SISU シス 不死身の男のレビュー・感想・評価
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痛快!爽快!アクション!
日頃ストレスが溜まっている方必見‼︎ この映画は考えて観てはいけません!
不死身な爺いがやりたい放題のナチをバッタバッタと倒して行きます!
爺さんはあれだけやられて血を流しても出血多量と成らなかったのはご愛嬌か⁉︎
ただこの爺さん、降参した奴は殺しません。囚われた女達が強く成って行く所も最高!アマゾネスの様だった!
不屈
嫌いじゃない。
むしろ好きなタイプの主人公だ。
ただ、2000円と言われれば躊躇もする。
ちょいとお目にかかる機会の少ないフィンランド産の映画。どんなもんなんだろうとワクワク。
物語は至ってシンプルだった。
そして、主人公もシンプルだった。
ただ、細部は結構こだわってるようにも思う。ゴアな表現もそうだし、そのシュチュエーションというか、99%不可能であっても1%の確率があるなら彼は死なないみたいな、こじ付け具合が潔い。
その1%を実現するのが、諦めないとかの根性論なのが意外と心地いいのだ。
ツルハシ一本で飛行機にしがみついたカットには、吹き出した。
そしてその飛行機が墜落しても生還してくる。
「不死身」の3文字に偽りなしだw
それなりに背景は用意されてて、彼は戦闘のプロフェッショナルで、その伝説も一般人が知る程なのである。
「彼から全てを奪ってはいけない」
女性の捕虜がドイツ軍に向かって言う台詞だが痺れた。怒らせたら手がつけられないのだ。文字通り地獄の果てまで追い詰められる事になる。
彼は不死身の字名を持つが、死なない訳ではない。ちゃんと痛みを感じるし自然治癒が早いわけでもない。
ただ、ひたすらに我慢強い。
痛みにすごく鈍感なのかもしれない。
自らの傷を治療するカットとか…間近で見てるドイツ兵と一緒で身の毛がよだつ程に痛々しい。
頑固一徹って看板を背負ってるような主人公。
この老兵はラストまで全く喋らない。
バイオレンスアクションな本作は、スタイリッシュなカットや、目を見張るような技の応酬があるわけでもなく、気の利いた台詞を喋るでもない。
だけど、嫌いじゃない。
この時代錯誤的な老兵のファンにはなったのは間違いない。
不屈の魂だけど持ち運ぶなら軽い方がいい
戦争ヒーローものかと思ったら、マカロニ・ウエスタンっ、てか、タランティーノ・リスペクト・アクションみたいでした。
監督は1976年生まれで、タランティーノ観て育った監督が第一線で映画を撮るようになったんだ、とつくづく思った。
泥まみれでよれよれの金掘りのじいさんが、実はソ連軍からもドイツ軍からも鬼神のように恐れられている伝説のソルジャー、あまりにも凶暴で母国のフィンランド軍でさえ手に負えず放逐した元特殊部隊員。その不死身っぷり、いくらなんでもありえねー、と言いつつ吹き出す血しぶき飛び散る肉片潰れたカラダ、情け容赦ない残酷さに時々目を背けながらも笑ってしまう。
悪党ナチス軍一部隊が、不死身のじいさんと、滅ぼした村から慰み者として攫われてきた女たちに壊滅させられるんだよね。じいさんと女たちにやられちゃう。
戦車のモノにナチ野郎をくくりつけて転がしてくる女たちのかっこいいこと。
ドイツ軍兵士の倒し方がバラエティーに富んでて感心した。
じいさんひとことも喋らず、最後にようやく口をきいたら。
不屈の魂折れない心幾多の死地を超えてきて、そこ、気にする?
犬ウッコ、最初ひつじかと思った。かわいい。
エンドテーマは唸り声あげつつもマカロニ・ウエスタン風で、やるからには最後まで、タランティーノ・リスペクトなんだと思った。
ランボーのアクションシーンのみ!(笑)
You Tubeで、日本語字幕も無いPVをたまたま観て(半年くらい前かな?)、「いつ上映するんだ。」と楽しみにしてました。
良いっすねー、好みでしたよ。(笑)
所謂「ナメてたオヤジが最強だった。」系なのですが、本当に余計なストーリーは、無く奪われた金を取り返すだけ!
勿論、時代背景的な恨み節なものはあるのですが、それは、敵をナチスにするとかで設定で描くだけで、「金を取り返す!」それだけでラストまでいきます。
主人公、最後しか喋らないしね、(笑)
アクションもしっかりしてて砲撃のシーンも凄く、地雷原の爆破も迫力あり。
ランボーで観たようなシーンのオンパレード(笑)戦車の下とか、身体縫うとか!
惜しいのは、Chapter3くらいまでは、先が気になるくらいに引き込まれたんですが、報復に向かう辺りから、(首吊りのシーンもどうやって凌いだのか気になったのに、ただ耐えたとか。途中、脚に鉄骨刺して固定したりするシーンは、あるんですがそれまではどう耐えた?)ハリウッドアクションっぽい感って言うんですかね?主人公に都合良く展開していくみたいな?感じが出て来て、説明し難いのですが、Chapter3の地雷原あたりの空気感?で最後までいけば★5でした。
悪いわけでは無いんですよ。(笑)ただ、何と言うか、ケレン味と御都合展開が強くなった?
スタッフロールも最近では、「マッド・ハイジ」で見られた70年代のアクション映画っポイ雰囲気?ちょっと合わないかな?
個人的には、ヨーロッパ映画にある独特の空気感の映像で最後まで虐殺描写を描いて欲しかった?
でも、ラストの一騎打ちで爆弾にカラビナで付けて落として敵を倒すのは良かった(笑)(途中、爆弾が映ったからどう使うのかと観てた。)
超マジメなバカ映画(細かいことは気にするな)
舞台は、第二次大戦中のフィンランド。
一人暗殺部隊の男が執念で掘り当てた金塊を巡って
ナチスの一個中隊とガチンコ殺し合いする話。
細かいことは気にしちゃいけない。
・土の中から金の塊は出てこないでしょ。
・英語が堪能すぎるドイツ兵たち。
・逃亡中なのに、お荷物になる女子たちを連れているドイツ兵
イモータン・ジョーですか?
・鉄の板で銃弾防ぎまくるって、ワンダーウーマンかキャップですか?
下半身丸出しですけど。
・銃弾が貫通せず、筋肉にとどまるの弱すぎん?
・ガソリン頭から浴びて火をつけたら吹っ飛ぶでしょ。
・水中で敵兵の首掻っ切って息継ぎって、ジョジョですか?
・機関銃の銃撃を死体の盾で防げるもんですか?
・首吊られたら、首の骨折れてませんか?
・ガソリンで飛ぶ戦闘機w
・戦車や輸送機を叩きまくってもびくともしない最強武器ツルハシ。
・輸送機のど真ん中に一発だけ搭載している爆弾w
・戦時中で街は被害甚大なのに通常営業してる銀行w
すごくよかった
砂金取りのじいさんだと思ったら伝説の戦士で彼から金を奪ったナチスがひどい目に合う。『イングロリアス・バスターズ』は未だにモヤモヤした思いがあるのだけど、『イングロリアス・バスターズ』で見たかったのはこれだ。じいさんが不死身すぎておかしい。傷口に土を塗り込んだら破傷風になるだろうし、自分に火をつけるとか、意味が分からない。水中で敵を殺して、気管から出る空気を吸うとか、めちゃくちゃだ。でもすごくいい。墜落した飛行機から生還するのもどうなっているのか不明だし、首を吊られて生きているのも説明がない。傷に杭を刺して体を支えていた描写はあったけど、その前に死ぬ。よほど首に力を入れて耐えたのか。
敵も憎たらしくていいし、女の子がたくましく生き残って戦車で現れるのもいい。運転は簡単なのかな。今年一番元気の出る映画だ。
ただ、あんな世捨て人みたいなじいさんが金を掘って何をするつもりなのだろう。贅沢にも興味がなさそうだ。
予想外
静かに始まり、割と真面目に展開していくのかな、と思ったらもう途中からニヤニヤが止まらなくて。
そうはならんやろ、とかそれは流石に死ぬやろ、とかそんなんばっかw
なんかランボー感やマチェーテ感があったり、その他のアクション映画で見たような感じがあったり。
真面目に見られるのは最初だけだった。
なんか、犬が死なない!みたいな、番宣だったけど、犬以外はバンバン死ぬしw
戦争の中で活躍した兵士の話かと思ったら、全然そんな内容じゃないし。
何が良いって、最後まで主人公喋んないのよね。最後の最後で喋るのがまたかっこいいというか。
ストーリーはあって無いようなもの。
だけど惹き込まれる展開は良かった。
万人にオススメはできないけどw
愛犬ウッコ可愛すぎ
予告編でも書かれていますが『犬可愛すぎ』でした。
あの主人ありてこの子ありでした。
破天荒すぎる、けど許せる。
この子は最後まで無傷でした。
『SISU』という言葉は映画上では翻訳が上手くできないとの事でしたが、日本語的には『大和魂』なんかと似たような感じかなぁと勝手に解釈し納得して鑑賞しました。
今作は派手な殺戮シーンが売りなので観る人を選びますが、途中からはモンティパイソンの映画のように見えてきて笑えてきました。
ストーリーは全部チラシに書いてありますが、それを読んでも楽しめました。
マカロニテイストに★3つ。
北欧から時々やってくるトンデモ映画。あっけらかんとゴア描写を挿入してきます。ウィルコラ監督の「処刑山」と同じ匂いがします。主人公もなんだかゾンビっぽいし。いや神でした。
タランティーノやR・ロドリゲスの影響を感じるB級アクション
内容に深みはない。
特殊部隊の軍人が戦争で家族を亡くした事によって暴走した結果追放され、孤独な金堀人として金塊を掘り当て、その金塊を狙ったナチスの妨害に抵抗、復讐していくというあらすじそのまま。
主人公はほぼ台詞が無く、時に静かに、時に激しくナチスを殺しまくる。
ナチス側はとにかく悪として描かれて、悪をひたすら殺していく主人公のアクションを見ていくという映画。
アクションや演出の見せ方はタランティーノやR・ロドリゲスが撮る(あえての)B級アクションの影響を強く受けているように見えて、両者のファンなら楽しめる。
ランボーやジョン・ウィックのようにスカッと大量に殺していったり、巨悪を粉砕するわけではなく、1小隊の半数ぐらいを始末しただけでスケール感は極めて小さい。
B級アクションとしてはまぁまぁの完成度。
死ぬのを拒否しSISU (シス) を体現する男アアタミ。SISUとは何か?その答えがこの映画にある。らしい。R15だから脳みそグチャグチャ血ミドロ、グログロ~。何で素直に死なないんだByジョーカー
ヘランダー監督は 映画.comのインタビュー内で、「監督の言葉で「SISU」というものを説明していただけますか?」という質問に対し、「僕の言葉でSISUを説明するなら、この映画になるだろう」と答えている。
つまり、SISUとは何かを知りたいならこの映画を見ろということだ。
「SISU (シス)」は不撓不屈のアータミの精神のことなんだけど、精神だから実際に見ることが出来ない。だから僕たちはアアタミの不撓不屈の戦いを通してSISUとは何かを感じ理解することになる。
なーんてキレイな話ではない。イヤもう脳ミソぐちゃぐちゃ、血ミドロぐちょぐちょ、吹き飛んだ手足が転がってるグログロの映画だ。
だけど死ぬことを拒否したアアタミが、あり得ないレベルで死なない場面の連続で思わず笑っちゃうんだよ。SISUってのが何かは分からなくても、アータミは絶対に死なないってのは確信出来た。
僕はもうアアタミが死ぬとこなんか想像すら出来ないネ。 確信どころかスデに信念だヨ。
終盤、飛行機が沼か湖だか湿地に垂直に突っ込んだときも、我らがアータミが生存していることを微塵も疑わなかった。きっと見てる人みんな絶対生きてると思ってたはずだ。しかもあまり怪我もせずに。絶対有り得んけどアータミなら普通に有り得るんだなこれが。
ドイツ兵に慰安婦としてつれ回されてる女性たちが、ただ助けられるだけじゃなく、武器を持って自分達を解放するところが良かった。
最後に金塊をカウンターにぶちまけていうセリフがしびれる。
「高額紙幣にしてくれ、少しは軽くなる」。 クー、カッケー。
【追記】
SISU(シス)の日本語訳は2つあるようだ。ひとつは「不屈の精神」、もひとつは「妖怪」(もののけ、あやかし)らしい。納得
あと、ワンちゃんにもSISU魂がある。ああ、ワンちゃん、おまえも生きてたかと思った。
"次回はもっとスプラッター要素強めでお願いします!"な映画
次回は、もっとどぎつくて、下品で、やり過ぎにもほどがある映像のオンパレードでお願いします…そして、もっと極悪にもほどがある悪魔のような悪人でお願いします!笑
意外と上品な作りでした、僕には…笑
でも、オススメ!笑
*ラスト、危うく飛行機から落ちそうになるところをしつこくツルハシを引っ掛ける場面には笑いました。
お金は何に使うんだろう
オープニングから静かな感じで展開していきますが、それは1人目を殺した瞬間の高揚感への演出なのかもしれません。
あとはもうみんなが見たいものが続いていきます。
何回か死んでるはずですが、そんなこと気にしちゃいけません。
どうせなら最後まで喋らないで欲しかったかな。
ぶっ生き返す
とにかく死なない男の物語とかいう観る前から拍手を送りたい今作ですが、この手の映画としては100点満点の91分というコンパクトさもまた最高です。予告編から溢れ出る血と殺る気がたまらなく、劇場へ飛び込んでいきました。
予想を裏切る事なく、何があっても死なない男アアタミが直進しまくり、傷つけられた敵は全て討ち取るテンションで駆け抜けていきます。R指定に相応しいグログロ満載で痛い描写もたっぷりです。
兵士たちが特攻する際に絶対死ぬよなって顔で突撃していくのはこの手の映画ではかなり珍しいなと思いました。しっかり命大事にをモットーに作られているのは好感が持てました。まぁアアタミの作戦や行動にまんまとハマって絶命していくんですが笑
地雷を踏み抜いたり投げつけられたりして爆散したり、水中戦でなす術もなく首を掻っ切られたり、死んだフリ(首を縄で絞められていたのに何故か生きていた)からの強襲だったり、宣伝文句でもあったツルハシ一閃と攻撃性もさることながら、異常なまでのタフさに敵も全員屈してしまう大戦争でした。
途中捕まった女性たちを解放して銃を持たせて乱れ撃ちさせまくってたのには笑いました。やけに強そうだなと思ったら思っていた以上にぶっ放すわ轢き殺すわのやりたい放題で面白かったです。
バギーに乗ってた兵士たちが尻尾巻いて逃げていくシーンは賢いな〜って思って見てたら速攻で乗って敵の航空機を追いかけて備えられてあった銃でぶっ放したのちツルハシで航空機にブッ刺して生身で捕まるとかいうスーパープレイをぶちかましてくれます。
機内でも操縦士が死にかけてるのにまだ死んで無いから操縦しやがれと言うブルーノもまぁまぁ狂人ですが、タイマンを挑んだらもうフルボッコにしていきますが、どれだけ殴打されようが何故か生きてますし、そんな状態でも周りのもので反撃の術を考えて、ブックでうまいこと引っ掛けて爆弾にうまいこと着けてそのまま地上へ突き落とすプレーには職人の早技を堪能することができました。
そこからの飛行機の墜落でどう対処するのかと思いきや、シートベルトぐるぐる巻きで身を守って直撃を防ぐという頭が回ってるのかおかしくなってしまったのかという強引なプレーで挑んで航空機こそ大破しますが、うまいこと湿地帯に突っ込んで無事とかいうもうこんなん絶対死なないじゃんと笑いっぱなしでした。
最後の最後で何か喋るかなと思ったら「高額紙幣に変えてくれ、金貨は重い」という金の換金までの道すがらで敵チーム全滅させるとかいうイカれムーブかましてたのかと思うと笑いが止まりませんでした。
コンパクトにまとめられていて、エンジンが掛かってしまったらもう止められない最強爺さん殺戮祭りでした。この手のジャンルの中でもトップクラスの面白さだと思います。丁度血まみれものが観たいなって思ってる人にとてもオススメの一本です。
ただ馬好きはかなり注意な映画です。自分も馬が好きで好きでたまらないので、CGの馬といえどあの状態になるのは辛かったです。星が5でないのはこのためです。
鑑賞日 10/27
鑑賞時間 12:00〜13:45
座席 F-3
タランティーノ風+マカロニグラタン風ドラマ展開+むかし風エンドロール+音楽エンニオ・モリコーネ風+ハード・バイオレンス表現
この映画の制作人、出演者、全くの分からないフィンランドの映画ですが、とにかく、ブッ飛んでいる!
主役の老人、スクリーン登場は、ヨボヨボの老人(元 特殊部隊)が荒野で砂金採りから始まる静かなスタート。
そこに、1944年のナチスの残党ともいえる小部隊がフィンランドの街を焼き払い、住人を殺戮、女性を奪い、やりたい放題をしている模様。そんな折、老人の金塊を目にしてからの老人(1人)とナチス小部隊との戦いが始まる。
バイオレンスアクション(肉片が飛ぶ、ナイフや銃弾がモロに人体を貫通するは・・・・)。まるで、タランティーノ+(プラス)監督作品。映画の作りもチャプターに分けられてる(映画:キルビル)の様。流れは60年代〜70年代のマカロニ・ウエスタン。前半は主役が徹底的に痛めつけられ再起不能かとも思わせる→後半大逆転の反攻が始まる。この映画では、何度も危機がおとずれ→その危機打出が見所のひとつ。
老人・・本編ほとんど、話さない(セリフ無いが・・?)
全体通して、マカロニ・ウェスタン➕タランティーノ監督風➕エンドロールの音楽:エンニオ・モリコーネ風に、その頃のエンドロールのキャスト文字と流れ方で終わる。懐かしさも多少味わえる。
✱注意 かなりのバイオレンス・アクション表現(最近のハリウッド映画には無くなってきた昔OKだった表現あり)なので(ハリウッド大作映画のグロは見せない、軽いコメディ要素ではない)、観る人を選ぶと思うし、好みがハッキリ別れると思います。
★Digital音響鑑賞 シネスコサイズ
★重低音 ⭐2
★音圧 ⭐2
★分離度 ⭐3
★サイド(左右、後、活躍度)⭐2.5
★サラウンド ⭐3
エンドロール見てもドルビーなどの表記は無くたんなるDigital音響収録と思われるが、随所にスクリーン側+客席側全部を使った移動音(複数の飛行機が上空を通過などの)がかなりリアルに表現されたり、サラウンドを匠に使ったり、音質的にも力が入っている作りを体験出来る(全編ではありませんが)。
🎞個人的好み度(1~5)・・★2
トンデモ映画
伝説的コマンドーの老兵が自身が掘り当てた金塊を強奪しようとするナチスのSSを相手に孤軍奮闘する作品。
北欧とナチス繋がりということで言えば、どことなく、2009年(日本公開は2010年)のノルウェー映画のSNOW DEADというゾンビ映画を彷彿とさせる雰囲気。
内容そのものは至ってシンプルで、正直、ストーリーと呼べるほどの中身は無い。
だが、一つ一つの描写がエグい。
地雷で体がバラバラになったり、バラバラになった脚が触れて地雷が起動したり、銃で顎から脳天に向けて撃ち抜いたり、とにかくグロい場面のオンパレード。
また、絞首された状態で支柱から飛び出た鉄杭に自身の身体をめり込ませて吊るした縄の張り具合を緩ませて、脱出を図る場面などは正にタイトルどおりの不屈の精神というか、こんなシーンを思い付いた脚本家の知恵に脱帽。
主人公・コルピが発するセリフがラストシーンのみというのもキャラクターを象徴していて、良かった。
いずれにしろ、荒唐無稽で劇画チックだけど、有無を言わせぬような、ある種の凄みさえ感じさせる一本。
あまり、馴染みがないフィンランド映画ということで上映館は控え目だけど、ハリウッド映画とは少し違った刺激が味わえると思う。
全44件中、21~40件目を表示