いつかの君にもわかることのレビュー・感想・評価
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死を題材にしつつも、その中に生や愛情が詰まっている
余命わずかのシングルファーザーが、この世に一人残される幼い息子のために”新しい親”を探し求める。そう書くと涙なしでは観れない感動モノに思えるが、しかし本作にはこの手のジャンルの定番ともいえる感傷的な音楽や叙情的な演出などの余計な雑味がない。その点、構造的には至極シンプルではあるものの、だからこそカメラは一本一秒を無駄にせず、父親として最期の役目を果たそうとする切実な思いを、これほど丁寧かつ冷静に刻み得ているのだろう。『おみおくりの作法』のパゾリーニ監督らしい視点は今回も健在で、行政サービスや制度を絡めながら、人が避けては通れない死というものをしっかりと見つめる。その探求と考察はいつしか、死を透過して”生や日常を見つめること”にも繋がっていくかのよう。ちなみに父親は窓拭き職人。窓の曇りや汚れを丁寧に除去し、窓を介して人々の暮らしや人生を俯瞰する姿から、彼の心のありようが痛いほど伝わってきた。
静かで沁みる話だった
静かなシーンと少ない台詞で説明的で無いからこそ行間から愛情や切なさや苦悶が溢れてくる映画でした。
自分が居られない未来に対する決断を下すのなんて難しすぎる。里親の家庭を回るたびに選択肢と可能性が与えられていくけれど、ジョンの内面が言葉にされずに淡々と進んで行く事で見るこちら側もマイケルの未来について一緒に不安や希望を感じて何が一番良い形なのか分からず今以上の幸せが想像できない気持ちになってしまいます。
この先感じるであろう寂しさの支えになるものは何か、将来の幸せは何か、どんな苦しみに会うのだろうか、この決断でどんな喜びを与えられるだろうか、どんなに愛情を注いでも考えても時間が足りずどうしたって向かい合うのが難しい事だから、この終えるための仕事に正面から取組む父の姿に深い愛情を感じずにはいられませんでした。
ひとつの親子を通して見る様々な家庭の姿も、マイケルとの相性は別として幸せで無い家は無かった様に思います。
どんな家庭がベストなのかはわからないけれど、それぞれに幸せの形が出来上がる予感を感じたし、ただそこにジョンが関われない切なさが悲しくその分だけマイケルに幸せになってほしい。
それもあって最初は自分の事は振り替えらずに新しい家族を本物のものとして生きて欲しいと思っていたジョンが、マイケルに事実を伝え思い出ボックスを通して人生に寄り添う決意をしたのが泣けました。
泣いた
言葉でなく表情で語る演技とメッセージが素晴らしく、成長したマイケルの姿を見れない悲しさや自分のことを知らないままでいいと言っていたジョンの心情の変化、マイケルは成長してジョンのことをどのくらい覚えてるのかなとかなんか色々汲み取ってしまって泣いた。
子役の子の演技がリアルすぎて凄かった。
大袈裟なお涙頂戴展開でなくて淡々と辛い現実が過ぎていく魅せ方なのは上手いなぁ。
タイトルなし
悲壮感が漂う流れではなく、淡々とした日常を描きながら、迫る別れに備える姿に胸を突かれた。
最初は、何も残さず、マイケルの人生から消えてしまうような立ち去り方をしようとしていた。
それでも、少しずつ、変わっていく。
最後の選択、なぜかとてもしてしまった。
父の思い
なぜ人生、さまざまで差もあるのだろう。
たくさんの家やビルの窓をきれいにする
窓拭き職人のジョンは、
窓から見える室内に目をみはる時がある。
今も部屋の至るところに散らばって置かれている
オモチャの数に驚いていた。
あのうち一つでも息子マイケルに持たせること
ができたら、と思ってその持ち主の男の子と
たくさんのオモチャを見ていた。
生い立ちは決して幸せというのではなく、
実の親にさえ疎んじられ幼い頃に他人の元で育ち、
腕や喉元ぐらいしか見えないが、身体のどれくらいの割合で広がっているのかと思われる刺青を施している。
若い頃から一人で苦労して時には道を踏み外すこともありながら生きて来たであろう。
妻と思った女性は可愛い筈のわが子をおいて出て行ってしまった。
子煩悩なジョンが幼いわが子を必死に育てて来た
ご褒美がこういうことだとは。
病気ですぐ近い先に自分の命の終末が迫っている。
気になるのは、自分よりわが子だ。
かわいい盛りの男の子。
男手一つで育てて来たが、いい子に育った。
ジョンは、俺の子にしては優秀じゃないか、
と心の内でちょっと自慢したい気もある。
しかし、人前でそんな素振りも見せない。
それどころか、どんな人の前に出ても恥ずかしくない人間に育つようにと礼儀には厳しい。
外見とは非なる繊細な心のジョンはいろいろと
心配してしまう。
病状を知らされた時からソーシャルワーカーに相談していて仕事の合間にマイケルを連れて里親候補と面談。わが子にはどんな人が家庭がふさわしいのだろう、と。また、自分がいいと判断しても、後に間違っていた、となることはないか、とも悩む。できるなら、実の母親に託すのが一番ではないかと迷い、親身に寄り添ってくれているソーシャルワーカーのショーナに相談するがもう手遅れだと断られる。
私もかわいい盛りに置いて出て行ける母親には期待しない方が良いと思った。
条件が見合う希少な候補者から選ばねばならないことを時間があまり残されていないことも含めて知らされる。
マイケルはどうか。保育園に行っても他の子は皆ママが送って来る。パパなのは自分だけ。
パパは優しい。自分を見つめる時の目はとても優しい。パパ大好きだ。絵本を読んでくれる。肩車してアイスも食べさせてくれる。最近、知らない人と会うことがよくある。みんな自分をじっと見つめて来る。その家から帰る時遊ばせて貰ったからとありがとう、と言わないと帰れない。いつも預かって貰う仲良し母子にすねてぐずっていた日、ちゃんと謝るまで帰らせてくれない。
飼うならウサギよりワンちゃんがいい。
最近、パパはしんどそうだ。
広大なグリーンに建つお屋敷の夫婦、
郵便局員で仲良し夫婦、
里子を複数受け入れている大家族、
若い頃の過ちでわが子と生き別れて妊娠できず養子をとりたいと夫と別れたシングルの女性、
どこに託そうか⁉️
だんだん頻繁に酷い頭痛や嘔吐に見舞われるようになる。 マイケルにも見られた。
高窓を拭こうとハシゴを上りかけてやめた。
動けるうちにと、ショーナから言われていた
思い出ボックス🧰に詰める。
マイケルに宛てたその時々の赤い封書、
マイケルの赤ちゃんの頃の母親と写る写真、
さまざまな思い出の詰まった写真、
一緒に作ったケーキに立てた赤いロウソク、
34本立ててマイケルがくれた1本、
母親の手袋、窓拭き器、 を入れた。
マイケルに絵本で "し"を教える。
「身体だけ残るんだ。」心や思いは消えてしまう、と。
以前からの虫やシラミの死で少し知った?マイケル。
「いつ死ぬの。」とも聞いて来た。
少しは理解しているのだろうか?
「ようしはイヤ。」とも。
でも、ジョンは思うのだろう、パパの心や思いが消えてしまってもいつも君のそばにいるよ、と。
退職し仕事と車の引き継ぎ。
だいぶやつれてしまった。
二人で絵本に落書きしたり、
遊園地に行ったりし思い出作り。
最後の力を振り絞りバスで向かった先は、••••
やはりお互いが求め合う相手がふさわしいと
思ったのだろうか。
壷井栄さんの『母のない子と子のない母と』を
思い出した。
、
言葉数の少ない親子の切ない物語。
実話をもとにした話だと最後にあった。
34歳で先が長くないシングルファーザーのジョンと4歳のマイケル。
人生の最大の選択である養子先を探すために、候補の家をそれぞれ訪れて本当に任せられる人を探すという話。
ジョンもマイケルも口数が多くなく、淡々と話が進んでゆく。
自分の命の先が見えてきていることを少しずつマイケルにも伝えていこうという思い、
マイケルの将来はどこに養子にいくのが幸せなのか、
そんなことを通して鑑賞している自分の死・命についても考えさせられる。
意図的に泣かせようとするのではなく、淡々としているのが逆に訴えかけるものをがある。
親愛なるマイケルへ
久しぶりだなマイケル、運転免許試験合格おめでとう、パパのこと覚えておいてくれたかな。部屋の窓の外からいつもマイケルのことを見守っているよ、と言いたいところだけど正直なところどうなるか、死んだ後のことだからパパにもよく分からないんだ。🕯️に🎈、そして🥚に🍇。全部魂や命のメタファーだなんて、幼いお前にはきっと分からなかったのかもしれないな。仕事でいろんな人の家の窓を磨いて来たけれど、いつもマイケルお前が将来お世話になる家を、窓の中を覗きながら探していたような気がするよ。お前は多分知らないけれど、白壁の上に付いた長方形の小さな窓だけはどうしても磨けなかったんだよ。あの時、このまま死んでお前に2度と会えなくなるような気がしたのさ。狭き門に導かれているみたいでさ。里親と肉親の面会は本当は禁止されているんだけれど、もうすぐ死ぬことがわかっていたパパの場合は特別に、お前と一緒にいろんな里親さんの家を回らせてもらったよな。そこでパパが気にかけていたのは、いつもお前が新しいママとパパのことを気に入るかどうかってことだけだったのさ。でもなマイケル、お前に買ってあげたオモチャの黄色いトラック、覚えているかな。すっかり綺麗になっているのにその荷台をいつまでもいつまでも風呂場で洗っていただろ。だから分かったのさ、飴玉を石の代わりに荷台に載せて遊んでくれた彼女のことが、とても気に入っていたってこと。また彼女に遊んで欲しかったんだろ。お前を置いてロシアに帰ってしまったママにどこか似ていたかもしれないな、マイケル。彼女のことをちゃんとママと呼んでいるよな、お前が望んだ彼女なんだから。
愛情
子のために養子先を探す、父と子の物語。ジェームスノートンの淡々とした演技と、子役の演技が素晴らしく本当の親子の様に見える。また子役のセリフは少ないものの、子が目で演技する様は見事で、何となく感じている演技を堂々としている。
題材含め決して楽しい映画ではないものの、決して大袈裟に騒がずひとつひとつ丁寧に描かれている。最後のBOXは将来の子にとって宝物。父の愛情が涙誘う。
切ない、父と子の物語
起伏のないストーリーだけど、退屈することもなく、じっと見入ってしまいました。
控えめな演出によって、過酷な現実が静かに淡々と描かれていく。
子を思う親の愛に胸が痛くなりました。切ない。
見終わったあとに余韻を残す佳作です。
それにしても、大人の俳優がいくらがんばっても、あの子役にはかなわないですね。
2本立て2本目。泣かされる予定だったが私的には期待ハズレ、全く泣け...
2本立て2本目。泣かされる予定だったが私的には期待ハズレ、全く泣けず。評価、高いですねー、私の感覚は世間とは乖離しているようだ。
長々と里親探しの面会が続く。主人公親子の生活に大きな事件があるわけでもない。だいたいこの主人公、ちょいと曲者そう。子どももどうも微妙にかわいくない。素直に応援できない。まぁ個人的に合う、合わないってやつです。
そして主人公はしてはならない最悪の選択をしてしまうのであった(笑)
重いテーマの筈なのだが
人それぞれ背負って生まれてくる運命は違うので
軽々しく人の人生を語れません。
実話に着想を得たこの物語の主人公の悲しみや苦しみは
どれほどのものかは自分は想像できないし、わかった気にもならないけど。
主人公がとてもとても苦しんでいることは理解できる。
多くを語らず、余計な描写がない表現がそれを助けてくれる。
作品を観る者の解釈をより広く深いものにしてくれているように思う。
重いテーマの筈なのに何故か
観終わってホッと安堵しているのが不思議な感じです。
たまたまの偶然にこんな素晴らしい作品に出会えて感謝します。
子育てしていた頃を懐かしく思い出させてくれたことにも感謝します。
マイケル君、かわいい。
多くを描かず、多くを伝える。
主人公のジョンは仕事の窓拭きをしながら、見つめる。
色んな人の生活や人生の欠片を。
(それはもうジョンには手に入らない)
33歳で死を宣告されたらジョンのように、
たった4歳のマイケルの里親を探せるだろうか?
マイケルはいつか大きくなった日に
父親と里親探しをした日々を少しは記憶に残すだろうか?
説明も最小限。
会話も最小限。
たった95分の中に父親の息子への思いが、ありったけ詰まっている。
マイケルが愛おしい。
(こんな愛おしい生きものを残して逝きたくない!!)
“おうちがいい”
“ママはどこ?”
“ようし“って何?
“死ぬとどうなるの?“
マイケルが小さな胸を痛める事柄。
答えるのがとても難しい。
大人になったって、“死の意味“なんか分からない。
マイケルにジョンが遺せるのは、新しい家族だけ。
自分の眼で選んだ最良で最上の里親。
やはり、あの人でしたね。
その人には“愛“が一番感じられたから・・・。
マグカップは誰が
冒頭から全編にわたって、繰り返し窓が映される。
これは窓拭き清掃員であるジョンの視点であり、“一般的で幸せな家庭”との断絶を表しているようにも見える。
しかし、彼らの日常には得難い『愛』があった。
ジョンは優しいだけでなく諭す厳しさもあり、常にマイケルを第一に考えている。
(玩具やパジャマを放り投げられて微笑むことができる親がどれだけいるか)
また、マイケルも幼いながら賢く、父を気遣うことだってできる。
ジョンの余命宣告さえなければどこよりも幸せな家庭であるだけに、なお哀しい。
台詞で語らず、過度な演出をせず、事件も起きない。
だが、ほんの僅かな表情から確かに伝わる。
拒んでいた『思い出BOX』をつくることにしたジョンの変化が。
徐々に事情を察して父の死を彼なりに受け止めたマイケルの変遷が。
最終的にジョンが選んだのは、財力でも経験でもなく、やはり『愛』。
何よりも、自分に代わってそれを注いでくれる相手に託したのは、素晴らしい判断だと思う。
『No.1 DAD』のマグカップは、母の願いか、父の決意か、それとも…
ジョンの病名含め余白も多いが、説明不足ではなく逆に深みが増す塩梅も見事。
事情に明るくない自分には、残念ながらソーシャルワーカーが“思いつく限り破った”『規則』が分からないのが残念。
カフェでの会話も印象的だったので、もっと彼女との関わりも見てみたかった。
泣けるのを期待すると、ちょっと淡々としすぎてるかも
予告編を見て「泣けそう」と期待して鑑賞したのですが、思いのほか淡々と進み、良い意味でも悪い意味でも「感動させよう」という演出は少ないです。そのため期待値とのギャップで少し評価が下がってしまいました。
【”思い出ボックス”今作は、一人の若き余命僅かな窓拭き清掃人の男が、幼き息子の為に懸命に彼を幸せにしてくれるであろう”家族”を探す、父としての善性溢れる姿を描いた作品である。】
ー 今作では、幼き息子マイケルを一人で育てるジョン(ジェームズ・ノートン)の病名は明らかにはされない。
だが、今作を観ているとジョンが衰弱していく様が幾つかのシーンで描かれる。ー
■窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。
シングルファーザーとして幼きマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。
理想の家族を求め、何組も面会をするがマイケルは中々理想と思える家族には会えない。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・ジョンの腕や首には刺青が有る。そして、彼が言うように4歳までは父親と暮らしていたが、その後は施設や里親の下で暮らしていた事が観る側に伝えられる。
ー ジョンがマイケルを自分のようにしたくない、という想いが伝わって来るのである。ー
・ジョンはマイケルを連れ、様々な里親候補と出会う。
1.裕福な若夫婦
2.何人かの養子を引き取って育てている夫婦
3.若い時に妊娠し、中絶したが故に子供が出来なくなった独り身の女性(夫はいたが自分の子でないと嫌だと言って別れている。)
4.赤ちゃんが来ると思っていたセレブなダブルインカム夫婦。(奥さんは子供を産む意思はない。)
ー 様々な里親候補と出会い、ジョンの迷いは深くなる。誰が、マイケルを幸せにしてくれるのか・・。-
・ジョンは窓拭きの際や何気ない時に、顔を顰め痛みに耐えている。
ー 身体の内部の病による痛み。そしてマイケルと永遠に別れなけばいけない心の痛み。ー
■切ないシーンが続くが、堪えながら観賞。
・公園で死んだ甲虫を突くマイケル。それを切なげに見つめるジョン。
・マイケルはストレートにジョンに問う。”ようしってなに?””いやだ!”
・ジョンの34歳の誕生日に作った型が崩れたケーキに、34本の赤い蝋燭を立てていくマイケルの姿。そして、35本目はジョンの指に握られている・・。
・ジョンが”思い出ボックス”に入れたモノ。
それは”君が免許を取った日に・・”と書かれたマイケルが成長する過程で読んで貰う多くの赤い手紙や、ジョン達を置いて居なくなった露西亜人の母親の写真と手袋。
マイケルの好きなトラック。そしてジョンの窓拭きモップ・・。
<そして、ジョンがマイケルを連れて行った新しい家族。それは、子供が出来なくなった独り身の女性だった。
マイケルが呼び鈴を押し、出て来た女性はマイケルの顔を見て優しき笑顔を浮かべ言う。
”又、会えて嬉しいわ。マイケル。”
ベストな選択であると思う。
ジョンのマイケルを想う気持ちが伝わって来るシーンであり、マイケルも納得しているのだろうと思うシーンでもある。
そしてラスト、マイケルがつぶらな瞳でジョンを見上げる所で物語は終わるのである。
今作は、一人の若き余命僅かな男が、幼き息子の為に懸命に彼を幸せにしてくれるであろう”家族”を探す父としての善性溢れる姿を描いた作品である。>
■今作は、映画館で鑑賞する筈が物理的に厳しかった作品である。
が、矢張り足を運ぶべきであった・・。
切なくも温かい
面白かった。余命いくばくもない父親が小さな息子のために里親を探す。ありそうでなかったシチュエーション(僕が知らないだけでどこかにそういう映画はあるのだろうが)。
その状況がやっぱり切ない。それから何といっても息子マイケル。なんて可愛いのか。マイケルが死を学んでいく過程がなんとも良かった。
希望
ラスト、
里親の家のピンポンを
マイケルが押したことに、
とても意味を感じました。
彼がきちんと納得したんだと。
さらに、強いまなざしに、
彼は前に進んでいける、
幸せになれる、という希望を感じました。
とても温かく深い作品。
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