劇場公開日 2023年7月28日

「オール・シングス・マスト・パス」コンサート・フォー・ジョージ 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オール・シングス・マスト・パス

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

ビートルズが結成され、解散し、ジョージ・ハリスンが亡くなり、1年後追悼コンサートが開催され、それからさらに20年という歳月が過ぎ去っている。
オープニングからラストまで何かしらのタイミングで不覚にも何度か泣きそうになった(そのうち少しは実際泣いた)。ポール・マッカートニーがウクレレ、リンゴ・スターがドラムで「サムシング」を演奏するシーンあたりがピークだったかもしれない。
ギター7人、キーボード5人、ドラムス4人ほか、ほとんどの楽器を複数名で奏で、さらにオーケストラやインド音楽の布陣も加えて、ものすごい大所帯である。ポールがひと頃編成した“ロケストラ”をも凌駕する。またロイヤル・アルバート・ホールという舞台があまりに豪壮すぎて、圧倒される。
ひとつ不満を述べれば、歌詞も含めて全編に日本語字幕を付けてほしかった。モンティ・パイソンのパフォーマンスあたりが隔靴掻痒だった。
すべてのものは過ぎ去る…。まさにそうなのだけれど、ステージ上のご子息は、若き日のジョージが時を越えて戻ってきたようだった。

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梨剥く侍