【推しの子】Mother and Childrenのレビュー・感想・評価
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一本の映画として優れている
一話が90分て、「もうそれ映画じゃん」と思ったけど、本当に映画としてきちんと完成された作品だった。ただの本編のプロローグではない、一本の映画作品として大変良く出来ている。
アイドルの妊娠という衝撃展開(これが衝撃であるということに社会の歪みがある)、その子どもとして転生するファンの2人、「推し」というファン心理が肥大化する現代社会、誰かを推す真摯な想いと危なさが同居する家族生活が描かれる。愛という曖昧な感情は、一歩踏み間違えると気持ち悪い押し付けになるし、殺意へも転じる。多くの人が偶像に特殊な感情を抱く時代、「人ごと」ではないと感じさせる感覚が充満している作品だ。
これはテレビでも放送されるわけだが、このエピソードを一気貫通で90分で見せたかったのはよくわかる。途中で切らずに、一気に見せた方が絶対に衝撃度が高かった。シリーズの一話として申し分ない導入でありつつ、一つの物語としてこれはこれで完結している。アイドルの表の煌びやかさと「推し」心理の暗さは劇場の暗闇でこそ、生きる。この特別感は劇場じゃないと味わえなかった。
アニメの第1話と侮るなかれ、劇場向けで面白かった!!
初めは何か苦手な感じもしましたが、流行りの転生ものと、昨今のアイドル活動と推し活を合わせた上手い作品で、正直この発想や出来に嫉妬したクリエイターの方は大勢いるんだろうなと思いました。尺や構成も映画館での視聴を念頭に作られたと思われます。頭脳は大人、のコナンより遥かに面白かったです。ラストでアイがファンの名前を呼んだのが印象的でした。キャスト欄に、アイ役の高橋李依さんの名前が無いです。
お恥ずかしながら、どっぷりはまっちゃった。
Netflixでお勧めに何度も上がってくるので、まあ、騙されたと思って鑑賞。
結果、むちゃくちゃハマって、どっぷりと沼へ。
公開されている続きはもちろん、漫画もすべて購入。
漫画(原作)よりも、映画(映像)の方がいいって、めずらしいパターンだと思う。
ツッコミどころはたくさんあるけど、漫画1冊分を1時間半で映画にする、っていいアイディアかも。
実は社会派アニメかも
主人公のコミカルな語り口で描き出すアイドルの虚と実。夢を抱く若者を食い物にする周りの大人達への痛烈な批判。犯人探しの幕開け。可愛らしい絵柄からは想像できない内容でギャップにくらった。面白い。
"うるうる…いや、号泣でした!笑…"な映画
普段アニメはほとんど見ないので(見るのは『鬼滅の刃』ぐらいかも)、そちら方面のアンテナ感度はかなり悪いんですが、この作品は正に「見つけた!」という感じです。2023年5月現在、abema TVで期間限定で無料配信中なのもちょうど良いタイミングでした。
この作品、作品案内にもあるように、2023年4月のテレビ本放送開始に先駆けて、第1話のみ劇場で先行公開・上映されたようです(あぁ、どうせなら劇場で観たかった泣)。
この第1話は、この作品の主人公である"双子の兄妹"の母であるアイドル"アイ"の話がメインとなっているんですが…、ストーリーがTVアニメとは思えないほどの完成度の高さです。先行で劇場公開されたのも納得です。
"アイ"が非常に魅力的で、キャラクター設定がよく出来ており、どうせなら"アイ"の物語だけでまた新たな作品を作ってほしいと思うぐらいです。わたしはアイドル・オタクでも何でもありませんが、そういう世界というか、メンタリティというか、とても共感出来たし、「みんな心にしまってしまった溢れんばかりの愛」を誰かに与えたい、自分にも注いでほしいというメッセージには、心にかなり響いてもう号泣でしたね。
だから、あのラストはつらすぎます…涙
この1話だけなら、"2023年ベストムービー!"ですね!笑
嘘は愛
•絵がすごい綺麗!
•ギャグ要素もあって芸能界の難しさとかとのギャップが凄くて良かった!
•前世が病気で体が思うように動かなく勇気が出なかったけど母親に助けられてそれを克服するシーン良かった。
•アイがルビーとアクアに「愛してる」というシーンは本当にすごかった。「この言葉は絶対嘘じゃない」、、、
タイトルのダブルミーニング
初見の人、あまりの衝撃にトラウマになると思う。
原作を読んでいる時は、ショックで数分間ページをめくることができなかった。今回のアニメ化では、そのシーケンスにセリフが上手く足されていて、さらに心が揺さぶられる。
アニメの第一話でありながら、90分を使った完璧な三幕構成になっている。これは、劇場で見ておくべきだった。
それにしても、キャラの絵とタイトルには騙されるよね。どうせ、アイドル推しのバカな子らが、すったもんだする話しでしょ。なんて思うことが、作者の思う壺。
赤坂サカ、あなたは天才です。
偶像の奈落
Disney+で鑑賞。
原作マンガは未読です。
アイドルを追っ掛けるオタクの物語と想像していましたが全然違いました。最近流行りの「転生モノ」ながら主人公の転生先の斬新さに唸らされ、芸能界・アイドル業界の内幕劇はありふれた形だったものの、後に訪れた衝撃的な展開に動揺し、韓国ドラマみたいな復讐劇の始まりを予感させて終わると云う、怒涛にも程があるストーリーに引き込まれました。
テレビアニメの第1話(恐らく2時間スペシャル)としての出来栄えも申し分無かったですが、一本の独立した作品としても完成度が高く、映画館で先行公開されたのも納得のクォリティーだと思いました。続きを追い掛けます。
[余談]
私も地下アイドルのオタクの端くれ故、アイドル(偶像)のつく「嘘」についてかなり複雑な心境になりました。暗黙の了解と云うか、向こうの「商法」と承知した上で(割り切って、と言った方が近い気もする)推しているわけですが、正直言うと、虚しさを覚える瞬間が全く無いと言えば嘘になる。
これは続きが気になる…!
TVアニメなのに第1話が90分かつ劇場放映、と明らかに製作が力入れているなという作品にもかかわらず、テレビを録画し忘れたため映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
原作漫画の存在はなんとなく知っており、なんとなくアイドルものだということは想像できていましたが「タイトル、そういう意味なのね」と、ちょっと驚きました。作品の中でも言っていましたが、こういう「転生モノ」もあるのか、と感心してしまいました。
説明のしつこさは若干感じましたが、作品自体は面白かったです。愛というものが分からなかったアイがアクアやルビーに話すシーンは、胸に来て目頭が熱くなりました。話の展開は割と丁寧にフッているので、そこまでの驚きはあまり感じなかったです。
TVアニメシリーズのプロローグとしてはほぼ完璧なものになっており、それだけで考えれば自分としては☆4.5にしたいところですが、1本の映画という視点も含めると、自分としては☆4という評価です。
これは続きが気になりますね!とてもいい第1話でした。
芸能界の光と陰
原作未読。ざっとウキペディアであらすじを読んでから観ました。
こころの内を語るナレーションが多い手法ですが、声を出してしゃべるシーンもあって、セリフが多い印象を受けました。内容は殺人があったりしてつらいシーンもありますが、アニメだから極端に描く必要あるのは仕方ないところかと。
観た印象としてのテーマは、芸能界の光と陰を描いているように思えました。ウソでも美しくあればいいといった虚構の果てに、ほんとうの気持ちの表現にたどりつくシーンは心を揺さぶられました。芸能界って圧倒的な飛び抜けたものしか生き残れない世界、中途半端なものはふるいに掛けられて脱落する世界。それでいて、ビジネスの世界であり、馬の目を抜くようにさまざまな打算が働き、忖度される世界。芸能とビジネスの相克が行われている世界で、大変な世界だなって思いました。
なので、華やかで才能あふれるひとが、なぜ?って思う行動に出てしまうのは闇の力が働いてしまったのではないかって思います。なんだか純粋にアニメをたのしむってよりはこうした芸能界のことに思いをめぐらしながら鑑賞してました。
え?!そんな話なん?!
え、妊娠?
え、死ぬの?
え、転生?
え、妹も転生?
え、元はあの子?
え、赤ちゃん立つし喋るし!
え、オタ芸まで?
え、赤ちゃんが大人と対等に話すの?
え、もう4歳?
え、役者デビュー?
え、ドーム公演?
え、殺されるの?
え、犯人一緒やん?!
え、復讐物語?!
と、2話以降、どう展開するのか期待しかありません。
衝撃の第1話ではなく1本の映画
テレビアニメとしてこの春1番の話題作。初回は90分で劇場公開もされている。原作作画は信頼の2人。特に作画の横槍メンゴは好きな漫画家。期待され、それを大上段から振り下ろすが如く放送された物を観た。
最高でした。
あえて原作を読まずアニメで衝撃を受けた。我慢してよかった。
とにかく衝撃の展開が幾重にも重なる。それぞれに示唆する物はあるが、展開後に効果を発揮する。素晴らしい手法だ。伏線回収ほど大袈裟でもないが衝撃が走る。
具体的なストーリーには触れないでおきます。今年を代表する1本になると思います。そして今後の放送にも期待。まだまだ楽しむぞ!
「i☆Ris初日本武道館」
今年46本目。
ライブが好きで2016年11月25日にi☆Ris初日本武道館に行きました。推しは茜屋日海夏さんです。2012年7月7日デビューなのでもう10年近く好き。生で実際150組以上のライブを見ています。ほとんどがフリーライブ。
話が逸れましたが今作はヤンジャン連載でジャンプ+でも掲載されていますね。ジャンプ+では見なかったんですが映画こんな内容なんだ、タイトルの意味がこうなんだ驚きと発見の作品でした。
第一話だけど劇場版
いやー、、、エグい。
とりあえず瞳へのこだわりがすごい。
めっちゃテンション上がる作画だった。
えぐいよ。まじで。
個人的にはルビーとアイのシーンがこの後の展開分かってるから1番くるものがあった。
漫画は勿論いいけど、アニメじゃなきゃできない表現がたくさん合った。
1番すごいなって思ったのは、アイが人が狂えるアイドルにしっかりなってた事。
あれがリアルに存在してたらマジで狂う。
顔小さすぎ、ビジュアル神。
そんなことが言えるくらいよかった。
画面いっぱいの横槍メンゴは最高でした。
100/100
高橋李依の演技やばい。子供達に話しかける時とアイドルの時の声色が分...
高橋李依の演技やばい。子供達に話しかける時とアイドルの時の声色が分けられてて鳥肌。
ミヤコさん美少年と仕事するためにって言ってたけど武道館の話の時とかめっちゃ嬉しそうだし双子の居場所になろうとしたり、めっちゃいい人じゃん、、、美人だし。
あのシーン作画やばい。
4回見て4回とも泣いた、、、
瞳の揺れ方と髪の感じ好き
髪に光が当たる色彩すき。
視点の移り変わり好き。
携帯画面からゴローの全体への移り変わり
ミヤコさんから神が宿った子供への移り変わり
アクアからストーカーとアイへの移り方
あのカメラアングル?好き
とにかく全部好き。
アニメめちゃ楽しみ
久々の神作
原作未読での鑑賞。神作、とても面白かった。まずまず、どんなストーリーなのかも調べずに鑑賞したので、序盤から、え!?と思わせてくれる展開だった。始めの方は、病院の先生が、亡くなってしまった患者の思いを受け継ぎ、その子が推してたアイドルを応援していくのかな?と思っていたら、そのアイドルが妊娠!?といきなりびっくりするような展開になり、しかもその先生が殺される!?と訳の分からない展開だったが、それも全て続編への導入に過ぎないのだなと思い見ていると、転生!?しかも、アイドルの子供に!?と、もはや世も末かと思うような展開になったが、そこで「推しの子」というタイトル回収になるのか…と思った。これからどんなストーリーになるのか、検討もつかないという状況で、父親の話が出てきた。確かに、なんでこんな若い子が妊娠なんかするんだと気になっていたところだった。すると、一気に話が飛んで、なんとそのアイドルが殺された。しかも、病院の先生を殺した犯人と同じだと思った。自分は最初は、これが父親でなんかの恨みか?と思っていたが、よく良く考えればアイドルには少々過激なファンがいてもおかしくないか…と考えていればその通り。犯人の正体は、過激なファンだった。しかし、ここで疑問が出てくる。どうして、こんな一般人がアイドルの住所なんか知っているんだ…?と、考えるために映像を思い出すと、公衆電話で父親に住所を教えていたでは無いか!とミスリードに気が付き、やはり父親が諸悪の根源なのか、と思い、一体なぜ、どうしてそんなことをしたのか!気になる!と思っているとエンディング。あぁ、うまい。確かに、これは続きが気になるなと思った。勿論、これからもアニメや漫画を見ていこうと思った。最後に、ほぼほぼ本当に完璧な映画だが、一つだけこうすればもっと良かったのでは無いか、と思った部分がある。自分は原作を全く知らなかったので、原作勢の方々からすれば、おかしい!と言われるかもしれないが、原作ではなく、1本の映画として見た場合、展開が早いのではないか、と思う。普段、あまり映画やアニメを見ない人からすると、このストーリー進行の速さについていけない人も一定数いると思う。84分と、短い映画になっているので、もうワンクッション挟んで、100分くらいの映画なら、どんな人でも見やすくて、神作な映画になっていたのではないか、と思う。だが、神作である事に変わりは無い。本当に面白かった。最高でした。2023年、現在トップの映画でした。なので是非、皆さんも1度は映画館でご覧になってはいかがでしょうか。
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