四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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愛は満たす者じゃなく満たされるものだ
初めは昔の彼女から手紙がきて新たなる恋にキレツがと思いましたがそれぞれ思い込みのすれ違いが相手を理解できしょうと葛藤していき離れていた恋の糸車が何時しか振り替えりながらと重なり結び始めたと感じました。愛は満たす者じゃなく満たされるものだ少しわかった気がしました!凄く写真や映像や音楽がナチュラルできれいでしたぜひ一度大スクリーンで!!
これ程までに、ピュアな心愛に触れる事はもう無いかも知れない!
愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?
それは 手に入れないこと・・・
ボリビア ウユニ塩湖の壮大な幻想的世界、
プラハ カレル橋の塔からの絶景、
アイスランド ブラックサンドビーチの激しい波と夕景、
絶景写真の数々が 愛する人への失くした想いを織り成していく。
~ 弥生、あなたへ その愛を託し春は逝く ~
4月1日、それは彼女(弥生)の誕生日だった。
知ってる? この日は前学年として扱われるんだよって。
彼女は その時、彼の心のすべてを知るのである。
愛してるって 感じた瞬間に、もう消え欠けているんだよって。
「あのときのわたしには、自分よりも大切なひとがいた。
それが、永遠に続くものだと信じていた」
突然 失踪する彼女、その時起こったナゼを追いかける彼(藤代)。
そして 二人の世界観が・・・絶景に映える太陽と共に旅をする!
今日は、「四月になれば彼女は」の鑑賞です。
この映画、先ほど見てきましたけども 中々良かったですよ。
原作者の前作”百花”では残念作でしたが、
今作は新たな山田監督を迎えて制作。
場内 さすがにカップル多かったですが、エンドロ-ル上がった後も
座席を立てない方 続出でしたわ。
久し振りにみる 感動後の場内光景でしたね。
------スペック
監督:山田智和氏
原作:川村元気氏
上映時間:108分
MC
藤代俊:佐藤健さん
伊予田春:森七菜さん
伊予田衛:竹野内豊さん
坂本弥生:長澤まさみさん
タスク:仲野太賀さん
ペンタックス:中島歩さん
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今作チラシ見てですが、実は予想外でした。
どうせ 適当にお茶濁した恋愛話と思ってましたが、
絶景を連続で持ってくるんだもん。ある意味ズルいわ。
見ていて 流れ的に言うなら、春の倒れる海岸場面。
彼女の最後の想いの旅路。あの波、何度も何度も重なる波が
彼女の心の傷を消し去って行くのだと思う。
あの発病し倒れてからの場面を もう少し長く描いて欲しかったかな。
バ-のタスクに場面移るの早いと感じたわ。余韻くれ~。
しかも仲野さん 顔が酒太り過ぎ気味! 痩せろよw
春が残すカメラを藤代が現像して、その写真が弥生で有った事にメッチャ驚いた。
そこで初めて繋がりを知るんだが、弥生は春の行方をどうやって探したのだろうか。手紙に書かれていたのかな。でもあんな手紙、彼女の目の届く所に置いとく彼も彼だと思う。
終末期の病院での二人の出会い。春の顔は元気だし、髪の毛は生き生きw。そこは頑張って役に徹して病状姿で挑んで欲しかったかな。
でも、今作の森七菜さんは良いね。良い感じだったですよ。
”多分 あなただと思ってました~” この言葉。ある意味分かっててコワイ。でもそれ位 自分に逢いに来る女性がもしいるとしたら・・・その思いは的中したわけで。
彼の心に居た人を最後に看取る彼女。そこに深い絆が何処となく生まれたのかも知れない。 その愛(残された想い)を受け取ったとき 彼女は涙したのだと思う。あの 海岸の向こうに沈む夕日の中で、彼女の中で吹っ切れる衝動が有ったのだろう。
追いかける藤代、そして 探し出して見つけた ”彼女”
結局、彼も 彼女も、お互いの心の奥底に触れようと、理解しようとしていなかった事に お互いが気が付きだした。
彼は言う・・・キリンって20分しか寝ないんだよって。
やがて、二人の後ろ姿に 愛が微笑んだ!
そして迎える二人の心の居場所に、
藤井風の詩が 優しく時を紡ぎます。
「満ちてゆく」そのままに。
結婚一歩前の素敵なお二人にベストな秀逸作。
是非 劇場でご覧ください!
実年齢を考慮すべきでは
佐藤健と長澤まさみの安定感のお陰で、結果としては悪くは無かった。
とはいえ、森七菜はミスキャストだと思う。演技ではなく年齢。佐藤健と大学の先輩後輩設定なのに、実年齢13歳差は無理がある。時空が歪んでしまった。
ハルが父親を選んだのも謎すぎる。大学生にもなって父親を優先とか無いでしょう。弥生が失踪した理由も浅かった。
あと、若者を簡単に死なす設定は好きではない。
このような映画を観て、恋愛って面倒くさいと思う若者が増えなければいいなと思う。恋愛って素晴らしいのだから、面倒くさいイメージはどうなのだろう。
あずさ2号
「いつかあなたと行くはずだった」と聞けば狩人のデビュー曲。結局二人では行かず一人だけで行くところは歌の通りカモ。流石PV出身監督、ウユニ塩湖に限らず国内も映像は美しく。主役も端役も役者には過不足なく。しかし主要人物の全員が病んでいる状況が開幕早々に見えると、以降全く感情移入できず画面を眺めるのみとなる。近くでポップコーンを食べる音、映画によっては直ぐに忘れるものだが今回は終盤まで気になった。
当日空港まで行ってキャンセル?電話持ってないんか。ツアーじゃないんだから100万単位の損失だろう。竹野内豊と森七菜は、佐藤健の動揺見るとあっち方面も想像させる演出だが、その要素要らんかった。長澤まさみも眼福なれど、手紙見て元カノ探して仕事まで変えて潜入捜査…ダー子か!推しの河合優実はワンシーンのみで意味ありげなセリフながら回収と言える回収はなく残念。心配して屋上に上がってくる先輩はいい奴だったな。中島歩は今回も出だしから最後までいい奴で良かった。
愛について、あまりにも安直に語ってないですか?
とても残念です。
言葉を選ばす、正直に書きます。
〝愛を終わらせない方法〟という時の〝愛〟の前提となる定義が浅過ぎないか?
愛なんて、家族構成の変化や加齢とともにいくらでも変化するし、変化自体は人間的成熟の場合も含めてまったく悪いことではないのに!
だから、
ストーリーと内容が、あまりにも安易で安直で安っぽい。
一方、俳優さんたちは、安心、安全、安定。
元気で溌剌系の若いお嬢さんに、取ってつけたような不運と不幸。
仮にも精神科医の先生なのに、あの手紙がもたらす影響への想像力があまりにも欠如。
彼女に見せるのも、彼女も分かってるから大丈夫と思ってるのも、なんだかなあ…
彼女を救ったというけど、婚約解消を巡るアレコレでもっと病んでしまわないか?
あのお父さんが余命いくばくかの娘を外国旅行に行かせるか?
業界事情を何も知らない一般市民ですが、普通の企業であれば、内部統制が効かない中で、つまり、誰も文句が言えないようなどこかの力のある人の意向に従って、渋々やってしまった仕事。
ちょっと前のダイハツさんのようなことが起きてやしないか。
そんな印象です。
もちろん、芸術の世界なので、出来栄えに関わらず、自由に創作して欲しいし、その結果としての作品ならまったく文句はないのですが、あまりにも安易に作られすぎな印象が強くて心配になりました。
愛を終わらせない方法とは⁉️
最初に鑑賞したときは、何かモヤモヤしてスッキリしなかったんですが、2回目の鑑賞でスッキリしました🙆
藤代と弥生が結婚準備をしているのに、突然、弥生が失踪する。
しかし、過去を辿っていくと、それは突然ではなく、必然的に逃げてしまったことがわかる。
愛を終わらせないために…😓
そんな折に、学生時代の恋人春から手紙が届く。
二人で行くはずだった憧れの場所から…😨
なぜ今ごろ、春は藤代に手紙を書いたのか⁉️
なぜ突然、弥生は藤代から逃げて春のもとへ行ったのか⁉️
2回観ると、一つ一つの描写が無駄なく見事に構成されていることに気付いた🤔
愛とは何かを考えさせられる素晴らしい映画かなと思う🈵
愛を終わらせないために、選んだ方法とは‼️❓
結婚を控えた精神科医の佐藤健は、死にかけの元カノからの手紙に狼狽し我を失う。
悩んだ婚約者の獣医の長澤まさみは、突然、元カノがいる施設に、見習職員として、元カノを介護する。
勘づいた元カノは、長澤まさみの決意にほどされ、佐藤健に彼女と結ばれるよう、最後に手紙を書く。
元カノも辛いが、長澤まさみは、さらに苦渋の決断なのだ。
それを知り、佐藤健は、彼女と前に進もうとする。
それぞれの愛が交錯するが、元カノも苦しい運命なので責められない。
長澤まさみも、行動からすれば、ヤバいのスレスレだが、控えめで、直向きなので、共感出来る。
佐藤健は、優柔不断で、なんとなく医者に、落ちこぼれの精神科医だが、人間だから、それくらい赦してあげよう。
大画面で、風景も、美男美女も美しい、歌も素敵だ、結末も素晴らしい👍ありがとうございます😭
ホラー映画だった
1番の感想
ホラー映画じゃん…
びびった場面。
父親1人じゃ眠れないんだ
弥生の写真でてきた時
ハルが、なんとなくわかっていました
といったとき。
原作より人間関係がペラペラに感じる。原作読んでる前提?
ゲイ(バーの店長)少しきもい。
偉そう。
藤代、精神科なのに患者に手をだすのあり得ない
転移じゃん
患者なのになんで、病院で診察室以外に散歩?しながら話してる?
父親が、ひとりでハルに依存?
虐待うけてるのかと思った。
写真張り巡らせてストーカーみたい。
父親が離れられないからハルは旅行に行けず。
弥生が手紙を盗みみてホスピスいって働いてる。(ハルが生きてる頃)
藤代の彼女だということは隠してるけど、
ハルは気づいてた
どうやって住所しった?
死ぬのわかってるなら、藤代はなんで行かなかった?
ハルが残したカメラを現像したら弥生の写真あって、海に迎えにいく。
抱きしめて
弥生がかえってくる
泣いて
日常へ。
動物のうんちく
相手のことを知る努力??
弥生は最初患者
ラストと付き合う時
追いかけるシーンかぶる
壊れるグラス、詰まる洗面所
大学は地方なのかな?
ペンタックスは大学で働いてて暗室かしてくれる。
なんでハルが死んだことペンタックスは知ったんだ?
ハルは家近いっていってたし。
父親どこいった。医大だよね?
ハルはどんなしごと??
一瞬、愛が重なったふたりなら変化してもわかりあえる
みたいのは原作と一緒
フジが相談した女医先輩シンママ
愛を失わない方法
手に入れないこと
愛することをサボらないこと。かな?
愛を終わらせない方法を考えてみた
愛を終わらせない方法
①愛することをしない
②愛する人の前から去る
③深く愛さない
④相手の気持ちに関係なく愛し続ける
春はフジの愛を受け止めず、思い出の中に閉じ込めて永遠の愛にする。
弥生はフジの愛が変容したり消えたりしないために彼の前から姿を消す。
フジは春と別れた喪失感から、深く愛さないことで愛を守ろうとする。
春の父は娘を失いたくないため娘に固執するが、父も娘も共依存である。
登場人物はみんな、どこか病んでいるようであり、自分以上に相手を愛することが出来ない。恋愛をしない、結婚を考えない人が多い理由がわかる。愛することのリスクは多い。
春が大学時代に行くはずだった旅先の景色がきれいなことで少し救われる。
愛の喪失と再生
結婚のハードルを飛び越えられない【若者たち】へのメッセージ
なのだろうか?
感動して号泣するタイプの映画とは言えない気がします。
ちょっと地味です。
いい話なんだけど、それ程泣けない!!
結婚式を控えた弥生(長澤まさみ)がフィアンセの藤代俊(佐藤健)の前から
突然姿を消した。
その謎を紐解いて行くミステリー的な展開。
ファースト・シーンはボリビアの天空の鏡(ウユニ塩湖)に立ち、
感動の面持ちで一眼レフカメラのシャッターを押す春(森七菜)。
伊予田春は俊の大学時代の恋人でした。
2人は写真サークルの仲間で、春の写真への情熱は
アマチュアの域を超えた芸術家肌の女性でした。
2人で街歩き撮影や、スクーターで遠出して、
朝日の昇る絶景ポイントで撮影したりしながら愛を育てて行きます。
俊が親友のペンタックス(中島歩)を、出し抜いて一時間早く到着したり、
俊は春に夢中です。
(2人は写真家志望なので映像はどこを切り取っても美しい。)
そして父親の衛(竹野内豊)に紹介された時、
俊はある違和感を持ちます。
父親の衛が見せてくれた春の写真コレクションの一室。
そこには伊予田春の子供の頃から現在までの膨大な写真が、
部屋の壁中に張り巡らされて整理整頓された資料室のような部屋。
衛の春への尋常ならぬ執着を物語っていた。
竹野内豊はほんの数シーンで父親の異常な愛を表現。
数シーンで娘の愛に介入する、只ならぬ怪演。
(この父親、窒息しそう)
それでも春の行きたいと言うボリビアやプラハ、アイスランドの旅を
俊は計画して予約。
出発の日に国際線ロビーに着いた俊の目に、
荷物の用意も何も持たない春が座っていた。
恋は終わりました・・・春は飛べなかった。
(しかし俊の心に春は居続ける。)
この映画は、海外ロケにかなりの制作費を掛けています。
ロケ地は夢のように美しいです。
ボリビア~チェコ~アイスランドのブラックサンドビーチ。
ブラックサンドビーチはまるで十戒ですよー。
浜辺には巨大な海食柱。
大きく開けたそこに荒々しい波が割れる。
【モーゼの十戒の津波みたいに恐ろしい程の奈落へ落ちる波】
(ブラックサンドビーチは、はじめて見ましたが、衝撃的です)
尋常ならぬ風景への情熱・・・
この情熱こそ、春の写真への愛!!
(エンドクレジットに50人位の外国人名があります。
お金掛けたんですね。
海外ロケが森七菜ちゃん一人で、佐藤健が追いかけない設定なのも、
惜しいですね。
2人が並んで歩いたり、会話したり、喧嘩したり・・・
・・・そういう映画じゃないんですけれど、
・・・でも、俊は何故春を探さない?
・・・どうして春に会わなかったのだろう?
・・・とても疑問に思います。
だからこそ、現代的な愛のストーリーなのかもしれません。
春も弥生も俊も、三者三様に自分の殻に閉じこもっています。
悪く言えば病んでいる?
3人の中でも、春は一番酷い孤独癖で、
俊を愛しているけれど、
決して傷つかない安全地帯にいる。
一方的に【手紙と写真】を送りつける。
そして無意識に俊を呪縛している。
今の若者の他者を受け入れない部分を弥生も強く持っている。
しかしその弥生が、行動する。
俊を縛る元彼女の春と向き合うため、ある行動をとります。
もう孤独癖の弥生ではない。
俊への愛を弥生はそれ程大事に思っている。
そして弥生の思いがけない行動力は
《愛の亡霊と呪縛》を
打破して解き放つような・・・。
この映画はエモーショナルな恋愛を描かず、
愛に簡単には飛び込めない臆病な若者を描いているから
若者の大きな支持(発行部数33万部)を得たのかも知れません。
映像は綺麗。主題歌も良い。
美しい映像にそれっぽい台詞が並べられてるだけで、自分にはなにも響いてこなかったですね...。
長澤まさみが失踪して、佐藤健がやたらと色んな人から責められてるが、え?彼そんな悪いことした?って感じで、長澤まさみの妹とか、大賀が言ってることに全く共感できず。予告にも入ってたともさかりえの「なんでそれで結婚しようとしたの?」とかも、そこまで言う?って感じでした。みんな妥協で結婚するでしょ。
冒頭の結婚式場見学の時とかも普通に仲良い普通のカップルで、まさみちゃんは時々無の表情してたけど、何がそんなに不満なの?って感じでした。
それに付き合いたての時はちゃんと愛し合ってたんですよね?年月が経って当時の愛はなくなり情に変わる。全てのカップルが経験するものすごいフツウのことを、長澤まさみはなんであんなに苦しんでたんですかね?
佐藤健だけのせいではなく、二人の関係が変わっていったことは二人の責任なのに、佐藤健だけ責められてるのが?でした。
そして元カノに会いに行くだけでも気持ち悪いのに、そこで職員として働くって...完全に恐怖。気持ち悪い通り越して怖すぎる女。仕事もほっぽり出してみんなに大迷惑かけてまで何がしたかったのか、全く意味が分からないです。しかもそれを長澤まさみが元カノに告白した時に、元カノが「なんとなく分かってました」って、そんなわけないだろ笑、エスパーかよ笑、とご都合主義すぎる台詞に思わずツッコミました。
あと、夜中に元カノが体調崩して気持ち悪いって言ってたのに、その直後のシーンでたい焼き食べてて、いやさっき気持ち悪いって言った病人にたい焼き出すなよってつっこんじゃいましたね。しかもたい焼きを頭から食べるかしっぽから食べるかっていうこすりまくってるどうでもいい台詞のために...。そういう雰囲気台詞が多くて、まあ川村元気さんの趣味なんでしょうけど、、、学生とかには刺さるのかな。ちょっといかにもすぎて、その割に感情がのらないのですべってる感じでした。
大賀の役どころも、とりあえずジェンダー系の奴出しとけ感がすごくて、何のためにいたのかわからず。
最後の方で佐藤健が深夜に動物園行くのに付き合わせてますが、なんのために連れてきた?一人で行けよ、と思いました。おそらく佐藤健をずっと好きな大賀の気持ちに気付かない、そういう無神経なところがある奴だと描きたかったのかもしれませんが、、、とくに効果的でもなく。
大賀も佐藤健を好きな(?)割に終始攻撃的で、何をしたい人なのか分かりませんでした。
あと、とにかく竹野内豊が気持ち悪い。
あの父親とその後どうなったのか全く描かれてなかったですけど、元カノの死に際にいなかったのでおそらく死んだんでしょうね。てっきり元カノが佐藤健と空港行っちゃって、ショックで自殺でもするのかも思いましたが...そこまでの鬱展開ではなかったですね。
元カノが佐藤健ではなく父親を選ぶ展開はいいのに、佐藤健側の心情だけで元カノの心情を描かないからせっかくの泣きどころなのに泣けませんでした。
二人が付き合ってからのシーンが、どこかの店とかで向かい合って旅行の計画立ててるシーンだけなので、二人がどれくらい想い合ってるかとかが描かれてないから、二人の別れがどれほど辛いかがイマイチ分からなかったです。
割と付き合ってすぐ別れた感じに見えたので。
二人の付き合ってからの想いあってるシーンがもうちょっと欲しかったですね。
海外ロケは素晴らしく、主題歌も良かったです。
ただそっちに予算使いすぎてストーリーが疎かになった感はありますね、、
東宝作品はキャストは良いしお金はかけてるのに中身がないから残念です。
ちょっと惜しい
題材や雰囲気などは正に面白くて切ない王道ラブストーリーなはずなんだが、何故か感情移入?共感?ができない。なんでだ?だから切なくないし泣けない(笑)
佐藤健の本心が見えなかったり、あっちいってこっちいってとシーンが変わるのもよくあるパターンなんだけど、それがこの映画では2人のいつの話なのかがイマイチ分からず混乱させる。唯一、最後の方だけは上手く分かりやすく良かった。特に長澤まさみを森七菜が写真を撮ったシーン。
ついでに毎日通る新宿の街並みが親近感で良かった。
動物園で長澤まさみが泣くシーンは出会った頃?
終わりかけ?
森七菜の最後見つけた手紙はいつ書いたやつ?
既に旅先から送っていたよね?
海でのナレーションは既に佐藤健読んだやつだっような、、、
疑問点が残る
いつかWOWOWでおさらいが必要だな。
ミステリアスな展開に引き込まれるが、終盤は理解が追いつかずに取り残される
主人公(佐藤健)と元カノ(森七菜)及び今カノ(長澤まさみ)との恋愛模様が並行して描かれる中で、どうして元カノは一人で世界を旅しているのか?、どうして今カノは突然姿を消したのか?というミステリアスな展開に引き込まれる。
ただ、終盤に明らかになる、元カノと今カノが接点を持っていたという事実は、確かに衝撃的ではあるのだが、このあたりから理解が追いつかなくなり、物語から取り残されてしまった。
今カノは、どうやって元カノがホスピスに入所していることを知り、その場所を見つけ出したのだろうか?
今カノが、元カノの手紙を読んだり、インターネットで調べたりするシーンはあるものの、それで、主人公ですら気が付かなかったことを知り得たとは、到底思えない。
今カノがホスピスに務めるに当たっての、「失ったものを取り戻すため」という理由も、あまりにも漠然としていて分かりづらい。
今カノは、自分が幸せになることに臆病で、後ろめたさを感じてしまうような性格なので、元カノに会って、今でも主人公を愛しているのかどうかを確かめたかったということなのだろうか?
あるいは、自分が主人公と結婚することについて、元カノの許可を得たかったということなのだろうか?
だとしても、「失ったもの」の意味が、今一つ腑に落ちない。
もしかして、「失ったもの」とは主人公の愛情で、「愛を終わらせないため」に、自らを「手に入らない」存在にしたということなのだろうか?
それだと、今カノが失踪した理由にはなるだろうが、元カノがいるホスピスで働くこととの関連性が見い出せない。
そもそも、「手に入らない」存在になろうとしたら、結婚することなど永遠にできないのではないか?
さらに、もし元カノが元気で、しかもまだ主人公を愛していたら、今カノは、どうしたのだろうか?おとなしく身を引いて、主人公を元カノに譲ったのだろうか?
言い方は悪いが、元カノが死ななかったら、こんなに美しいハッピーエンドにはならなかったはずで、そうした「ご都合主義」的な話のまとめ方にも、少なからず興醒めしてしまった。
愛を失う恐れ
公開初日に観に行った。良かった。
一度で受け止めきれない部分もあったので、もう一度観てみたい作品だと思った。
# この映画のテーマ
愛とそれを失うことについて、不眠、動物、心理学的ジレンマ。
# ウユニ塩湖
鮮烈なウユニ塩湖の景色から映画は始まる。冒頭に美術的なビジュアルを持ってこられると「絶対にこの映画は良い作品だ」と確信する。
# 逃げた女
結婚を前にして女は突如失踪する。
どんな理由があっても急に音信不通にするなんて許されることではない。最低の行為だ。
何やら事情があったのだろうが、知ったことでない。この女は過去にも別の人と逃げたことがあるらしい。同情の余地なし。
映画を観終わったらある部分忘れてしまったのだが、観ている最中はとにかくこの人に怒っていた気がする。
# ぐずぐす精神科医 フジ
逃げられた方の男。
煮え切らない精神科医の男。
自分の心のうちは話さない。
何をされても何を言われても怒らなさそう。
日々を虚無的な感覚で生きていそうな男。
生きる精気がない。
彼女に逃げられたにも関わらず「むしろ何故そんな状態で結婚しようと思ったの?」的なことを諭される。かわいそう。
もっと怒っていいよ。
# 輪郭から描く
一体事実は何なのか。この物語の確信は何なのか。
テーマは少しずつ少しずつ薄皮を剥ぐように明らかになって行く。すぐには答えを出してくれない。その謎解きみたいなもどかしさが良い。
親切な説明がなければないほど謎を解きたくなる心理が生まれる。
# 幸せが怖いという心理
幸せになるのが怖いという心理が人にはある。僕にもその気持ちは分かる。
愛が手に入ると退屈になってしまい、愛が冷めてしまうと考える。
蛙化現象のような、それに近い複雑な心理。
難儀なことだと思う。もっと穏やかに人を愛し愛されることを楽しめば良いのに。
と、そう思うのは不安を感じにくい人の理屈だ。
余計な心理のせいでどうしても人を愛することに飛び込めない人もいる。自己防衛作用。
# 元カノ ハル
男の昔の彼女。
彼女もまた昔に男から去っていった。
なんと海外旅行のために空港まで来ておいて「やっぱり行けない」とかのたまうのだった。
それにはそれなりの理由があるのだが、やはり理不尽だ。
そして「私は選べなかった」的なことも言う。
いや空港に来ているということは君はもう一度選んでいるんだよ。それを当日にドタキャンして被害者面をしている。
約束というものが羽よりも軽いと思っている。
そして女は時を経てから「あの時はうまく愛せなかった」的な手紙を男に出して、ひとりで世界旅行に行くのだった。ものすごく自己満足だなと思った。
# 支離滅裂
このように映画を観ながら僕は複数の人間に腹を立てていた。
どうにも行動原理が支離滅裂だと思ってしまう。
だけど僕が単に、彼ら彼女らの複雑な気持ちを推しはかれていないだけかもしれない。育ってきた環境が違うのだから。
この映画で描かれているものが決して万人に分かる心理だとは思わないが、ダイレクトヒットする人もいるのかもしれない。
# 愛を終わらせない方法は?
これが観客に対する質問として投げかけられる。
人によって答えは違うだろうが、愛を終わらせない方法は、まさに愛することそのものではないかと思う。
あとは相手に寛容さを持って接することだ。
僕はそう思うけれど、もちろん愛を終わらせない究極の方法なんてあるはずはない。
# トリビア - カタログギフト
贈られたカタログギフトは50%も使われないらしい。
カタログギフトで選べるものに対してカタログギフト自体の値段がそもそも2倍以上割高な気がするが、しかも50%が使われないなんて。
結婚ビジネスのすごい世界だ。
# トリビア - 4月1日生まれ
4月1日生まれの人は学校で4月からの学級ではなくて、前年度の3月までの学級に入ってしまうらしい。へぇ。
# 仕掛けとしてのBAR
ドラマや映画ではよくBARが使われる。居酒屋も。
人と話すシーンを映し出すこと手間登場人物の今の心理を「自然」に語らせることが出来るというための装置だ。
自分はこの装置があまり好きではない。使い古されたお手軽な手法だし、手抜きな感じがするから。
# 佐藤健
最後のエンドクレジットが流れるまで主演はKAT-TUNの亀梨和也だと思っていたというね。思いきり人違いだった。
# 竹野内豊
安定の竹野内豊。佐藤健との共演は豪華な感じがした。
# ともさかりえ
最近見たサウナのドラマにも出てたな。
# 逃げた女の妹
アンニュイな表情で、間と話し方で複雑な心理が表現されている感じがして良かった。
# 舞台挨拶中継
はじめて映画館での舞台挨拶中継というものに行った。
映画終了後に30分ほどは舞台挨拶があったのではないだろうか。
こうして舞台挨拶を見ることで「この映画を観て良かった」と愛着が高まる気もするし、逆に舞台挨拶を見ている間に映画の余韻が引いていってしまう気もする。
一長一短だとは思うが、佐藤健、長澤まさみ、森七菜、監督の姿を見られて良かったと思った。
思いやり
精神科医の藤代。
大学時代の昔の彼女、春から続々
手紙が届く。まずはウユニ塩湖から。
そして二人で行こうと決めた場所からも。
今の彼女、弥生とは結婚準備をしていたが
突然姿を消す。
昔の彼女が忘れられない藤代も、どうかと
思うけど手紙を送り続ける元彼女も。
その手紙を読み帰国して療養している
春の場所で働いてる弥生も怖い。
そして色んな物を見すぎ。過去を知りたかったし
不安からくるのだろうけど………。
幸せになっても失う不幸があるなら不幸
のままで良い。愛があってもいつかは終わる
愛ならば要らない………。
普通に目の前いる相手に対して思いやりが
ないからではと感じてしまう。そして良く観てないからだよね。薄っぺらい感謝は心そこに在らず。
音響の入れるタイミングと大きさが画像と
マッチしてなかった気がする。
素敵な俳優さん、女優さん、美しい景色
だけを並べてるだけでは難しいよね。
唯一、春のナレーションが良かった。
藤井風さんの『満ちていく』が流れたが
私は満たされなかった。
もう少し厚みのある脚本と演出が
あればと思う作品でした。
【”二つの愛を終わらせない方法。”今作は、観る側に、多様な恋愛観、結婚婚について、感慨及び問題提起を与える作品でもあると思います。】
◆感想
ー 冒頭、20代、30代の恋愛、結婚観についての数字が語られる。驚くのは、恋愛するよりも、一人で居たい方の数値である。
結婚は確かに色々と面倒だ。
だが、私の人生は結婚し、子を持った事で、豊かになった事は間違いないと思っている。
全て、私の妻になってくれた女性のお陰だと思っている。-
・精神科医の藤代(佐藤健)と獣医の弥生(長澤まさみ)は同居しており、婚約もしているが、寝室は別々・・。
ー 更に、二人の関係を象徴しているのは、愛があった頃に買ったワイングラスが割れるシーンと、水が流れにくい洗面台である。-
・藤代の元に大学時代の写真部の年下の恋人、春(森七菜)から手紙が来る。それには、学生時代に藤代と行くはずだったウユニ塩湖の写真も同封されている。
ー 因みに、藤代は学生時代に春と交わしていた手紙を捨てていない。更に弥生と知り合った精神科医の診察中も、表情に精気が無い。
春を忘れられないのだろうか・・。-
・4月1日が誕生日の弥生は、その日、突如出奔する。
ー 藤代との間に微妙な距離感が出来ていた事と、春の手紙を読んだ弥生が”ある行動”を取った結果である。”ある行動”とは、春が入所していたホスピスの職員になる事。-
・春は、学生時代は父(竹野内豊)の事が心配になったのか、父に反対されたからか藤代とのウユニ塩湖、プラハ、アイスランドへの旅行をドタキャンし、藤代との関係も終わる。
だが、死期が近い事を悟った彼女は、一人でウユニ塩湖、プラハ、アイスランドを旅し、写真を撮るが、アイスランドで倒れてしまう。
ー この旅の手紙が、藤代に届くのである。-
・藤代は学生時代の写真部部長(中島歩)から彼女が死んだことを聞かされる。そして、彼女の遺品のカメラのフィルムを現像すると、そこには笑顔の弥生が映っていた。
ー 春と、出奔した弥生との接点がここで分かる。-
<これは、私が勝手に抱いた感想であるが、
今作は、春は、自ら死の直前に撮ったウユニ塩湖の写真を藤代に贈る事で、”藤代への愛を終わらせない。”想いを遺すし、
弥生は”彼は私を本当に愛しているのか”疑問を持つようになった藤代の前から出奔する事で、”藤代との愛を終わらせない。”という思いに駆られたのではないかな、と思った作品である。
今作は、観る側に、多様な感想を与える作品でもあると私は思います。>
愛を終わらせない方法はきっと手に入れないことだけではない。
彼女の父に〝娘と離れられない〟と言われた彼氏
彼氏と行く旅の出発前に〝父親を選んだ〟彼女
嫌いになったわけではなく別れた藤代と春。
あの時たしかにそこにあったものを胸に2人とも別々の時間をずっと生きていたんだろう。
月日が経ち藤代と弥生が出会う。
ー求めてもいない、与えてもいないー
そんな虚ろさが似た彼らを近づけたひとつのかたち。
それは終わらせない愛のための寄り添いだったのかもしれない。
本音に鍵をかけた物わかりのよい大人が日々をやり過ごし、辿り着いてもいない愛を結婚というかたちの蓋で閉める。
それを自覚する〝自分自身〟のわからなさと藤代のなかにある時から止まったままの時間を感じる弥生。
弥生はある手紙を読み飛び出す。
おそらくそれは何かを失うことになってもいいと決めたような衝動だった。
ごまかして生きる自分に気づきながら耐える虚しさの限界にいたのだ。
弥生は、その文面に浮かぶ自分にはないおもいで藤代をみつめていた春を知ることで藤代を感じようとしたのではないか。
その先で自分が何を思うかを確かめるために。
藤代はその手紙を読み弥生を追う。
過去を引きずる自分が、当たり前にすぎていく毎日のなかで敢えて目を背けていた「今ここにあるものの大切さ」を失いかけようやく気づいたから。
春は手紙を出し藤代が止めているだろう時を動かそうとした。
彼を理解し愛した者として幸せを祈り、それができるのが自分の最後の時間だとわかっていたのだろう。
手紙と写真にこめられた春の願いに、動きだした藤代と弥生の心がようやく自分をみつめて踏み出した。
天国があるならこんな光がさしている気がするウユニ塩湖。
時の音を石畳に沁み渡らせ百塔の前に佇ませながら時空を越えていくプラハ。
魂のはじまりとおわりの瞬間を同時に感じるアイスランドのブラックサンドビーチ。
変わらぬもののなかで変わりゆく時間を生きる。
変わりゆく時間を変わらぬもののなかで生きる。
しょっぱい海風も浴びるけど
自分の心の声をききながら
ゆっくり前へ、前へ。
愛を終わらせない方法は手に入れないことだけではなかったのだよね。きっと。
評価変更済み
排水口の“募”まりと察せなさ。
結婚間近、医師の藤代と獣医の弥生と10年前の2番目の彼女ハルの話。
結婚間近に突然失踪した弥生、その失踪する前の生活、藤代と弥生の同棲生活の家に届く10年前に付き合っていた彼女ハルから届く手紙と、「愛を終わらせない為には」と問う弥生と、それを答えられない藤代のストーリー。
冒頭の藤代へ送った手紙を読むナレーションの森七菜さんの声から何か良くて。
本作を観て思ったのは作品感想よりも、いつも一緒にいるカップル、夫婦と終わらせない愛の答えは「相手を思う想いやり」と私は思ってます。
日々の日常でそれが欠けてしまい、一方的になってしまうと片方はつまらないし冷めると思う。でもそれって相手がいる時ほど気づかず、いなくなってから気づくのよね。
合間に入る森七菜さんの手紙を読む声のナレーションが切なく心地よく、春に会いに行った弥生と、それを察してた春のシーンには涙。
ラストは再会出来て良かった。
主題歌のMV特別版が作られたら、そっちの方が完成度が高いとかになりそう
2024.3.22 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(108分、G)
原作は川村元気の同名小説(文春文庫)
婚約者に逃げられた精神科医が自分の過去を振り返る様子を描いたヒューマンドラマ
監督は山田智和
脚本は木戸雄一郎&山田智和&川村元気
物語は、結婚を控えた精神科医・藤代俊(佐藤健)と婚約者・坂本弥生(長澤まさみ)が、結婚式場などを見て回る様子が描かれて始まる
それと同時に、俊の大学時代の恋人・春(森七菜)が、ボリビアのウユニ湖を歩きながら、自身が綴った手紙を読み上げていくイメージショットが重ねられていく
大学時代に写真部に入っていた俊は、新入生の春と仲良くなり、部長のペンタックス(中島歩)を出し抜いて付き合うまでになっていた
だが、彼女と世界中を回る旅行を計画するものの、ある理由でそれは叶うことはなかった
それから、二人の関係性は終わりを告げ、その10年後が現在にあたる
精神科医として働き出した俊は、そつなく仕事をこなしつつ、元患者の弥生との交際を続けていた
同棲も始めていて、いよいよ結婚間近という頃になって、突然弥生がどこかへ行ってしまう
彼女の妹の純(河合優実)を訪ねてもわからず、行きつけのバーのマスター・タスク(仲野太賀)に聞いてもわからない
そんな折、ペンタックスから「春が死んだ」と告げられ、「ある場所に行ってほしい」と言われるのである
という流れになっていて、映像はもの凄く綺麗で雰囲気は抜群の映画になっていた
だが、登場人物の思わせなセリフの応酬になっていて、こんな会話をする人間がいるのかと思ってしまう
誰もが正解を知っていて、俊だけが知らないみたいな感じになっていて、遠回しにお前が悪いと言っている割には関係性が悪化しない
このあたりを許容できる人向けという感じになっているが、後半の「春のその後」で「これはダメだ」と思ってしまう人も多いように思えた
春は何らかの病気に罹って死んでしまうのだが、その予兆がほとんどなく、彼女の父(竹野内豊)がどうなったのかも放置プレイになっている
弥生があの場所に行けたのは「春の手紙の発信元がホスピスだったから」だが、俊はその場所に彼女がいることに無関心だったという感じになっている
彼の中では春との恋愛は終わっているのだと思うのだが、旧友がどこにいるのかぐらいは気にするもので、そこがホスピスであるならば、何かしらの引っ掛かりがあっても良さそうなものだったと思った
映画では、春は病で死ぬものの、「父親の末期癌が見つかって人生観が変わった」でも同じ内容の映画が作れてしまう
彼女を死なせたのは感動させるためという感じがしていて、生きているけどもう交わらないというラストでも良かったと思う
弥生は「答え」を探していて、それを「春が持っている」と感じているのだが、彼女を看取る側に立たなくても、一緒に働くというのでもOKだったりする
このあたりの無理矢理感動に持って行こうとする流れがわざとらしい感じになっているので、涙腺すらピクリとも動かないのである
いずれにせよ、愛がどのように継続するのかをメインに描いていて、「愛に満ちていた自分を探すために旅をする春」がある答えに辿り着き、それは「愛が離れるかもしれないけど、それも含めて人生を一緒に歩むことに意味がある」的な感じに締めくくられている
これが「ハッとするほどの答え」という感じになっていないのが問題で、ある程度の年齢の人だと「そりゃ、そうでしょ」という感じになっていた
そう言った意味において、この映画独自のものというものが感じられないので、綺麗な風景と演者、藤井風のエンディングに浸りたい人向けなのかな、と思った
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