非常宣言のレビュー・感想・評価
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機内でのバイオテロ、最悪ですね
ほぼ全編、緊張感を持って楽しめた。面白かった。
犯人、カプセルを脇の下に入れ込むの、家でやってくればいいのにね。それに、傷口に貼るの、個室でやればいいのに、洗面所でやってたらそりゃ誰かに観られるよ。
イノ刑事の奥さんが偶然同じ飛行機に乗ったのだけど、お母さんと言っていたので、てっきり母親かと思っていた。そしたら奥さんでした。
早い段階で乗客が死に始め、感染が拡大、どんどん死んでいく。あんな密閉されて空の上、逃げ場はなく、想像するだけで地獄です。人間性が出ます。
どこにも着陸できない。アメリカにも拒否され、成田に向かう。やはり拒否される。これは想像できますね。韓国映画、日本を良く描くはずはなく、やはり悪者にしている。しかし、実際でも難しいだろうけど。しかし、自国でも着陸に反対するデモが起きている。これには驚き。地上では着陸反対デモと、乗客の家族を含めた着陸させてと願う人達の小競り合い。人間って恐ろしい。確かに迎え入れれば陸上にウィルスが拡散することもありうるだろうが、お前たちはそのまま死ね、とは思えないよね。
乗客の1人、イノ刑事の奥さんが言った言葉、大切な人達を巻き込みたくない。着陸するのはやめよう。みんなが同意する。なかなかできる決断ではない。悲しい場面。
ジェヒョクが着陸しないことを報告したけれど、どうするつもりだったんだろう。海に落ちるつもりだったのか?海にしても、墜落したにしても、みんな死んでしまってもウィルスは拡散してしまうのでは?なんて観ながらアレコレ考えてしまったが、とにかく着陸できて何よりでした。
まず、元パイロットが乗っていたことが幸運だったし、医者が乗っていたことも幸運。
この映画の犯人の目的は?あまりそこは強調していなかったけれど、交通省の大臣が言っていた、普通の常識を持たない人間もいる、確かに常人では思いもしないことを考える人は居るだろうから、いつ、どこで何があるかわからないご時世。人として、どう対処出来るかが問題と感じた今作。大変面白い映画でした。
平日の昼間なので,10人足らずの少ない観客。最後尾のほぼ大将席での鑑賞で大満足の一本でした。
格好悪い男たちの格好良さ
いつも格好悪いマ・ドンソクと
KCIA南山の部長たちに続き
またまた格好悪いイ・ビョンホン
フライトクライシスに現代のパンデミック要素を絶妙に絡めたストーリーは秀逸でした
細かく見ればツッコミどころは沢山あるけど
それを上回るハラハラドキドキがありました
見どころは色々あるけど
最後の着陸シーンは
とても臨場感があり
CGも綺麗で、しっかり費用をかけているのがわかり
こういう細部にクオリティを詰められる韓国映画は
邦画より一歩先に行ってると感じました
格好悪いと言ってますが
なんだかんだで二人とも
最後は格好良かった
すごく面白い
圧巻だったのが機長が操縦かんを握ったまま死んで、飛行機が墜落していく場面でその間ずっと無重力みたいになって悲鳴しかなく太陽の光がいろいろな角度から窓から差し込んでぐるぐる回る。シートベルトがいかに大事かよくわかり、本当に恐ろしい。
犯人が自分の死を覚悟の上での凶行で、実際死んでいるし、そうなるともう誰にも止められない。ただそれが無差別テロで、きちんとターゲットを見定めて一撃をお見舞いしていないのが残念なところだ。
乗客たちが、飛行機を降りないと決意するのかどうかと思う。致死率が高いと言っても40%なら、10人中4人は生きるので、あのマスク警察みたいな男までが同意しているのが変だ。人々を分断していたあいつが感染して死ぬと思っていたのだが、そうでもない。
ホームラン30本だけど打率.250、100三振するバッターみたいな映画
韓国映画らしいパワーあふれる映画でしたが、ところどころ首を傾げたくなるような場面もありました。プロ野球のバッターに譬えるなら、年間30本以上のホームランを打つけれども、打率は.250程度、三振も100以上という感じでしょうか。まあチャンスに打ってくれる6番バッターなら、相手にとって非常に怖い存在だとは思います。
話を映画に戻しますが、本作は、致死率40%というウィルスを旅客機に持ち込んで、乗員乗客を巻き添えに自殺してやろうというとんでもない犯人が起こしたテロというかハイジャックから、如何に乗員乗客が生還するか、というストーリーを描いたアクション映画でした。
いい点を列挙すると、以下の通りでしょうか。
①とにかくテンポが良く、2時間20分ほどの長丁場ながら、全く飽きるということはありませんでした。
②ここぞという場面での描写が強烈で、序盤に出てきた犯人宅の死体発見現場などは、ホラー映画かと思いました。
③②同様ですが、中盤の刑事2人と共犯と思しき男のカーチェイスシーンは秀逸でした。
④話の盛り上げ方が上手。ウィルスが蔓延したソウル発ホノルル行きの韓国の旅客機KI501便が、アメリカ政府に着陸を拒否され、仕方なくUターンして成田に着陸をしようとすると日本政府にも着陸を拒否される。しかも航空自衛隊の戦闘機から威嚇射撃まで受け、それでも強行に着陸を試みようとするも、カミカゼばりに自衛隊の戦闘機が突っ込んできて、仕方なくKI501便は着陸を諦めてソウルに向かう。
今韓国では、伊藤博文を暗殺した安重根を主人公にした「英雄」という映画がヒットしているらしいですが、韓国の旅客機が自衛隊機に襲われるなんて、韓国人にとっても日本人にとっても、それぞれ別の意味だけど胸熱なシーンだったと思います。ただ「英雄」が韓国国内でしか上映されていない国内向け作品であるのに対して、本作は日本にも輸出している作品だけに、これだけでは終わらないのが凄いところ。なんとソウルに戻ってみると、韓国国内ですら、得体の知れない致死率40%のウィルスが蔓延した旅客機の着陸を拒否する反対運動が勃発。アメリカ政府や宿敵日本のみならず、同胞からも見捨てられる運命に、乗客たちは絶望する。この展開には、鬼のような自衛隊機の動きを見せられた日本男児である私も、やられたと思わざるを得ませんでした。
⑤概ね女尊男卑が貫かれているところ。主役の2人は男性なので、必ずしも男性全員が悪く描かれている訳ではありませんが、マスク警察ならぬウィルス警察ばりに、感染した乗客に罵声を浴びせる役回りの乗客はオッサンだった一方、本件の解決を担当した国土交通大臣は女性でしあ。この辺りはいい点というか、無難だったなと感じたところ。仮にウィルス警察がヒステリーの女性だったとすると、ちょっとしっくりこなかったように思います。
以上が良かった点、面白かった点。
一方で首を傾げたくなったのは以下の通り。
①何事もやり過ぎが目に付く。例えばパイロットが気を失ったせいで操縦不能になり、飛行機がダッチロールするシーン。シートベルトをしていないキャビンアテンダントが天井や床に叩きつけられるのに、次のシーンでは普通に業務に戻っている。あんなに体がぶつかったら、死なないまでもすぐには動けないでしょ。
②いい点でも紹介したところですが、成田に着陸を試みたKI501便に対して、自衛隊機が威嚇射撃するところは、流石にやり過ぎ(その後の展開で、映画としては成り立ってはいるけど)。成田付近の上空で威嚇射撃をし、万一旅客機が墜落して乗員乗客が死亡、加えて下に住んでる住民が亡くなったりしたら、国際問題にもなるし国内でも大問題になり、政権が吹っ飛ぶでしょう。僅か数時間に、そんな即断即決をする首相が、日本にいる訳ないでしょう。「検討使」と言われる岸田首相なら、検討している間にKI501便は着陸してそうです。いずれにしても、いくら恐怖のウィルスが飛行機に乗ってやって来ると言っても、旅客機に向かって威嚇射撃はしないでしょうよ。
③製薬会社が隠し持っていた特効薬の効果を実証するため、ソン・ガンホ演ずるク・イノ刑事が自らウィルスに感染して特効薬の効果を証明しようとします。結果はもちろん効果があって、最終的にKI501便はソウルに着陸する訳ですが、たった一例の治験で薬の効果効能を判断するなんて、いくらなんでもあり得ない話でしょう。というか、無事着陸して事件が一件落着した後でも、ク・イノ刑事は車椅子生活を強いられているようで、実際薬の効果なかったんじゃないかという気もしてます。その辺ク・イノ刑事を「英雄」にしようとする意図が強過ぎたのか、ちょっと辻褄が合ってないように感じました。
④本筋とは関係ないですが、物語の最後、エンドロールに入る直前から、ドビュッシーの「月の光」が流したのは、ちょっといただけなったかなと思いました。「月の光」自体は名曲中の名曲であり、私自身も好きな曲です。上記の通り、激動のストーリーを着陸させるには、ピッタリの選曲だったと言えなくもないのですが、ここまで韓国映画らしさを見せて来たのだから、最後もオリジナルの曲で行って欲しかったなと感じたところでした。
以上、いい点もあり、首を傾げたところもあった映画でしたが、それなりに楽しかったことは事実です。
シートベルト、ずっと外さない
ポセイドンアドベンチャーやエアポート75、タワーリング・インフェルノ等、パニックものの映画というジャンルが昔はしっかりあった(ダイ・ハードも)。
こうした古き良きパニック映画ものの匂いがプンプンするので、観に行った。
面白かった。テンポ良く最後まで飽きさせず、とっても観応えのある映画だった。
現場と地上とがスリリングに同時進行する。
機内にも地上にも、賢者と愚かな人がいて、子供がいて大人がいて、個人と企業が絡んで、被害者と加害者がいて……。
迫力MAXの撮影!360度回転セットの機内や交通事故シーン(2019年のガイ・リッチー監督の『ジェントルメン』でも、同じような交通事故のシーンがあって斬新だった)は声が出た。
目が離せない展開は、王道そのもの。
Covid19ウイルスが蔓延している今の世界では、充分起こりうるテロ事件だし、そして、スマホをみんなが持っているのを上手く使って話がすすんでいくのもリアル。そして乗員乗客全員が最後に合意した方針も気持ちも、実際にありうるかもしれないと思うとやりきれず切ない。
終わり方、あの終わり方と音楽で、いっきにカタルシス感があふれた。
おもしろかった~。
ひとつだけ。
アメリカ、日本、そして、韓国自国の対応は、やむを得ないのか…と思う。
だけど、日本が行った空での対応、ありえない。
あんな過剰な対応を(いくら映画でも)描写されると…
以前、韓国の駆逐艦が日本の海上自衛隊の哨戒機に(攻撃を意図する)レーダーを照射したことがあったけど、その裏返しで、ああ、そう思っているのか……
とまで思ってしまった。そこだけ。
「ソン・ガンホなら何とかしてくれる!」という期待を一身に背負った一作
予告編から察しがつく展開ほぼそのまんまなのに、それでも決して退屈させない作りは見事です。ソン・ガンホはいつも事態が起きている渦中にいるような人物ですが、今回は、事態の起きている航空機から遠く離れた地上に留まらざるを得ないという、ちょっと特殊な状況。しかしこの、現場に手を触れることもできないという彼のもどかしさが、さらに物語の緊張感を高めています。
細部を詰めると色々指摘すべき点はあるのかも知れないけど、それでもやはり結末近くのソン・ガンホの行動は、「彼なら絶対やりそう」と思わせてくれるもので、思わず胸が熱くなります。同じことを別の俳優が演じたら、もしかしたらちょっと嘘くさくなったりするかも知れないんだけど、彼が長年優れた俳優として作り上げてきた「俳優ソン・ガンホ」像があったからこそ、そこに強い説得力が生まれたんだと思います。
バイオテロの厄災から乗客を救う、という目的がはっきりとしているため、物語の主筋もまた必然的に簡潔かつ明確で、加えて様々に張り巡らされた要素もその主筋を妨げないよう入念に設計されているため、どれだけ視点が交錯しても物語を見失うことはありません。この点も素晴らしいです。唯一、犯人の来歴については脚本上の調整に苦労したのか、ちょっと説明が急ぎ足かつちょっと飲み込むのに時間を要しましたが…。それも解決への道筋にちゃんとつなげていたので、そこまで鑑賞の妨げにはなりませんでした。
もしかしたら本作における各国政府や人々の対応についての描写は、コロナ禍前だとちょっと現実味に欠けていたように感じられたかも知れませんが、現代の視点だと、非常にありそう、かつ心情的に理解できてしまうところに、創作の枠を超えて迫る切実感がありました。乗客も地上にいる人々も、どちらの心情も痛いほど理解できてしまうという意味でやはり、本作が「今観るべき作品」の一つであることは間違いありません。
ソンガンホははずさない
ソンガンホの刑事役は特に好きです。機内では観たくないですね。色々な事が重なりあって面白くなっていますが、犯人がそんなに重要視されない流れがとても良いです。冒頭のセリフで『肉もらってきて』みたいな言い回しが、韓国という世界観に引き込んでいき、最後は優しさが出てきてとても好きな感じでした。
歯を食い縛っちゃうよね
地上と上空を行ったり来たり、同時進行に臨場感ありまくりシーン、何度も山場が有り『あっ』と言う間の2時間30分。韓国映画のサイコ犯人て、しゅっとした草食系男子が多いと感じるのは私だけ…いやいや、ガンホ兄貴が刑事役の時だね、きっと。ビョンホンぱぱも素敵、けどガンホ兄貴やっぱカッコいい!実行力あった、絶対やる男だ、人間臭くてピッタリイメージ。
ウィルスの怖さは未知数
ウィルスを使った飛行機テロ
怖い~と思って迷っていたけど…
観て正解でした
前半は眠気が…ウトウト
それほど~っていう感じでしたが
犯人がテロを起こした辺りから
眠けが飛んでいきました
ここからが怒濤のはじまり
人の描写、怖さのなか揺れ動く様子
機内の描写、色々な角度から動き
映像の切り取り方が上手いな~
一時日本の扱い方に
★が3.5になりましたが
まあ4.0あたりになるかな~と
思ってましたが…
最後の10分で★4.5になりました
パニックになっている観客の
…私たちの為に
と思うかの様な終わり方だった
穏やかな気持ちでスクリーン
を後にしました
音楽の使い方も秀逸
日本だったらと思ったりしましたが
ここまで描けるテクニックが
技術はまだ遠い様な感じ
かな…多分。
自衛隊の決断
自衛隊の判断。
日本国民を守るためには苦渋の判断でしょう。このときの韓国内の反応も同じように、仕方のないことと受け止められていました。それどころか、韓国内でも賛成反対で分かれていてリアリティーが増しました。
ソンガンホ刑事の自己犠牲だけちょっと創りすぎと思いましたが展開上やむ無しでしょうか。
まだ1月ですが、今年1番の映画です。
心を空っぽにハラハラドキドキしよう!筋に突っ込むのはその後で
初っ端から不安を煽るような重低音のBGM、そしてジェット旅客機の轟音・フラップのきしみ、タイヤが出てくるアップにスクリーンの中に引き込まれた。
ストーリー展開はややスローに感じるのだけれど、その分「自分だったらどう行動するだろう?」って頭をフル回転しながら更に作品にのめり込む。
まあ結局の所、ソン・ガンホとイ・ビョンホンが善人なのだろうとの安心感がなせる技なのかもしれないけど。
最前列で観ていたから、ラストシーンでは両脚がピーン!伸び切って、目一杯力が入っちゃいました。
設定にはツッコミどころもあるけれど、そこはアクション・パニックものには付き物だと目をつぶってもいいんじゃないかなぁ・・・だって単純に面白いから!
韓国の警察が登場する作品はコミカルですね、あー面白かった!
反日映画?そんな訳はないでしょう。
議論が分かれる日本描写について詳しくレビューしたいと思います。
この映画の大きなテーマとして自己犠牲が取り上げられていると思うんですが、正体不明の高致死性ウイルスによるバイオテロが発生した旅客機ですでに数十人の死者が出ている。
ウイルスのサンプルや抗ウイルス薬やワクチンは流出元の外資系製薬会社から確保済みだが、犯人は改良を加えたため変異している可能性が高く、抗ウイルス薬は利くかどうかは不明瞭。挙げ句の果てに行き先のアメリカが着陸を拒否し、乗客の母国である韓国ですら受け入れに及び腰で世論が二分されている状況…そんな状況で日本が受け入れる訳が無いだろうってのは当たり前なんです。
仁川からのハワイ便だったから日本と航空自衛隊のF-2戦闘機がスクランブルに出てきただけであって、仮にKI501便がバリ島かシンガポール行きなら台湾がF-CK-1で同じことをしたでしょうし、欧州便なら中国がJ-10で同じことをしたでしょう。この映画において日本の役回りとは国籍というしがらみのない相手ならどういう反応をするのかという乗員乗客や韓国国民に対する状況の提示にすぎないと思います。逆の立場なら終盤KI501便を護衛するために飛来したF-15Kで同じことをするでしょ?という投げかけなんです。
だからきちんと日本に対する劇中でのフォローはされていたし、そこまで憎悪を煽るような描写には見えなかった。あとはあの場面で日本が受け入れてしまうとそもそも話が成立しなくなってしまうことも付け加える必要があるでしょう。
そういう中において航空自衛隊のF-2パイロットがみせた成田上空での威嚇射撃や体当たりをしてでも着陸を止めさせようとしたというのは、別に反日描写でもなんでもなく寧ろ(作劇上)美味しい役回りだったのかなとは思うんですよね。
スクランブルに上がったF-2のパイロットの吐息や台詞を観ていると万一になれば身を挺しててでも止める覚悟はしているが、なんとか諦めてくれとというような迷いや焦りのようなものも感じられたのがとても好印象でした。恐らく、あの航空自衛隊のパイロットは韓国国外で唯一主人公や乗員乗客と立場を同じくした登場人物だったと思います。
ただ、ちょっと気になったのは成田の管制官や空自パイロットがカタコトだったこと、某総理っぽい外務大臣のセリフの言い回しくらいですかね。あとは燃料がどう考えても足りないだろうとかちょこちょこツッコミどころはありますけども作劇上の都合で妥協できる範囲でしょう。
ミリオタ的観点からだと終盤出てきたF-15Kと外見が殆ど同じだからという理由でモデルを使い回せるF-15Jを出すんじゃなくてちゃんと首都防空を担う百里基地配備のF-2を出してくれたのも凄い良かった。
嘘をつくところとこだわるところのバランスが取れた良い映画だったと思います。
ソン・ガンホ✨
主演のため観ました。最後体張りすぎです😭
ずっと上空と陸上でわかれていたイ・ビョンホンとやっと会うシーンは今までの共演作品まで浮かんできました。
機内で新種のウィルス感染がひろがっていく恐怖と、
パイロットが体調をくずし韓国まで折り返すまでの機内の不安定さ、揺れやスピード感の重なりがとにかくリアルで緊張しました。2時間全く中だるみがなかったです。
意外だったのは、日本は毅然とした国と思われてるんだ!?と。アメリカ同様、国民を守ることを第1とするのは日本を敵としての表現には感じなかったです。
韓国国内でも反対派と2分していたのでフラットに描かれてるように思いました。行き過ぎ?に感じる表現もありましたが。
テロはもちろん許せませんが、犯行の真意が明らかにならず新種のウィルスへの警鐘にも感じました。
燃料、、、、、かなり持ちすぎとかワクチンのこととかツッコミどころはありますが見応えがありました!
単純に、このスリルとサスペンスを楽しめれば、最高に良い映画だと思う。
ツッコミどころは満載なんだけど、その粗をいちいち指摘することに意味はないと思う。純粋に、映画を楽しんで観てほしい。
この映画を作った韓国の映画業界は素晴らしいと思う。こういう発想や脚本のドキドキ映画を作ってしまえるのは、本当にすごい。なぜ、日本映画では出来ないのだろう、って。
ハリウッド映画が、カラっした感じだとすると、なんというか、「半地下の家族」でも感じたようなドロっとした感触。その感触が、この映画のスパイスになっていると思う。
ソン・ガンホっていう役者さんは本当に上手で、言葉の壁を越えて、その演技力で観ている人をグイグイ引き込んでいってくれる。イ・ビョンホンもかっこいい。チョン・ドヨンもキム・ソジンも、いい味出してる!
そして。イム・シワンが菅波先生にしか見えなくて、韓国映画デビューしたのかと思た。
観る価値のある1本。
途中までは良かったのだけどねえ
機長がウィルスにやられ、きりもみしながら墜落していく機内を描いたシーンはすさまじいの一言。ポセイドンアドベンチャーで客船のロビーを上下ひっくり返してしまうシーンを思い出す。あちらは上下がひっくり返っただけだが、こちらは何度も回転している。スタントマンもエキストラも大変だ。
ところが、非常宣言を発して成田空港の上空まで飛んできているのに、威嚇射撃してくる航空自衛隊の描き方はあんまりだと思った。成田はマズいので百里基地まで誘導するってのだったら、良かったか。あれがクナシリ・エトロフやサハリンに着陸だったら、大韓航空機撃墜事件と絡められて、より面白いストーリーになったかもしれない。
詰め込めるだけ詰め込んだ堂々エンタメ映画
このところの韓国映画の凄さったら今更言うまでもないのですが
まあ、充実してますね。
今作はソン・ガンホとイ・ビョンホンが好演する
堂々エンタメ映画ですね。
まあ、最後の最後まで飽きさせない展開で
詰め込めるだけ詰め込まれたエンタメ映画!
年の初めに間違いなくドキドキハラハラしたい方には超おすすめです。
で、月に8回ほど映画を観る中途半端な映画好きとしては
面白かった!!
でも、色々とツッコミどころもあるのですが
一番気になったのは、
そんな状態の飛行機を空中で破壊しちゃ、
やばいでしょ!!ってこと。
コロナの初期のクルーズ船
ダイヤモンド・プリンセス号の例を出すまでも無く
ああ言うものは一箇所に封じ込めなければ〜〜
破壊や墜落したら拡散するじゃん!
と、ハラハラしながらも、心の底でずっと
それはまずいでしょ!と思ってました(笑)
往年のハリウッド映画「エアポート」シリーズに
大ヒット作「新感染」シリーズのノリをぶち込んで
最後は「ハドソン河の奇跡」要素まで盛り込んだ本作。
今更ながら一昔前のアメリカメジャー映画の様な
問答無用のエンタメ映画を堂々と作っちゃう韓国映画界!
脱帽でございます。
最後に「ソン・ガンホ」にここまでやらせるか!!監督(笑)
いろいろ複雑
大韓航空機やJAL123号の悲惨な事故を記憶している人間としてはリアルでフリーズするシーンがありました。
とにかく怖い(ホラーじゃない)要素がてんこ盛りで、疲れました。
家族への強い愛の表現がそうさせたという点に帰結させたかったのだろうなというのは分からんでもないけど、そうであってもちょっとイ刑事の個人プレーはさすがに演出がすぎると思いました。
映画だし最悪の結果は用意されていないだろうとは考えていましたが、安易なものではなく、ほっとした反面、もう少し踏み込んで描いて欲しかったです。
最後のガーデンパーティーのシーン、全然嬉しくなくって、相当複雑な気持ちになりました。
※余談
イ・ビョンホン目当てで観ましたが、内野聖陽に似ているのを発見できたのは嬉しい誤算でした。これまでは二人が似ているという実感なかったのに!
飛行機に乗る前に見てはいけませんの映画
もうね。アカーンです。怖すぎます。どんなホラーより怖いです。
それは、飛行機に乗るという日常が覆される恐怖です。
他の方々がストーリーには触れているので、感じたことを中心に。
私は飛行機の距離に両親がいるので乗らざるを得ないのですが、分かっていても浮き上がった時と着陸の時は緊張します。機長さんがガツンと着陸してくれるとものすごく安心します。どんな絶叫コースターより心拍あがります。
作中でも、平和と不穏が漂う出発前の光景から、洗濯機のように掻き回されたり、すごい勢いで急降下する飛行機に乗ったような思いのする映画ですから、手汗だくだくです。
バイオテロ酷いね。自爆テロも怖いけど、バイオテロはこの作品のようになるだうね。
まず、持ち込み方法も、ウイルスをばらまくつもりならこんなふうにやるのが現実的だろうなとおもう。
エンターテインメントなので2時間20分に収めるためには、即効性のウイルスでなくてはならないし(Miと同じだね)、例の船と違い飛行機を下ろす前提なら着陸条件が必要だろうね。
少なくとも機長は操縦不能にならないとサスペンスは盛り上がらないから、展開には納得だ。
そもそも、同様なハリウッド映画もご都合主義の謗りは免れなかった。
終盤の着陸の件はアメリカに断られ、さらに日本に断られるのはちょっと恣意的だ。
冒頭に非常宣言を宣言すれば何にも優先して着陸できると紹介しているのに、それをさせない2国に韓国民は反感を持つのではないか?また、専守防衛を国是としている日本が着陸させないために自衛隊機がフレア、民間機に威嚇射撃、異常接近等々をするとは思えないが、かの国の認識とはその程度なのかと遺憾砲ぶっぱなしたいね。せめて、北朝鮮かロシアにしろよ。
日本が1番やりそうなのは、取り敢えず着陸させて燃料食料等の必要物資をあげて、本国に帰っていただくと言うやり方でしょう。
さて、ここはさすが自国のことをよくわかっていると思うのは、着陸反対派と賛成派のデモが起き、意識調査もされ、結果的に着陸しない選択を選ぶしかなくなる展開。「着陸させない」ということは「自殺しろ」ということで、こいつら寄ってたかって「○人者同然じゃん」と思ったよ。メンタルがやっぱり残酷。
日本人の感性とは違うね。日本人ならみんな頑張って待ってるよと呼びかけ、でも、みんなに迷惑をかけたくないと悲痛な選択をするという感じかな。
内野聖陽みたいなイ・ビョンホンは、機長だった過去があるのにいつもと違ってなんか頼りない。
ソン・ガンホは無茶ばっかりだけど、テロリストのイムシワンその他、相変わらず韓国映画の俳優はいいね。
最近、邦画のよくないやつを立て続けに見たので、もっと頑張って欲しいと切に思う。
韓国の脚本家と監督を連れてきて撮ればいいのさ。
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