なので、とりあえず劇場へ。レナード・バーンスタインとその妻の物語。
レナード・バーンスタインを見事に演じたブラッドリー・クーパーも(そしてそのメイクも)素晴らしいが、妻役のキャリー・マリガンが良い。彼女はきっとどこかで賞を取るな。
モノクロとカラーを時代で使い分け、場面転換も見事なのだが、惜しむらくは妻からの視点が強いが、どっち付かずになってしまうところがある脚本がちょっと弱い。音楽シーンは素晴らしく劇場で観て良かった。音楽はレナード・バーンスタイン。
「TAR」は見逃したが、ターの指揮の先生はレナード・バーンスタインだったらしい。

追記:アカデミー賞で、作品賞、ブラッドリー・クーパー主演男優賞、キャリー・マリガン主演女優賞、メイク・ヘアスタイリング賞他7部門でノミネートされた。

Mr.C.B.2
パングロスさんのコメント
2024年3月25日

Mr.C.B.2さん、『マエストロ』拙レビューへのコメント、ありがとうございました。
本作、惜しくもオスカーは逃しましたが、クーパーのバーンスタイン愛に立脚した研究の賜物であることだけは疑いないところだと思います。
ちょうど3/24放送のNHK FMかけるクラシックで『親愛なるレニー』の著者吉原真里さんがゲストでお話され本作の話題も出ていました(感動的な神回です。らじるらじるで1週間聴き逃し配信を無料で聴けます)。
今後も、レニーファンには愛される作品となっていくことでしょう。

パングロス