劇場公開日 2023年9月29日

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「冒頭魅力的だが、単調で後半眠くなる」ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇 cycycyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0冒頭魅力的だが、単調で後半眠くなる

2023年10月1日
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鑑賞方法:映画館

オートクチュールのファッションショーの舞台裏から入って、ゴルチエの「ファッションフリーク」というミュージカルの舞台裏へ話が進む。舞台裏の場面の合間にゴルチエのモノローグがたびたび入る、という作り。冒頭のファッションショーの舞台裏は、ショーに出るダンサーのダンス見るだけでも楽しく魅力的だった。だがその後も舞台裏&モノローグが、延々と続く。なにかトラブルが起きたり、ゴルチエにとって大きな出来事があったりしても、その場面により多く時間が割かれるわけでも、見る人に感じたり考えたりする時間を与えるような間が増えたりするわけでもない。最初から最後までずーっと同じテンポで場面→モノローグ→場面→モノローグ・・・がひたすら続く。さすがに後半は飽きてきて何度かうとうとした。個人的には、特別人脈に恵まれた出自でもなければファッションの教育を受けたわけでもないゴルチエが、なぜ世界的ブランドにまで成功することができたのかの説明がもっと見たかった。きっとそこには夢があるような話はないんだろうなぁ、と想像しながら見た。
ミュージカルは見てないが、この映画見る限り、なんか厨二病のにおいがする舞台だったんじゃないかなぁと思ってしまった。

cycycy