シェアの法則のレビュー・感想・評価
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良くも悪くも演劇の映画化したって感じが拭えない
どう考えても良くも悪くも演劇の映画化したって感じが拭えない。
なんでしょうねぇ…演劇独特の笑いセンスというか演技というか
人の登場の仕方なのか…?
でも、本筋はメッチャいい話。
とっても頑固で古臭い昭和のお父さんが、奥さんがやっていたシェアハウスを経営する事になって、住人とぶつかりながらも色々な事情や生き方がある事に気づいていく話。
で…結局、これって演劇で観た方が面白そう。
映画を観て、幸せの価値観が少し変わりました。幸せになる為のヒントが...
映画を観て、幸せの価値観が少し変わりました。幸せになる為のヒントがいっぱい隠されていて、見つけるたびに得した気分になりました。
地元感満載❣️
こんなにも、雑司ヶ谷にフォーカスした作品は、ないと思う。
地元としては、とても嬉しい。
いつも見てる風景が、スクリーンを通すと
とっても素敵に、見えました☆彡
演劇も、見ました。
どちらもよいですね!
共存する・共有するということ
古典的な「日本のお父さん」がライフスタイルや人生設計の基準が異なる人々に関わることで、価値観をアップデートする物語。
秀夫は妻・喜代子に対し、習い事を止めさせたり目と鼻の先の事務所に昼食の調味料を運ばせたり、自分の指示した進路に進まなかった息子・隆志に対し冷淡な態度で接したりと、モラハラ・ロジハラ気味の人物として描かれている。
対して、訳ありの住人達を率先してシェアハウスに迎え入れる喜代子は聖人のように語られる。しかし当方には、家族の財産である自宅で家族に黙って法的にアウトな行為を黙認したり、秀夫の得意先に紹介した人物の勤務態度が破綻しているのを放置していたり、彼女もなかなかの人物に見えた。
隆志の件も、秀夫との親子との溝があるのは察するが、そう青い年齢でもなく家族を持ちたいライフプランを描いているくらいには成熟しているのに、自分の事業に対して「でもでもだって」を繰り返すのがピンと来なかった。
どこか大人として社会人としての責任が欠けた描写がある人々に対し、厳然と接する秀夫はそんなに悪い人物だろうか。
秀夫の態度は後々登場人物からキツく責められもするのだが、その場面では彼が一方的に責められるばかりで味方は現れない。士業を営む秀夫は安定した仕事をしており、シェアハウスの住人や家族からすれば上から目線の物言いばかりに見えるのかもしれないが、彼の顧客は地元の事業所が中心であり、バブルを経て延々と続く不景気やリーマンショック等をサバイバルしてきた秀夫にも苦労があったはずで、「自分のケツは自分で拭け」と言うのもただの拒絶には思えなかった。手が後ろに回ってからはケツも拭けないし、ごめんなさいでは済まないこともある。
本作が描きたいであろう「多様性の容認」や「寛容さ」に対し、どうも秀夫の扱いがその逆を行っているような印象だった。シェアハウスという大勢が密に暮らす環境を舞台にしたのも、多様性をただ並べるだけではなく、その一歩先の共存までを描きたいのだろう。コミュニティ内の少数派や既存のマジョリティを敵として大きな声で責めて反省を促すのではなく、自分と異なる価値観や願望をどう相手と擦り合わせるか、自分と相手の考えや希望をどう情報として共有するか、どう共存する方向を見つけていくか、その成長を丁寧に描いて欲しかった。
もとは舞台劇だというから、舞台のライブ感やオリジナルの尺で見ればこの筆致にもカタルシスはあるのかもしれない。また、人がフレームに入ってきて話をしてまたフレームの外に去っていく、というシーン構成が多く、舞台の場面づくりのままなのではないかと気になった。
人物描写や内面の遷移の描き方、テーマの掘り下げ方には疑問が残るが、その難物達を不快に見せない佇まいは配役の巧さが光っていた。厳しい物言いが威圧的になり過ぎない小野武彦さん、愛嬌あふれる表情で家族やシェアハウスの面々を見守る宮崎美子さん、独特の距離感と繊細さを存在感をもって表現する大塚ヒロタさんが良かった。
大切なことを気付かせてくれる温かい映画
価値観が変わりゆく今の時代にピッタリのストーリーです。
個性溢れるシェアハウスの住人と古い価値観をもつ頑固な大屋さんのやり取りがリアルで、まるで隣町にシェアハウスが在るかのような気分になるくらい、とても入り込めました。
様々な喜怒哀楽が盛り込まれているのに、終始愛に溢れていて、大切なことを気付かせてくれる素敵な映画です。
この作品に出会えてラッキーでした🌝
たまたま時間が空いて観に行ったのですが、観ることができてほんとにラッキーでした。今起こっているさまざまな問題をとりいれながら、重くなく、考えさせられ過ぎることもなく、自然に共感できて、自然に感動の涙が溢れる作品でした。様々な問題を抱える登場人物に共感しながら、穏やかで暖かい空間を味わうことができる映画だと思います。
天空からの鳥目線が気持ちいい
とても優しい映画でした。
色々な事情を抱えた人達が暮らすシェアハウスを舞台に、妻の入院で嫌々大家をする事となった税理士の主人公の奮闘を描く映画で、この主人公私を含め世のおじさんの最大公約数のような方です。
やはり息子とは相容れない事もありますよね。私も自分に「自分とは違う、息子は息子の人生がある。」と言い聞かせています。
昨日「首」を観て来たので、中々の振り幅で邦画の奥深さを感じております。
小野武彦さんの尖ったセリフがもう少し欲しかったです。
女優陣が見事で鷲尾真知子さんはさすがでした。
大きな事件が起こるわけではないですが、最後まで見続ける事ができた品の良い映画でした。
"ありがとう”でした
松山市で行われた舞台挨拶に立ち会えるハッピー。
ここで、脚本家プラス出演していた岩瀬顕子さんが、私の書く脚本のテーマは”ありがとう‘ですと仰っていましたが、本当にそのままの映画でした。
懐かしい感じのわかりやすいストーリー展開と数々の伏線、ハッピーエンド。きっと昭和の人々のために撮った映画に違いない。満足です。
笑顔と涙も交じる微笑ましい映画
昭和なウェットな人間模様が令和でも通じるストーリー。シェアハウスに住む多様な住民のやりとり、対話によって少しづつ気持ちが変わる描写が印象的な映画でした。優しくもあり笑いあり涙ありと楽しませていただきました。
流れもラストもおおかた予想がついちゃうけど、 でもそれでも、 ほっ...
流れもラストもおおかた予想がついちゃうけど、
でもそれでも、
ほっこりできる素敵な作品でした
シェアとダイバーシティを自然に伝えてくれる映画です。
思いやり、ダイバーシティ、
性別、人種、さまざまな事情を
多くの人が抱えていることを
自然なリズムとテンポで
それも、ごく日常的な一部から
私たちが生きているなかで
忘れてはいけないことを
改めて感じさせてくれる映画。
シェアという言葉が
多く使われている現代。
シェアハウスを舞台に
家以外の多くのシェアが
あることを一気に感じれます。
岩瀬さんの描くストーリーも描写も
一言で言うと美しい!
人間の多様な部分と
交わることで生まれるものが
絶妙で、知性も品もあり、
考えさせられ、クスッと笑えて、じーんと泣ける。
人情と事情
国籍、性別、職業、生活習慣。何も交わることはないけれど、現状と過去。人情と事情が交わり、笑ったり、泣いたり、今と向き合って行くシェアハウスの住人たち。親子の関係、近所付き合い、大家さんとご主人。ご主人の人情と感情の変化をもたらす住人たちの人間模様。
いつもながら、岩瀬さんの脚本には、泣いた先には笑ったり、心模様と社会状況との絡み合いのなか、エンディングにはホッとじんわり落着するストーリーに毎回グッとさせられます*.(*´͈ ˘ `͈*).*
また、舞台版と併せての上映会があると、とてもとても嬉しいです!!
自然と心温まる映画
笑いあり涙ありの物語。
バラバラな生き方をしているシェアハウスに住む人物たち。それぞれに暗い事情がありながらも、明るさがあるのは管理人さんの春山喜代子(宮崎美子さん)の存在が大きい。
コミカルに描かれているシーンもあり、つい笑ってしまうところもあった。
そんなシェアハウスの管理を急遽任された主演小野武彦さん演じる春山秀夫の、変化していく表情や心の動きにいつのまにか感動していました。
核家族化が当たり前となり、触れ合いのない冷たい生活に慣れたと思い込んでいたけど、「シェアの法則」に出てくる登場人物たちに「温かさは必要である」と感じさせてもらった。
日曜日の朝に観に行ったのですが、清々しい日曜日となりました。おすすめです。
心温まる優しさに包まれる名作
二回観ました。クスッと笑って、ホロリと泣ける作品です。名優さん方の演技が素晴らしい。
小野さんの昭和の親父の不器用なかわいさ。
宮崎さんの周りを暖かくする笑顔、鷲尾さんの惚けた愛嬌ある近所のおばさんは最高でした。
こんな時代だから人との繋がりが心に沁みました。観終わった後、隣の知らない方とよかったですねーとお話しました。感動をシェアでしました。とにかくオススメです。
シェアの法則
岩瀬顕子さん脚本・出演の映画 🎞️
『シェアの法則』と言うタイトルの
映画を新宿駅近くにて鑑賞してきました。
世の中、隣に住んでいる人も分からない方が多い中、シェアハウスという知らない人たちが集まり共同生活を行なって行く舞台、最初はギスギスしていたのが色々な出来事の中で、コミュニケーションが生まれ思いやりが出始め、心❤️を通わして行くストリーには人間は一人じゃないんだと人との繋がりの大切さを教えてくれる映画でした。
私にとって今年最高の映画です。
とにかくストーリーが素晴らしい。
ハテナ?と思わせる変な内容は無く、笑いあり、涙あり、感動ありの完璧な脚本だと思います。
主演の小野武彦さんの渋い演技、さすがです!脱帽!
年齢性別を問わず、多くの人に観てもらいたい映画です。
思いを伝える、言葉に出す大切さを実感
挿入歌で楽曲提供をしている總水とおまさんのファンで、そのご縁で映画を観に行きました。
とおまさんの「未だ見ぬ夢」が劇中で流れ、感動!
そのご縁で、この映画に出会えたことにも感謝です。
初日、舞台挨拶に観させていただき、役者、監督の皆さんの貴重なお話を伺うことができました。
小野さんは「踊る…」など、好きな俳優さんで、主演、本当におめでとうございますと言う感じです。
それぞれに色々な思いがあり、お互いを思っていても、きちんと言葉に出したり、その思いを伝え合わなければと感じました。
いつ、突然、大切な人がいなくなるかわからない…せっかくパンフレットを持って行ったのに(ネタバレになるので)、その話すらできず、きっと喜んでもらえたのに。
私も、言葉に出すのが苦手なので、色々考えさせられることがありました。
暖かくて、そして、感動(ホロっと)する作品です。
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