劇場公開日 2023年2月3日

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「唯一無二の設定。ドラマシーン多めなのがちょい意外」バイオレント・ナイト 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0唯一無二の設定。ドラマシーン多めなのがちょい意外

2023年11月18日
Androidアプリから投稿

サンタ🎅✕バイオレンス=???
B級映画どんと来いなら心惹かれずにはいられない設定

最悪のクリスマス映画と言えばの『ダイ・ハード』
自宅で悪者を懲らしめる子供と言えばの『ホーム・アローン』
その二作を意識した上でよりバイオレンスな作風を目指したのが感じられる今作

だけど『ダイ・ハード』ほどずっとアクションではなくドラマシーン多めで『ホーム・アローン』ほど子供が大活躍ってわけではない

あくまで主人公はメインビジュアルのサンタ!
🎅の仕事に疲れ切って飲み過ぎた挙げ句、空飛ぶソリからゲロを吐く
事件に巻き込まれたらすぐ逃げ出そうとする
やむなく悪漢と戦うことになったら、それがまためちゃくちゃ泥臭い肉弾戦

だけど、あるシーンでガラッと変わるんだね
そこが「歌舞伎の見栄切りか!」って笑っちゃうくらいの演出だからぜひ自分の目で確かめてみてほしい

個人的に好きなのは悪党に捕まって(捕まるんかい!)本物の🎅だと説得するために『昔オモチャをあげたのにこんな大人になっちまって・・・』と話すシーン
過去が見えると敵も人間味がグッと増すね

作務衣もん