劇場公開日 2023年10月27日

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「無礼をお許し下さい。」SISU シス 不死身の男 Movie Angelさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5無礼をお許し下さい。

2024年3月15日
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鑑賞方法:VOD

多大な金塊を手にした老兵が、見渡す限り何もない平原で、ナチス・ドイツ軍とすれ違う時に、この老兵の悲劇が始まります。
いいえ、ナチス・ドイツ軍にとっての悲劇が始まります。ナチスは知らなかったのです。
「彼が、フィンランドに侵攻してきた何百人ものロシア兵を一人で殺した伝説の人物である事を。」
ナチスは1台の戦車と20名程の兵士からなる
一個小隊であり、初め、この老兵をナメテかかります。後に、彼がフィンランドの特殊部隊に所属していた”モンスター“である事を知らされますが、小隊の指揮官は金塊にこだわり、彼を追い続けます。
銃弾を浴びせられても、砲撃を受けても、首を吊られても….
この伝説の老兵は、自分の持っている、あらん限りの知識と技術を使い、ナチスを倒し、窮地を脱し、逆に小隊を追い詰めるのですが、ドイツ兵と捕虜にされた女性の会話が目を惹きます。
女性:中略、”You’ll see what happens when you thieve everything from him. He won’t give up. He’s just coming back “
独兵:”Do you believe he is immortal ?”
女性:” No,he just refuses to die. 中略、This is not about who is the strongest. This is about not giving up, and he won’t. Ever.”
そう、彼は不死身ではなく、生きる事を決して諦めない軍神だったのです。
金塊、不死身、戦闘脳力‼︎ 何処かで同じ様な言葉を聞いたことがありませんか?
「俺は不死身の杉本だ!」
戦場は違っていても、ゴールデン・カムイにインプレッションを受けた人なら同じレベルのスリルを味わえますよ。
アクション、ストーリー展開、その他….ジェットコースターに乗ったごとく一気に楽しめます。
いや、「楽しめます。」は、戦争・被害者の方に失礼な言葉でした。 すみません。
                 敬具

Movie Angel
小町さんのコメント
2024年4月4日

共感とコメントありがとうございます。
北欧のきれいなイメージしかないフィンランドのすごいおじさんのストーリーでした。
不死身ではなく、生きる事を諦めない、それですね!

小町