AIR エアのレビュー・感想・評価
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けっこう面白い
『マイケルジョーダン・ラストダンス』を去年見てナイキに乗り気じゃなくてアディダスがいいと言っていて、お母さんの勧めでナイキになったことも知っていた。しかし、その裏でこのようなドラマがあったことは知らず、すごく面白い。
お仕事映画で、おじさんたちが若者の顔色をうかがっているのがちょっと切ない。お母さんのタフなネゴシエーターぶりがすごい。マイケルジョーダンは本人映像と後ろ姿などだけだ。
主人公がいろいろな人の言葉に動かされているところがいい。自分も従姉妹に二十歳くらいの時に「ずっとふらふらしていて欲しい」と言われたことが心に残っていて五十を過ぎた今もふらふらしている。
・マイケルジョーダン役が少しでも交渉の場に出て欲しかった ・ソニー...
・マイケルジョーダン役が少しでも交渉の場に出て欲しかった
・ソニーがジョーダンの何にそんなに目をつけたのか、フワッとしすぎでよく分からなかったので、もう少し深掘りして欲しかった
大物キャストぞろいで、あの時代がよみがえる!
中学生の頃、エアージョーダンが大ブームになってました。あの頃、この映画のような裏話があるとは知らず、大人になった今だからこそブームを作り出す人たちの人生に感銘しました。しかし、事実に基づいているからこそなのか、なんか感動に物足りなさが残りました。大物キャストぞろいなのに、なんかこれでいいのか?という気分でした。
見応えのある作品でした
どこか『マネーボール』にも通じるようなスポーツの裏方エンタメ作品でした
84年デビューのNBAの当たりもあればハズレもあるルーキー達から誰と契約するのか
会議でもこれと言って意見もまとまらず
大学一年生時のジョーダンのプレービデオを観ていたソニーが
ある事に気づきジョーダンと何としても契約しようとまるで取り憑かれたように奮闘することから、この物語が一気に動き出す
ソニーが気づいたのはジョーダンの勝負強さ
負けられない試合の終盤でシュートを決められる精神的な強さ
しかもまだ一年生なのにこの大仕事を託せると
当時のヘッドコーチもチームメートもわかっていた
だから作戦として実行した
絶対にこの男はリーグを代表するスターになる
ジョーダン一家をナイキ本社に招いての運命のプレゼン
ジョーダンの正面のショットはまったくない後ろ姿だけ
プレゼンチームで作ったプロモーションビデオを上映中にソニーがマイケルの顔をチラ見する
あまり好い顔をしてなかったんだろう
突然ビデオを止めて部屋の明かりを点け直す
キング牧師のスピーチの後半はアドリブだったこと
どうしてマイケルにエアジョーダンを履いて欲しいのか
熱意を伝えるソニー
それにしても
当時からすでにあったであろう
シグネーチャーモデルのシューズに
本人へ利益の一部を分配してくれと交渉したジョーダン母の商才
これもなかなか驚かされました
さすがにそれは無理だよと契約を諦めかけてるソニーだけど
最後の最後でフィル・ナイトの男気
熱かったです
両者の本気
マットデイモンとベンアフレックのタッグと聞いた時
グッドウィルハンティングを思い出し
全身の血の温度が3度くらい上がった
その血の温度は変わらず映画に流れ込んだ良作だった
ジョーダンはほぼ出ないがジョーダンの家族を通して
ジョーダンが何を思うのかも見えてくる
サニーとそのスタッフ、ジョーダンとその家族
お互いの本気が交わる良い映画だった
最後サニーがトラックを軽く走るが、シューズへの熱が残っていたのかもしれない
途中でやめちゃうけどw
親友になるかな?と思ったエージェントの彼とは1回位ディナーすればよかったのにね
役の上の体型だな・・・とセリフの端々に出ていたので
サニー役のマットデイモンは多分映画の後は身体を絞ると思う
また天才2人のタッグで作品を創ってほしい
MJ不在
そういう狙いなのか、コストの問題(肖像権?)なのか、MJサイドから許可が下りなかったのかわかりませんが、劇中のMJは後ろ姿のみ。(バスケシーンもなし) セリフもほぼなし。 ナイキ側の片方の視点のみのため事実の再現が薄っぺらいと感じてしまう。(一応MJ側としてママとエージェントのデビット・フォークが出てますが、最終的には本人が必要でしょう。) ナイキの長いCMを見せられているようだった。
エアジョーダン1(今見てもカッコいい!)とAIRクッションの開発が正味3日というのは事実なんだろうか。
あと、ドラフト3位指名とはいえ、まだシーズン前なのに、契約が決まっただけであの喜びようは事実なんだろうか。(脚色が過ぎるのでは?)
ストックトンねた(ゴンザガってどこだ?)があったので+1点。 *今ではゴンザガ大は八村塁も輩出した超有名大です。
情熱的なストーリー
スポンサー契約ってこんな感じなんだと、興味深かったです。
ナイキは他のメーカーより、ジョーダンを個人として情熱をもって見ており、アイデアと、チームワークで契約を勝ちとるストーリーは魅力的でした。
特に、まだデビュー前の選手を冠したエアジョーダンという商品を提示するのはすごいチャレンジだなと。
シューズの歩合制の話は、いい事を言っている風の雰囲気と、話の内容があわずに、ん?となりました。
改めて考えると、息子のために、ジョーダン母がよりお金をもらえるよう契約形態を提案したってだけかなと。
I'll Do It.(やってやらぁ)
NIKE(ナイキ)
青年実業家フィル・ナイトによって
オニヅカ・タイガー(現アシックス)
のシューズの代理店から始まり1968年に
「勝利の女神」ニケ神から社名を取り
オレゴンはポートランドに設立
世界最大のスポーツブランドに成長し
年370億ドルを売り上げる多国籍企業
有名な企業スローガンは
Just Do It.(やれ)
そんなナイキがまだスポーツ界で
確固たるシェアを確立する以前に
NBAのスーパースター
マイケル・ジョーダンとの契約を
どうまとめたかに迫る実録映画
どうだったか
仕事に追われスピリットを失い
つつあった大人たちが闘志を燃やし
難業に挑む姿は燃えますし
年代的に80年代カルチャーを
ちりばめトラックも良かった
有望株と手早く契約を結び
ブランド名を広げていく競争に日々
あけくれるプロバスケ業界
そこでナイキ社バスケットボール部門は
コンバース54%からアディダスに次いで
シェアの17%しか取れておらず
年々予算を減らしこのままでは撤退も
考えられる状況
その部門でバスケにおいては「師(グル)」
と呼ばれるほどの選手を見抜く力を持つ
ソニー・ヴァッカロは25万ドルで3人という
条件で当たり障りない契約選手を
選定する会議に我慢できなくなり
CEOの「シュー・ドッグ」フィル・ナイト
に予算の倍増を掛け合いますが
ナイトはソニーの能力は
理解しつつも役員への説明が
出来ないと取り合いません
ソニーは上場して役員会の顔色を
うかがいながら経営するようになった
ナイトに昔のあんたはどこへ行ったと
非難しなら25万ドルで3人ではなく
1人だけ契約することを認めろと
迫ります
そこまでして契約したい選手の名は
「マイケル・ジョーダン」
当時のマイケルは
1982年NCAAで伝説的な
試合終了残り15秒でのショット
などすでに名は知られており
アディダスとの契約を希望し
ナイキとの話はまずないと
代理人のデビッド・フォークも
公言していました
アディダスが積む金額は
25万ドル(+高級車)
だろうと予想され
コンバースはそこまででは
ないだろうがオファーは
するだろうと見られていました
ソニーはマイケルの可能性に
ナイキの将来も賭けようとします
同僚やナイトも熱意に負けて
ついには許可を出します
契約金額は3人分ですから
勝負になるとしても
ナイキを名指しで拒否している
相手にどうやって契約すると
言うのか
ここで当時の
スポンサー契約の風潮を見ると
メーカーには看板商品がそれぞれ
コンバースは「オールスター」
アディダスは「スーパースター」
ナイキは「エア・フォース1」
と展開をしており
それをプレイヤーに提供する
という形式をとることが基本でした
だから使用する選手を
何人集められるかという
戦略になりますが
ソニーはそこで看板商品を
選手に付けるのではなく
「選手そのものを看板にする」
という逆の発想を提案します
つまりマイケルのための
専用品を開発するという事で
NBAデビュー前の新人に
ここまでやるのは異例だし
まず前例がない展開方法でした
さて後はどう接触するか
ソニーは代理人のほかに
マイケルにまつわる話を
管理をしている元銀行員の
母デロリスに直談判しようと
考えますが代理人を飛ばして
交渉なんてルール違反
そこでキング牧師の伝説の原稿を
本人から受け取ったことがある
という逸話を持つNBAの名コーチ
ジョージ・ラベリングに相談すると
やらないよりやった方が
いいんじゃないのと言われ
会社の制止も無視して
ノースカロライナに
会いに行ってしまいます
行ってみると元電気技師の
父のジェームズは陽気な性格も
デロリスはいかにも食えなさそう
ナイキとは契約しないと既に
公表していると
マイケルにも会わせてくれません
そこでソニーはコンバースも
アディダスも自社ブランドを優先
するだけでしょうが
今季うちはマイケルとしか
契約しませんし
専用モデルを作ります
他と比べてみてください
と熱意を伝え帰ります
その後会社やフォークから
勝手に会ったなとガチギレ
されますが交渉の席に
付いてくれる日取りをなんとか
取り付けます
さてあとは商品開発です
ポートランドのナイキ本社の
地下には開発ラボがあり
そこにいるピーター・ムーアに
話を持ち掛けます
ピーターはナイキの前は
アディダスの米国支部の
創設者で同社の3本線ライン
も彼の考案によるもの
という凄腕デザイナー
彼は交渉日までそう時間がない
合間でもマイケル専用の
シューズのアウトラインを
さっさと描いていきます
ナイキの独自技術
ミッドソールにビニルバッグを
入れてガスを充てんし
緩衝に用いる「AIR」と
名を取ってその試作は
「エア・ジョーダン」
と名づけられました
デザインにはソニーは
マイケルが加入する
シカゴ・ブルズの赤を
多用しようと提案しましたが
NBA規定で白面積が50%以下だと
毎試合5000ドルの罰金という
厳格なルールがありピーターは
それをためらいますが
話題性もあるしその罰金を
会社で払えばいいと決めて
しまいます
マイケルとの契約に否定的
だった社内の仲間たちが
だんだん熱意を持ち始め
色々なアイデアがおのずと
出るようになっていきます
25万ドルで3人選ぼうとか
やってた頃と大違い
そしてコンバース・アディダス
と回ってきたジョーダン一家が
ついにナイキを訪れ
マイケルは自分の専用モデル
エア・ジョーダンを手にし
君の伝説と共に歩んでいきたい
という熱意をソニーは直接伝えます
どんな困難があっても我々は
サポートするという熱意です
そのシーンでその後のマイケルの
キャリアで起こったジェームズの
不慮の死や
契約でこじれてMLBプレイヤーを
数年やった実際のシーンが出てくる
あたり映画ならではのうまい演出
その後ついにマイケル・ジョーダンは
ナイキとの契約を結ぶことを決断します
ただ…
電話口でデロリスは商品の利益の一部を
マイケルが受け取ることを要求します
それがマイケルが自身の成功と価値を
手にすることだからと
ソニーはさすがにそれは難しいと
及び腰になってしまいます
そんな条件が役員会で通るわけが
ないと思い込んでしまったからです
それをフィル・ナイトにダメもとで
相談しに行くと「それくらい何だ」
「俺が役員にはなんとかする」と
予算アップを渋った時とは全く逆に
なっていたのでした
ただ毎試合払う罰金のことは
知らなかったのは面白かったです
その後のマイケルの活躍と
エアジョーダン事業の収益は引退して
20年以上たつ今でも年4億ドル受け取って
いるほど
タイガー・ウッズやミハエル・シューマッハ
など個人契約と専用モデルの開発という
手法は会社の顔になっていきました
まさに「逃げたら一つ 進めば二つ」
ナイキは進んでマイケル・ジョーダンと
会社のアイコンを手に入れた事になります
かつてドラゴンズを黄金時代にした
落合博満氏も有力選手は
"『獲りたい』ではダメ
『獲ろう』と決めれば獲れる"
という名言を残しています
とにかく何かをやれば何かが動く
忘れてはいけないことに思いました
うちの経営陣に観せたい
ベン・アフレックとマット・デイモン が
タッグを組んだことがなぜか嬉しいのは
きっとわたしだけじゃないと思います😆
.
80年代に流行した音楽、ゲーム
映画や散りばめられていてなつかしさも👍
.
ブランドの好みとしてはAdidas派です。
最近になって、NIKEもPUMA・ニューバランスも
漫勉なく履くようになりましたけど👟
.
いまでこそ知らない人はいないのでは?と
思わせるほど人気の「エアジョーダン」に
こんな隠された秘話があったとは…
仕事にかける情熱や、企業(CEO)としての
英断力・団結力を見せつけられると
仕事とは何か。って考えさせられたりもします。
低迷している事業の回復と突破口を見つけた時の
瞬発力も素晴らしい👏
当時としては前代未聞の「売上の分配」を
条件に追加させたMrs.ジョーダンの交渉力も
さることながら、それを飲んだNIKE側も
先見の明があったとしか思えませんね。
.
あぁ、うちの会社には欠けているものばかりだなあ。と
思ってみたりラジバンダリです…苦笑
“Just Do It”
多分、色々なレビューの題名に登場していると思うが、今作のテーマそのものなので仕方がない
今作のストーリーが本当の話なのか、それとも脚色が濃いのかは分らないが、映画そのものの出来過ぎた台詞に鼻白んでしまったのは正直な気持である コンバースだってアディダスだってあれだけの劇的なプレゼン、出来る人間がいるんじゃないだろうか? 勿論、MJの母親が一枚も二枚も上手だから、誰も敵わないのだけど(苦笑
自分語りで申し訳ないが、バスケは中学で挫折、その儘意識の視野外に捨ててしまった なので、MJがどれだけのスーパースターなのかは未だに門外漢である 多分、そこが共有出来ている人が今作に対しての思い入れが強いのではないだろうか MLBの凋落はアメリカでは久しいそうだ なので大谷の映画が今後出来るのかどうかは分らないが、今作のようなスピード感に乗れる日本人がいるとすれば彼以外にいないのだろう
勿論、その作品が出来る頃には自分は生きていないだろうけどw
NIKEファンなら見なければ!
NIKEファンなら見なければ!と買ったばかりのエアジョーダン1LOWを履いて見に行きました。
バスケットのシーンはほとんどなく、マイケル・ジョーダンも後ろ姿しか出てきません。NIKE社がまだまだ劣勢だった頃のサクセスストーリー、主人公が上司やマイケルの家族に自分の思いを巧みな話術と情熱で説得していきます。
NIKEの商業主義を美化しているようにも見えるがそれはさておき、スポーツものでもアクションものでもない、とにかく色んな人との話し合いだけでよくここまで作り上げたなと思いました。
あと、80年代のアメリカンポップスが随所で流れていたのは良かったですね。
映画館を出るときピッカピカのエアジョーダンを履いている自分がチョッピリ恥ずかしかったです(笑)
【”エア ジョーダンが誕生した訳。”バッシュで後塵を拝していたナイキが打った起死回生の営業活動を描いたビジネスサクセスストーリー。仕事はガッツと行動。80年代ロック&ポップスも彩りを与えている作品。】
ー 今では、バッシュと言えばナイキがトップシェアを誇っているが、80年代はコンバースやアディダスの後塵を拝していたとは、全く知らず。(だって、〇学生だもん!)
今作の魅力は、そんなナイキのバッシュ部門を担当する営業マンの超絶バスケプレイヤーに詳しい男ソニー(マット・デイモン)が、若きマイケル・ジョーダンのバスケットボール選手としての資質の高さに気付き、周囲の仲間の支持もあり、彼と契約を獲得するまでを、正に”プロフェッショナル”に描かれている点である。-
◆感想
・ソニーを演じるマット・デイモンの演技に引き込まれる作品である。中年で、腹が出ていて(あの体系は、役柄上である事を祈る。)独身(と思われる)ソニーの夜中まで多数のバスケットボール選手のプレイを見て、未来の宝石を探す姿。
・そして、彼が見つけた若きマイケル・ジョーダンの仲間から信頼を得ての3ポイントシュートのシーンを何度もリプレイして”ナイキのバッシュを売り込む広告塔はこいつだ!”と気付くシーン。
- 次期契約選手を決める会議での、ソニーがマイケル・ジョーダン一択を推すシーンも良い。難色を示すCEOフィル(ベン・アフレック)や妥当な案を提示するお偉方たちを一括する姿。-
・ソニーがマイケル・ジョーダンを担当するスポーツ・エージェントのデビッドを無視して、直接マイケル・ジョーダンの家に乗り込む姿。
- 当時、黒人の家での主権は母親が取っていたのか。それにしても、デロリス・ジョーダン(ヴィオラ・デイビス)の今作での存在感は半端ない。コンバースやアディダスのプレゼンにも先頭切って入って行くし、頭は切れるし、人物を見抜く力が凄い。-
・更にソニーはナイキのデザインチームのスケボオジサン、ピーターにマイケル・ジョーダン専用のバッシュ制作を依頼し、出来上がった赤を前面にデザインしたバッシュ。
- NBAの規定で白が51%以上ないと、罰金を取られるとは知らなかったな。けれども、それを逆手に広告にしようとする逆転の発想の凄さよ。-
■白眉シーン
・デロリス・ジョーダン率いるジョーダン一家への、プレゼンテーションシーンである。予め筋書きや、CEO登場のタイミングまで決めておきながら、途中でソニーがマイケル・ジョーダン自身に直接熱く語る言葉の数々。非常に沁みた。マット・デイモンの名演に唸ったシーンである。
・そして、デロリス・ジョーダンがソニーに直接電話を掛けて来るシーン。話しながら興奮を抑えきれないソニーに対し、デロリスが言った言葉。
”マイケル・ジョーダン”と名の付いたバッシュの利益の一部を貰いたい。”
ー 今では、超有名選手との契約では当たり前になっているが、当時では画期的な契約である。流石に諦め顔のソニーに対し、CEOフィルが言った言葉。”契約しろ。経営陣には俺が話す。”
<今作、期待通りの面白さであった。
ビジネスサクセスストーリーとして、実に見応えがある。そして、劇中に流れる”Money For Nothing""In a Big Country"""Time after Time""Born in the USA"(強烈な反戦ソングであるが、誤解している人が多いのは、劇中でジェイソン・ベントマンが語っている通りである。)が当時の雰囲気を醸し出している。
矢張り、仕事は情報量と、ガッツと行動で成果を勝ち取るモノである事を再認識した作品でもある。>
まぁまぁ良かった。
NIKEもバスケもあんまり興味ないけど、自分の結構好きな俳優さんであるマット・デイモンが主演やったから映画館に脚を運んだ。
来週はコナンの新作公開やのに一回も広告流れへんかった。あと異常にホラー映画の広告が多かった。ホラーのプーさんの映画おもろそうやったから観に行きたいなぁ。
最初の製作会社のロゴが出てくる所で”Amazon Studio”って出てきて、「Amazonはここまで進出してるのか!」とビックリした。マット・デイモンも中年太りで結構お腹出ててビックリした。
話は的には王道のサクセスストーリー。でももうちょっとテンポ良くてもええんちゃうかなぁって思った。バスケの事とかあんまり知らんかったからちょっと勉強になったし内容もまぁまぁ良かったけど、NIKEのスニーカー買おうとは思わんかったなぁ。
心の赴くままが大事
無理だと無謀だと言われても、
心の赴くままに
何故か分からないけどそこに行くべきだと思ったら
その気持ちを大事に
行動することが大切なんだな、と改めて思いました。
マット・デイモンが
「運動嫌いなお腹の出てる中年白人男性」
をしっかり演じていて、
ちゃんとだらしない体型に5秒でワークアウト終了してて(笑)役作りが完璧でした!
劇中のジョーダン本人役の人は敢えてほとんど顔は映さず、元々はアディダスとかが好きでナイキには当初興味無い、契約するわけないけど仕方なくプレゼンの場だけは連れて来られた、という状況のおかげでセリフも少なめで、映画としてこの部分も良かったです。
マスコミとか世間は持ち上げたら次は下げるっていう真実もきちんと説明した、心のこもったソニーのプレゼンが本当にとても良かったです!!
ジョーダンのお母さん、交渉役として冷静で、
尚且つ恵まれない子ども達への事業もしているなんて
息子だけでなく多くのこども達も護る凄い人だと思いました。。!
起死回生の逆転劇に挑む男達の熱き闘い
本作は、伝説的バスケットシューズ『エア・ジョーダン』の誕生秘話である。アメリカ映画の得意ジャンルである、強者に挑む弱者を描いた作品である。息詰まるストーリー展開、迫力ある会話劇メインの映画本来の面白さを堪能できる作品である。真正面から作品と向き合える大人の映画である。
本作の舞台は、1984年のアメリカ。バスケットシューズ市場は、コンバースとアディダスの両雄に席巻され、ナイキは劣勢に立たされていた。ナイキ本社のソニーヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEOからバスケットシューズ部門の立て直しを命じられる。ソニーと上司のロブ・ストラッサーは、無名の新人マイケル・ジョーダンの天才的な才能を見抜き、彼を起用した起死回生の逆転劇に挑んでいく・・・。
エア・ジョーダンを知る我々観客には、結末は見えている。それ故に、劣勢のナイキの逆転劇プロセスを知りたいという気持ちが強くなる。コンバースとアディダスの両雄もジョーダンに着目している状況で、ナイキは三つ巴のジョーダン争奪戦に勝てるのか、全く先が読めない。画面から目を離せなくなる。
正攻法では両雄には勝てない。ソニーは、禁じ手であるジョーダンの母親に接触する。彼は両雄とナイキのジョーダンへの想いの違いを巧みな話術で説明し、プレゼンの許可を得る。
3社のプレゼンが行われる。両雄は、自社ファーストで、自社と契約すれば自社ブランドを使っている一流プレイヤーの仲間入りができると強調する。対して、ナイキは、ジョーダンファーストで、エア・ジョーダンをお披露目し、彼が唯一無二のプレイヤーであることを力説する。
ジョーダンファーストのプレゼンが奏功し、ナイキはジョーダンとの契約を勝ち取る。エア・ジョーダンの売上げを分配するという当時としては、前代未聞の条件を飲んで。
テンポの良い分かり易いストーリー展開、白熱&巧みな演技派俳優達の会話劇だけで、これだけの作品ができる。本作は、昨今の色々なものを盛り過ぎる作品の対極にある、映画本来の面白さを実感できる作品である。
胸熱
結末は誰でもわかるから、安心感がある。
電話を待つ時間も、安心していくらでも待てるし。(笑)
NIKEがどうやって勝ち取ったか、のサクセスストーリー。
バスケのシーンは少なく、マイケルがエアジョーダンを履くシーンは一切出てこない。
契約が決まるまで、マイケルの首より上は出てこない。
いや、最後まで出てこない、か?
ソニーとCEO達のやり取りがとにかく笑える。
立場は違っても古い友人同士だからこそのユーモアたっぷりの流れるようなセリフ。
エアジョーダンの名付け親が無視されたシーンはおかしかったなぁ。
実話だが、バッシュとしての性能とかはどうだったんだろう。
デザイン重視になったけど、機能性は?
累計販売数が物語っているということか。
1984年…自分にとっても転機となった年で、当時のオフィスの雰囲気(もちろん日本とは異なるけど)懐かしさで胸が熱くなった。
観に来てる人が少なかった。残念。
ソニーが熱い奴!
ナイキのエア・ジョーダン誕生秘話。
マット・デイモン演じるソニー。
根本的にバスケが好き!選手を一人一人ちゃんと見てる!まだNBAデビューもしてない名もなき選手マイケル・ジョーダンのプレーに目を留め、彼を起用しバスケシューズ作り、売り出す!そんな話。
マイケル・ジョーダンを起用したいメーカーはナイキだけに限らず、アディダス、コンバースも本作に出てくる、マイケル・ジョーダンと契約しようと各メーカーはジョーダン家族を会社に招いて取引。
結果はご存知の通りマイケル・ジョーダンはナイキを選ぶんだけど、そのマイケル・ジョーダンと母親を落としたのはソニー。
ソニーがとにかく熱い!ナイキのプレゼンで進行していく流れがあったんだけど、プレゼン途中の映像を見ている時に映像止めてくれと映像を止め、マイケル・ジョーダン本人に熱弁するんだけどこのシーンはソニーの熱さに泣けた。
ソニーの熱さはマイケル・ジョーダンだけに限らず自分の周りにいる上司、仲間、靴職人へも熱く語り、いろんな壁があるんだけど説得していく。
ただちょっと一瞬冷めたのはマイケルの母親が賢い、一枚上手な感じでナイキと取引するが売り上げの一部をこちらによこせ!と交渉してくるんだけどここは一瞬冷めた。
だけど結果オーライでソニーの目、母親の目に間違いがなかったって位にマイケルが活躍!結果エア・ジョーダン1は売り出して1億6200万ドル売り上げた。(数字間違ってたらすみません)
あとNBAで履く靴の色にも決まりがありベースは白、あまりにも色が濃い靴には罰金があったのには驚いた!
バッシュは学生時代一時的に流行って、バスケは学生の授業でやったくらいで、正直バッシュの誕生秘話なんて興味ねえよ!と思ってたんだけどソニーの熱さで観れた2時間って感じでした!良かった!
面白い!
最高におもしろかった!
展開のスピード感もよかったし、ソニーのかける思い、そしてエアジョーダン誕生までの軌跡がアツいものであった。
美術や音も良いように思えた。
コメディな要素もあり、メッセージ性もあり。
履いて意味が生まれる。NIKEは前例のないことを行う革新的な企業。
そして英知の結晶、それがエアジョーダン。
歴史が動く瞬間
冒頭、ダイアー・ストレイツの『マネー・フォー・ナッシング(85)』に乗せて当時のアメリカの時事のダイジェスト映像。1984年から始まるこの物語はその頃のヒットソングをBGMに、ファッションや小道具、車等々、あの頃の雰囲気たっぷりです。71年生まれの私からしたら、ティーンズになり洋楽を聴き始め、夜更かしをしてMTVなどをTVでかぶりつきに観ていた時代。早速帰宅後にApple Musicでサウンドトラックを落として聴きながらのレビューです。
とは言え、実は私バスケは観ませんし、スニーカーも興味なし。ただ、よく聴くラジオ番組でナイキのスニーカー特集があり、エアジョーダン誕生の逸話は聴いたことがあったので、映画化されたこの作品で「歴史が動く瞬間」を観られることを楽しみにしていました。
果たして感想はどうだったかと言えば、まぁ間違いないですね。実話モノですし、今も普通に現役であるエアジョーダンというスニーカーが誕生する話なわけで、この結論にネタバレも何もないわけですが(一応、この後一部内容に触れるのでネタバレ注意にしておきます)、いわゆる「逸話」が幾つもある奇跡と、争奪戦における多数の関門を超えるためのソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)の行動力、そしてプレゼンテーションのつるべ打ちで、終始冷めることのない高揚感で楽しめます。そして、決め手のスピーチでいよいよ獲得…となる一歩手前におけるデロリス・ジョーダン(ヴィオラ・デイヴィス)からの「些細な」追加条件についての逆プレゼン。こんな一筋縄では行かない展開もまた「事実」であり、まさにこれこそがその後の業界をひっくり返すほどの「歴史」と言って過言でく、最後まで興奮します。
そして、キャストも豪華で「演技」と言った観点でも見どころが多いことは言うまでもありません。特に私のお気に入りは、ジョーダンのスポーツエージェントであるデビッド・フォーク(クリス・メッシーナ)vsソニー・ヴァッカロの電話越しの言い合い。初めこそ「お呼びでない」とクールにあしらうような態度のフォークに、むしろ挑発的な食いつきで応戦するヴァッカロ。段々と腹を立てながら歯に衣着せぬどころか、興奮して度を超すフォークの物言いに思わず笑うヴァッカロですが、なんだかマット・デイモン自身が地で笑ってしまっているように見えて、観ているこちらもついつい釣られて吹き出してしまいます。
スニーカーやバスケに興味がなくても、また当時を知らない若者も、臨場感や醍醐味を肌で感じる一本で楽しいですよ。お薦めです。
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