劇場公開日 2023年9月29日

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「今までの記憶を維持したまま60歳若返れたらいろいろやり直せそう」二十歳に還りたい。 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5今までの記憶を維持したまま60歳若返れたらいろいろやり直せそう

2023年10月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

不動産会社を興し、一代で大企業に成長させ、経営の神様、として尊敬されていた寺沢一徳は、80歳になった今は高齢者施設で子供達も訪れて来ない孤独な日々を送っていた。唯一の楽しみは、女子大生ボランティアの山根明香が訪問してくれることだけだった。ある日、明香は一徳のこれまでの家族との別れやいざこざなどの寂しい人生を知り、彼の願いをひとつだけかなえてほしいと神様に祈った。一徳は、その時明香が失恋したことを知っていたため、彼女のためにもう一度20歳に戻りたいと願った。すると、一徳は明香と同級生の20歳の大学生に戻っていた。第二の人生を送ることになった一徳は、今度こそ悔いのない一生を送ろうと、憎まれたり、恨まれたりしない、人を愛する人生を歩もうとした。ただし、30歳になるまで結婚を申し込んだり、結婚の承諾をしたら80歳に戻ると言われた。第二の人生は如何に、という話。

途中まで、不幸な人生は一徳の自業自得だ、と思って観ていたし、あまり共感も持てなかったが、20歳に戻ってからは、どう生きるべきなんだろうと、自分に置き換え考えながら観ていた。
幸福の科学の作品にしては超能力者が現れず、単に神様にお願い、という作品で宗教っぽくなくて良かった。最近千眼美子(清水富美加)が観れないのが残念。

りあの