百姓の百の声

劇場公開日:

百姓の百の声

解説

自然と向き合い作物を熟知する農業従事者の人々にスポットを当てたドキュメンタリー。

「千年の一滴 だし しょうゆ」の柴田昌平監督が「食」の原点である「農」をテーマに、全国の農家の人々の知恵や工夫、そして人生を、丁寧なインタビューと美しい映像で紡ぎ出す。

彼らが畑で何と格闘しているのか、ビニールハウスの中で何を考えているのか。小手先では解決できない様々な矛盾を独自の工夫で克服する彼らの姿を通し、多くの人々が「風景」としか見ていない営みのコアな姿を、鮮やかに浮かび上がらせていく。

2022年製作/130分/日本
配給:プロダクション・エイシア
劇場公開日:2022年11月5日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
大兼久由美
監修
百合田敬依子
撮影
柴田昌平
大兼久由美
川口慎一郎
音声
柳田敬太
編集
高橋慶太
柴田昌平
音楽
ダン・パリー
甘茶
題字
財前謙
メインビジュアル
阿部結
カラーグレーディング
堀井威久麿
音声ガイド語り
小谷あゆみ
制作デスク
宮川尚子
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フォトギャラリー

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(C)プロダクション・エイシア ASIA Documentary Productions, All rights reserved.

映画レビュー

4.0レジェンド

2023年3月21日
Androidアプリから投稿

農協ではなく農文協
家の光ではなく現代農業ですかぁ
農家は天候に左右されて大変と漠然と考えていましたが、
観察眼、創意工夫が要求される理系なお仕事。自然には自然で対抗、編み出した方法も惜しみなく情報共有する 政策に振り回されるも自助で克服、努力が並大抵ではない
名人達の高齢化が気になってしまいましたが、やはり職業という時点で心得は会社勤めのフィロソフィにも活かせるのではないかと 日本農業賞とかあるらしいけど叙勲とかも対象にして欲しいな

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ゆう

5.0いまこそ観なければいけない「百姓の百の声」

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今見ずしていつ観る?と声を張り上げたくなる作品だった。「百姓」と聞くと、ちょっとドンくさく聞こえる節もあるが全く予想と違って、スクリーンに現れる人たちはみんなカッコいい。日本の食料自給率の低さがウロ戦争でようやく「これやばいんじゃない?」と気づき始めた人も多いのではないかと思う。国内の農業を支えてくれるのは、ここに登場するようなコツコツと日々土と向き合い誠実に作物を作り続けてくれる人たち。それが「百姓」。全く現実とかけ離れた政策で農業をダメにして行く政治家や官僚たち。勉強だけ出来て机上の理論立の力は有っても、地に足をつけた政策を打ち出すことは不可能に近いと映画を観て改めて感じた。一人でも多くの人にこの作品を観てもらい「農業の大切さ」「農家の苦労」「農家の底力」を理解して欲しい。

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しのぶ

5.0こんなにも勉強になる作品だとは!

2023年1月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

学生さんからお年寄りまで、幅広い客層のお客さんで満席でした。

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さばとら

5.0百姓はスーパーヒーローだ

2022年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2022年11月20日(日)ポレポレ東中野で鑑賞。
今週から関西でも上映が開始されるので、監督は大阪入りとの事。
その為、上映後のトークゲストはこの映画のコーディネートをされた業界紙「現代農業」の出版社、農文協のお二人でした。

農文協では、農家を一軒一軒訪ね、取材されているそう。国では成し得ない、一人一人の農家の叡智を集める貴重な組織だと感じました。
柴田昌平監督は、映画完成までの足掛け4年、農文協さんの協力を得ながら映画を完成させる。農文協の百合田敬依子さんが同じ大学で仲が良かった事がご縁との事。
農業素人の監督が映画を撮り始めてまずした事は、農文協の方々への丁寧な取材と、雑誌「現代農業」の理念をじっくり学ぶ事だったそう。
農家さんの撮影開始当初は農文協の方と農家さんとの会話について行けず悩んだようですが、取材テーマや対象について、深く知ろうと努力した上で撮影を進めていく、柴田昌平監督の真摯な姿勢に感服しました。

トーク後に個別にお話を聞いたら、「現代農業」では、敢行農業から有機農業、自然農まで、農業全般を扱っているとの事。しかし、今は有機、自然農の方に大きな流れを感じているとお話しされていました。

肝心の映画には、知恵と実行力で厳しい現状を切り開いていくカッコいい農家さん達が沢山登場していました。農業は哲学的だし、みんなスーパーヒーローだと思いました。

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粉雪