REBEL MOON パート1 炎の子のレビュー・感想・評価
全33件中、1~20件目を表示
物語の独創性は弱いが、アクション演出は健在
ザック・スナイダーはこの企画を当初「スター・ウォーズ」フランチャイズにしてもらおうとディズニー傘下のルーカスフィルムに売り込んだそうで、このパート1だけを観ても「七人の侍」+「スター・ウォーズ」のストーリー要素が散見される。Netflix映画になったことで、スナイダー自身の構想やキャラクター設定の要望が通りやすくなって結果オーライだったのでは(もし「スター・ウォーズ」映画になっていたら、ディズニーのお偉方からシリーズ既存作との整合性などあれこれ言われて苦労したはず)。
スナイダー監督が原案と脚本も兼ねた「エンジェル ウォーズ」「アーミー・オブ・ザ・デッド」も嫌いではないが、いずれも原作があった「300 スリーハンドレッド」「ウォッチメン」、DCエクステンデッド・ユニバース諸作の場合、しっかりした物語の骨格があったからこそ、再生速度を効果的にコントロールするスナイダー独特のアクション演出が活きたし、興行的にも批評的にも成功したのだろう。ただまあ、この「REBEL MOON」シリーズは少なくとも3部作、もしかすると5部作以上になる可能性もあるとかで、本作はまず主要キャラクターの顔見せに相応の尺をとる必要があったことを思えば、ストーリーが続編以降面白みを増す可能性もあり、大いに期待している。
ソフィア・ブテラについては、「キングスマン」で衝撃を受けて以来、早く主演アクション映画が作られないかと待ち望んでいた。「スター・トレック BEYOND」や「アトミック・ブロンド」は脇役で活躍が限られていたし、「CLIMAX クライマックス」は主演だがダンサー役で格闘アクションではなかったし…。ようやく本作で願いがかなって嬉しい。
ザック!目をさませ!
公式でもアナウンスしている通り
「七人の侍」と「スターウォーズ」にインスパイアされた作品
というか展開などはまんまですね。
とはいえ、強大な軍事力を持つ帝国軍が
1つの惑星の村の、しかも農作物をねらうって?
バカじゃないのと思いました。
「七人の侍」の野武士が農作物を狙うのとは、規模間違ってます。
ザックの20年の構想ってことらしいけど
「七人の侍」を観た中学生のザックが、こんなのSFでやりたい!って
翌日に書いた稚拙な脚本をそのまま金かけて制作したような映画です。
また、それだけでなく敵にも味方にも都合が良い演出、
誰でも予想できる展開。
仲間になるメンバーも聞き分け良すぎ。
苦労しないでどんどん仲間が増えていきます。
ザック!やっちまったな~
ウォッチメンやドーン・オブ・ザ・デッドのころを思い出せ!
確かにダラダラと長い…が、後編を観てから評価すべき。
前編という割には、プロローグ感が随分と長く尾を引くのと、大半が戦うための仲間集めの話で、しかもあまり緩急がない感じでダラダラ進むので、「イマイチだよね」という評価になるのも分からなくない。しかも、スターウォーズの影響を全く隠していないので、既視感も半端ないときた。しかし、これは最初から前後編となることを前提とした作品で、これ単体で評価を決めてはいけない。後編を観れば、案外悪くない作品であることは明らか。これだけで、「もういいや」と思ってしまうのは勿体無い。
嫌いじゃないけど・・・
こういう映画嫌いじゃないです。
SFものは好きだし宇宙を舞台に戦闘するのも好きです。
映像も迫力あるし登場人物のキャラも好きです。
でも何か物足りないです。
観たことあるようなストーリーや
何か漂うB級チックな内容。
もうちょっと壮大なスケールにも出来たような・・・
パート2に期待しましょう。
どこかで見た展開&映像
展開は「7人の侍」そのもの。
(監督も認識してるし、むしろ同作のSF版のつもりだろう)
他にも、前半の酒場のシーンはスター・ウォーズEP4、大きな鳥を乗るシーンはアバター、主人公と養父の関係はアベンジャーズ(ガモーラとサノス)などなど、いろいろ思うところはあるが、
そもそもが過去作品へのオマージュにスナイダー節を追加した作品なのだろう。
なので、SF映画というより、
宇宙を舞台にした時代劇、西部劇、という方が近いだろう。
なので「考えさせる映画」を期待してはいけない。
SF世界観や映像美、そしてスローモーションの戦闘シーンを楽しむ作品である。
スターウォーズは超えられないSF作品
7人の侍というより、スターウォーズやマーベル・DCなどの良いとこ取りをしているような
そんな作品だと率直に思いました。
この世界観は嫌いじゃないですし、映像や音響も良いとは思いますが、
二番煎じ感が私にはありました。
ただ、何かの続編ではなく、こうやって新しい作品が生まれることは大歓迎ですし、
チャレンジし続け、ハリウッド映画の灯火は消さずに続いてほしいと思います。
とはいえ、4月19日配信予定のPART2も観てみて、それをふまえた評価が
望ましい作品だろうと思います。
蜘蛛かよ
七人の侍のスペースオペラバージョンという印象。DUNEのハルコンネンみたいに残虐な帝国から村を守るため、星を巡って英傑が集められる。
既視感のあるいろんな要素が集まっているが画から潤沢な予算は伝わってきた。
が、なぜかときめかない。
傑物が出てくるところはいちばんときめかなけりゃならないと思う。アベンジャーズなどマーベルやDCではヒーローが出てくるたびにわくわく感がある。七人の侍で言うなら志村喬と木村功が凄腕の剣客久蔵(宮口精二)に会うところだ。
様々な事情で世間からつまはじきにされた108人の英雄が梁山泊に集まってくる(水滸伝)──というような英傑の登場は物語の導入上いちばん感興を集約するところであってほしいが、レベルムーンパート1には、そのときめきがなかった。(ように思う。)
配役はそれぞれ適合していると思う。ペ・ドゥナなのは、寡黙な剣士を配置したかったからだろうし、ほかのマッチョたちもアウトラインに符合している。が、なぜか立ってこない。
よく知らない俳優だからってことでもなく、たとえばかつてSerenity(2005)を見たとき、当時は全員知らない俳優だったのに異様な興奮があったのを思えば、かならずしも俳優の知名度がときめきを生成するわけじゃない。
けっきょくこのパート1でもっとも名を上げたのは冷酷な提督アティカスを演じたEd Skreinだったと思う。他の映画でも悪役履歴があり、ふてぶてしさが観衆の処罰感情を燃やし適任だった。
この映画のダイナミズムの抽出方法は新旧テクノロジーの混在であろうと思う。
飛び道具のなかに剣が出てくる。ウォーと叫びながら槍(のごときもの)を持って玉砕する同監督の過去作300(2007)のようなシーンもある。宿敵とヒロインの戦いでは徒手空拳になる。
一般に銃の戦いは一発で終わるので、劇的にするために旧弊な白兵戦をもってくるのは映画の常套手段でもありオマージュでもある。
『Rebel Moonは、黒澤明の作品、スター・ウォーズ映画、(SF及びファンタジー雑誌の)ヘビーメタルマガジンにインスパイアされており、ロゴは後者へのオマージュである。』
(Wikipedeia、Rebel Moonより)
ただ寡兵や旧弊なテクノロジーをつかって巨悪に立ち向かうのが絵になるには、演者へのときめきが必要だ。
たとえばSWローグワン(2016)における白眉は、盲目のジェダイ、チアルート(ドニーイェン)の杖による大立ち回りだった。
あの種のわくわく感がこの序章には欠如している。いろいろな意味で前途多難だと思った。
過不足のない商業作品だとも思うが、こういった世界観に慣れた観衆や批評家には苦戦していて、じぶんもあまり乗れなかった。
Imdb5.7、RottenTomatoes24%と60%。
ちなみにクレジットに麗しのジェナマローンがいて、どこに出ていたのか気づかなかったが概説を見たら蜘蛛だった。むだづかいだと思うがどうだろう。
お元気そうで何より
何かと酷評だったDCEUだが、個人的には大好きだったバットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生やジャスティス・リーグ。
そもそも、ドーン・オブ・ザ・デッド、300(スリーハンドレッド)、ウォッチメン、エンジェルウォーズ等、ザックの初期作品は結構好きだったことを考えると、自分自身がザック・スナイダーファンなんだということを改めて自覚している。
それにしても、本作はまさに「七人の侍」そのものだった。それこそ洋風リメイクを思わせる作品構造だったが、まあこのあたりは欧米人にとって西部劇とセットでバイブル的存在と言っても過言ではないだろうと思う。
また、今回も既視感がどうだの、物語が淡白だの、色々評価が割れているが、まあこんなの気にしない。
少なくとも、スター・ウォーズ/最後のジェダイ(EP8)や/スカイウォーカーの夜明け(EP9)よりはサクサク観れて面白かった!
やはり天は二物を与えないものですかね
美術、映像は文句のつけようがございません。外連味たっぷりなアクションシーンも気に入りました。
ただ、惜しむらくは脚本の浅さですね。いちおうツボは押さえてるつもりでも押し方が弱かったりズレてたりして効いてくれません。
上辺だけなぞられてる感じといいますか、出汁のうすいスープを出されたような物足りなさがございました。
七人の侍ベースで話が進みますが、面々が戦列に加わっていく件もふくめ、ダイジェスト版のような端折り方に感情移入のしようもございません。
さらに申しますと、ドラマは対立構造が基本であり、ヒロインの行動の説得力と魅力、敵役の魅力と手強ささがドラマを盛り上げます。
本作はその点でも物足りませんでしたね。
映像だけでも十分楽しめますが、わたしなんぞは欲深いものですから、もっともっとと求めてしまいます。
淡白
かなり作り込んでるSFの世界観なのに、
物語が淡白過ぎる。
一番熱いであろう仲間集めが、
ほとんど説得だけで済んでしまい
続きを観ようと思うまでテンションが上がらなかった。
敵キャラ造形も僕的にはイマイチで、
もっと強そうなボス、腹立つ下っ端が欲しかった。
『スター・ウォーズ』色が強い
『スター・ウォーズ』をベースに『マッド・マックス』と『300』をまぶしたような作品。ストップモーションを多用したど迫力の戦闘シーンは見応えあり。ただしストーリーは浅い。特に主人公が戦うために仲間を集める過程は拍子抜けするほどの呆気なさ。唐突感も否めず、仲間になるのは超大物のレジェンドのはずなのに“重さ”が足りない。壮大な紙芝居を見ているような感じがする。
提督のキャラが…
スターウォーズ的な雰囲気なんだが、提督のキャラが普通過ぎて盛り上がらない。確かに、キャラが濃すぎるとそれはそれで、まるパクリに拍車をかけてしまうが、そこは、映画なんだからしっかりキャラ作りしないとアカンな。
あと、7人の侍的に戦士集めに走るわけだが、どこもかしこも唐突過ぎて意味わからん。
そしてまたそのキャラ達もなんだが……。
まあ、後編に期待するか。
脚本はありふれだが、登場人物は魅力あり♪ ★3.6
まずそれほど悪くない。 というより、制作費や作品規模は十分A級。 平均★が低く、ハードルをかなり下げての視聴が功を奏したのか、私は物語より登場人物の数人が気に入り、自身平均値 3.5より0.1加点した評価に♪
まあ物語はよくあるSF物で、序盤に自軍ロボットを弄ぶ兵士の描写に、どこまで稚拙なんだ? とかなりあきれて、その後の人集めも「七人の侍」ぐらい理に叶っていれば・・と感じた。
が、今作の女性主人公に、最近では一番に感じるぐらいの強いヒロイン像を見た!
「ソフィア・ブテラ」 視聴中はどこかで見た顔・・だったが後に調べて、「アトミック・ブロンド」でシャーリーズ・セロンと同性ベッドシーンを演じた女優さんだった! あの時はSEXYなややモデル顔の人・・ぐらいの印象だったが、まさかこんな強靱なヒロインを演じれるとは♪
アクション作品の主人公は、ただ殺陣が上手いだけでなく、目で"信念の強さ"や "清い良心"等を表現出来なければ、務まらない。 今作のブテラはその両方に加え、拘束された時の"絶望感の演技" 等も、一瞬の表情で見事に表現出来ている。 ハッキリ言って上手い!
今後さらにA級アクション作品のオファーが増えそうに思う。 「ワイルド・スピード」シリーズに"ミシェル・ロドリゲス"の代わりに出演しても十分な存在感を発揮出来ると感じるぐらいだ♪
怪鳥を乗りこなす役の、「スタズ・ネア」も今作で初めて見たが、かなりの存在感があり、この人も強い精神力や純真さ、他に暗い過去を持つ的な事も表現出来ると感じる。 B級アクション作ぐらいなら直ぐにでも主役を演じれるかと。
女剣士役の「ペ・ドゥナ」も、視聴中は"絶対みてる顔"だったが、「ベビー・ブローカー」の刑事役で、私的にメインの役者より目力を感じて印象に残った女優さんだった。 本作では剣士で「動」を演じているが、過去作の「ベビードール」では「静」を演じているから、面白い♪
ハリウッドのアクション役でオファーされ、本人が一番驚いたのでは♪
悪提督役の「エド・スクライン」も、傲慢なイカレ役を上手く演じていて、サイコ犯罪者などを演じてさせても、はまりそうだ。
そしてワンシーンだが、ビックリの表情を見せてくれたのが、ミリウス役(援軍に自ら志願する女兵士)で、自軍リーダーを失った時の絶叫シーン、「NO~~~!」と叫ぶ顔が、人ってこれほど表情を変えれる物なのかと、驚異に感じるくらいに顔を歪めている・・。 1:49:20ぐらいのシーンをリピート確認してほしい。 彼女を調べると、とても綺麗に上品に写されている画像も見つかる。 この人が、あの表情をと尚驚く! 日本女優であそこまで顔を歪めて演技出来る方は滅多にいない♪
視聴前は「ジャイモン・フンスー」以外は知らぬ名前だったのが、一気に3~4人も気になる役者を発見でき、思わぬ拾い物に♪
物語は他のレビューアーさんも記載している通り、突っ込み所も多々だが、これらの登場人物が次作でどう動くか、やや期待してしまう事に♪
七人の侍+SW
既出感のある物語なので、とても分かりやすい。
というか…この手の話はどうしたって似てくるものなのだろうと思う。それ程までに七人の侍もSWも脚本プロットとして優秀なのであろう。
未だに色褪せない。
そうなればディテールを楽しむのが正解なのだろうと思う。
今作のヒロインは野生味溢れる女性であり、なかなかに魅力的だし、魅力的な過去もありそうだ。
帝国の一族が暗殺されるってエピソードがあり、おそらくなら彼女がその暗殺者のような気もする。
そんな彼女が、名もなき村の善良な人々の為に立ち上がる。
帝国に因縁のある歴戦の勇士を集めるって寸法だ。
物語の大半はその仲間の紹介で埋まる。
モンスターと意思疎通が出来る元王子
二刀を使う剣士
天才戦略家の元将軍
反乱軍のリーダー
魅惑のラインナップなのである。
9週間後の決戦で幕かなぁと思いきや、裏切り者がいて、彼女が仲間を集める=賞金首を一網打尽みたいな策略で、故郷に戻る前に決着がつく。
ラス殺陣も面白かったけど、アクションは全般的に凝った作りでHSがいい味出してた。
次作は本土決戦になるのかな?
というか…主人公の正体が知られてしまったのなら、物量と火力に物を言わせて圧勝できそうなもんだが。なんかカラクリを用意してくれるのかしら?
自立型AIも全然活躍してないし、隠し球はふんだんに用意されてるのかもしれず楽しみだ。
制圧隊の提督がめちゃくちゃお気に入りだ。
柔らかな物腰に残忍な性格。目線の芝居とか上手いなぁと思う。今作のラスボスだったから死んでしまうのだけれど…帝国に蘇生されたから、次回も楽しませてもらえるのだろうとワクワク。
久方ぶりのスペースオペラ。
SWに慣れ親しんだ世代なら疼くと思われる。
ただSWと違うのはベースが七人の侍ってところかしら。おそらく戦闘機が活躍するよりはボディアクションが主であり、帝国を倒すって事までにはならないのだと思われる。
銀河の七人
映画監督も人の子。幼少時見て憧れ、こんな映画が作りたい、と実現させた監督たちも。
往年の冒険活劇や海賊映画、黒澤映画に憧れ、『スター・ウォーズ』を作ったジョージ・ルーカス。
日本の怪獣映画、ロボットアニメの熱狂的マニアで、『パシフィック・リム』を作ったギレルモ・デル・トロ。
クリストファー・ノーランは『007』風のスパイ映画要素を度々自身の作品に。
マシュー・ヴォーンはもろ『007』オマージュで『キングスメン』を。
そしてこの監督も。
ザック・スナイダー。
構想20年。監督キャリアとほぼ同等。一番作りたかった作品かもしれない。
数々の大作を手掛けてきた彼が放つ、2部作からなるスペースオペラ・スペクタクル!
…と言うと仰々しいが、何て事はない。
もう笑っちゃうくらいの、“アレ”דアレ”。
『スター・ウォーズ』を見て、こんな映画が作りたいと思ったザック少年。『七人の侍』からもインスパイア。
そう、本作は、ザック版『スター・ウォーズ』×『七人の侍』なのだ!
話の立ち上がり、設定、展開まで、何もかも。
巨悪帝国“マザーワールド”が支配する宇宙。
辺境の惑星にある小さな村。生活の糧は農業。
一人の若い女性、コラも黙々と農業に精を出していた。
ある時、マザーワールドの宇宙船が飛来。
作物の供給を巡り、冷酷なノーブル提督が村長を殺害。10ヶ月後、作物の徴収に再び戻るという。
何か過去を持つコラ。逃げようとするが、監視役の兵士を倒した事から、マザーワールドと闘う決意をする。
その為に、共に闘う仲間を集める事に…。
遥か彼方の銀河を支配する巨悪帝国。
やるべし! 抗い、集い、闘う仲間たち。
まんまやん!パクりやん!あの宇宙港やバーなんて!
既視感だらけ。劣化版やん!
相変わらず批評は悪い。Rotten Tomatoes支持率現24%で、ラジー賞警戒の酷評レベル。
まあ確かに、『スター・ウォーズ』や『七人の侍』を下敷きにしていながら、話的には薄い。比べるのも酷だが、遥か彼方の銀河級に遠く及ばず。
この前編のメインは仲間集め。個性的な仲間は集まるが、展開的に淡々とし、カタルシスに欠け、尚且つキャラ描写も薄い。何故彼らは仲間に加わったのか、決定打に欠ける。
コラはかつてマザーワールドの兵士。悪の帝国から逃げ、身を隠すようにして生きてきたが、再び闘いに身を投じる。
重要な主人公の動機もイマイチ弱い。一応決意するが、序盤であっさりと。こちらも何が決定打になった…?
設定やキャラの説明や紹介に過ぎず、配置された駒がただ動かされているかのよう。
ソフィア・ブテラ、チャーリー・ハナム、ジャイモン・フンスー、ペ・ドゥナらバラエティーに富んだ面々。さらにはアンソニー・ホプキンス(!)が声で参加していながら、実力や本領発揮とは言えず。
では、本作は何を見るか。
言わずもながな、“スナイダー節”。
本人はストーリーの深みやキャラの心情・描写と言いそうだが、我々見る側は知っている。
ケレン味たっぷりのアクションとインパクト充分のビジュアル。
舞台となる惑星、雄大な荒野、空や宇宙空間に浮かぶ巨大宇宙船…。それらは美しくもあり、画になる。うっすら『DUNE/デューン』をも彷彿。
スナイダーの十八番、スローモーションを多用したアクションも健在。ここぞという時にスローとなり、何だかんだ決めてくれる。
クライマックスの闘いは迫力満点。
ソフィア・ブテラも『キングスメン』に続きキレのあるアクションを魅せてくれる。
ビジュアル、アクション、スケール、迫力、VFXに関しては文句ナシ。
スナイダー印の大作SFアクションをNetflix配信で気軽に見れるのは有難い。いやそれとも、劇場大スクリーンで見れなくて残念…?
強敵になるかと思われたノーブル提督が倒されて、アレ…? まあ確かに、ちょっと小物感は否めなかったが。
しかし、ラストに蘇生。次回こそ、コラたちを脅かす強敵となるか…? バックには、支配者バリサリウスが…。
コラたち戦士の動向。『七人の侍』で言うとちょうど村にやって来た所で、今回は終幕。
『七人の侍』はクライマックスの合戦が映画史上に残る。
後編では更なる圧巻の闘いを見せてくれるか…?
グンナーやタイタス将軍ら仲間となった戦士たちのドラマをより見せてくれるか…? 気になるロボット騎士のジミーは…?
コラの運命は…?
銀河の命運は…?
つまらなくはなかったけど、この前編だけじゃあ今一つ乗り切れなかった。やはり2部作総じての評価になるかな…?
勿論来年4月配信の後編も見るけど、この前編うっすら忘れてそうだから、併せてもう一度見ないと。
スローモーション多すぎ
主演の子は黒木メイサに似ていた。
俳優陣の顔はいいんだが、話が面白くなさすぎて。スター・ウォーズのパロディでも無さそうだし。
ジミーの声はアンソニー・ホプキンスだったのか。ジェナ・マローンの名前も(村人の誰かかな)
しかしキャラクターもいきなり登場して急に戦い出したりよく分からん。兵士と村娘の恋バナがある訳でもなし。
あと将軍の汚れは顔から落としてやれよー。
パート2はまず観ない。
全33件中、1~20件目を表示