劇場公開日 2024年3月29日

「う〜ん「テネット」の方が解り易くないか?」オッペンハイマー マ王さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5う〜ん「テネット」の方が解り易くないか?

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

個人的な話になるけど公開してからGWを迎えるまで「観るよ」と公言しておきながら観なかった「観るよ観るよ詐欺」な映画だったけど(忙しかったのよ)やっと観てきました「オッペンハイマー」を😁

いやしかし難しいねコレは💦
映画初心者さんはある程度の予備知識が無いと(世界大戦中の情勢とかね)内容に置いてかれるのに加えて登場人物がそりゃまぁ多いのよ🌀
ハリウッドの俳優さんの有名所は兎も角(キリアン・マーフィー、ロバート・ダウニー・Jr、マッド・デイモン、ケネス・ブラナー、ジョシュ・ハートネットだけでも渋滞してる)似た骨格の方々が続々出てくるもんで映画観ながら整理するのが大変😫
内容もカラーとモノクロのシーンがあって、モノクロの方が現在で(劇中でのね)カラーが過去を描いてるのを理解するまで少し時間が掛かったし、後半でモノクロをカラーが追い抜くみたいな繋ぎ方してない?
ココもまた混乱したしね😐
んで当のR15だけど期待してたのに何もない🙃
敢えて言うならチョロチョロっとSEXシーンがあるくらい(合わせて1分もない)←期待してない(早漏とかでもない)
ただし、音だけは凄かった😳←コレは映画館だからね
流石に原爆爆破シーンは迫力あったけどコレも言うほど大した事は無かったし🫤
それと「日本人なら観ておけ」みたいなのを耳にしたが別にこの程度なら「はだしのゲン」の方が上だと感じた🤔←結局「正義は米国」の戦争肯定映画にオッペンハイマー氏の言い訳をまぶしてる
早い話、J・ロバート・オッペンハイマーの半生の伝記物語で、栄光と没落とそこからの巻き返しを長尺で観る映画だから、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」じゃないけど「どうしてアカデミー賞がもらえたの?」な中身なのさ😅
いや、だからって面白く無かったんじゃないんよ😆
演技合戦的な映画でクリストファー・ノーラン監督のクセ強い映像と言えば何となく察しがつくんじゃないかしらん☺️
でも正直クリストファー・ノーランなら、かの難解映画「テネット」の方がすぐに理解出来たし面白かったかな😬

漸く念願の「オッペンハイマー」を観れて(観るよ観るよ詐欺ではなくなった)マ王的には長かった便秘が解消した気分ですわ✨
あともう1回、後日になるけどアマプラかU-NEXTで観て再考察する予定です🤣

映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
オップちゃん落ち着きなさい度★★★★★
ノーラン節度★★★★☆←ソーラン節ではない

ここからは鑑賞後日の追記になりますよん✍️
一晩経ってパンフレットとかも見つつ、やっぱりクリストファー・ノーラン監督の作品の中では出来の悪い部類に入るかなぁ、って💦
ていうか日本人って何かと賞とか権威に弱いトコがあるから「アカデミー賞7つ!」て情報に色メガネで皆は観てるんだと思うのよ😐
原子爆弾は膨大なエネルギーがテーマではなく(科学の視点)その殺傷力に軸を置かないと(道徳の視点)被爆国には響かないのが本音かな←響いたと曰わる連中はヒロシマとナガサキの惨状を知らないのかしらん

過去に幾つか核兵器を扱った映画を観たけど、どの作品も圧倒的パワーだけで核兵器の本質と倫理観を描いてない←「ザ・デイ・アフター」「ブロークン・アロー」「トゥルー・ライズ」「ダークナイト ライジング」や各種スパイ映画とかとか(大マケで「トータル・フィアーズ」と「ターミネーター3」くらいかなぁ)
特に日本は東日本大震災での原発事故で改めて放射能の脅威を体感したハズなのに(今尚解決に至っていない)
将棋とかで「全ての自分の駒が前後左右斜めに自由に動けるなら圧勝出来る」と考えた事ってない?
コレってアメリカ式の考え方だと思うのよ😐
でも結局は相手も同じ駒を用意してきて「いざ勝負」となれば······

「映像が凄い」「踏み込んだ映画」とかは過去の映画でも何度か聞いてきた感想であり新しくない🥱
この御時世、観た人間が今一度「戦争」という愚行を考えるムーブメントを起こせない程度なら(マ王も然りだが)やはり「良い映画」とは思えないんだけど😅

マ王
みかずきさんのコメント
2024年5月5日

共感&コメントありがとうございます。
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私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、yahoo検索などに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報採用です。
こちらのサイトには2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。

レビュー、書き慣れていますね。他のサイトで書いていたのですか?

さて、本作、難解な作品であること、アメリカが舞台なのでアメリカ視点寄りになるのは覚悟していましたが、日本視点がないのはオカシイです。
原爆の恐ろしさ、狂気を捉えるには、原爆を作った人、原爆を使った加害国、そして、被爆国の視点が必要です。被爆国の国民としては非常に残念です。原爆実験シーンも圧倒的な迫力不足で唖然としてしまいました。アメリカが戦勝国であることがよく分かる作品でした。

では、また共感作でお会いしましょう。

ー以上ー

みかずき