劇場公開日 2023年2月23日

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「お弁当がふいに食べたくなる良い作品。」ちひろさん yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0お弁当がふいに食べたくなる良い作品。

2023年3月13日
PCから投稿

今年80本目(合計732本目/今月(2023年3月度)15本目)。

どうもnetflixでも同日公開だったようですが、私は映画館にいって、わからかった部分はネットフリックスで補いました。

元風俗業であることを「あまり」隠さずにお弁当屋で働いている主人公、ちひろさんがテーマの「ちひろさん」という映画です。

出自がどうであろうと、人(他人)を見るときには、その人の過去の生い立ちその他を考えることなく、「今のその人」を見て判断することが大切です(換言すれば、偏見を持つのは良くない、ということ)。
ごくごく当たり前のことですが、本映画はそれをまさに実行している主人公で、そのピュアさに好感が持てました。

ネットフリックス系映画というと1ランク下がると思われる方が多いですが、今でも普通に放映されている映画館もありますので、「その中では質が高いほう」です。

行政書士の資格持ちとして、「お弁当屋」について公衆衛生(衛生行政)の観点からやや描写が不十分かな…と思える点はあるものの、細かい話でしかないし、それをどうこうする映画でないのは明らかなので、見逃し(または、減点0.2まで。これだけでは4.5までの評価にならない)にしました。よって、減点なしか4.8で、4.8だとしても5.0に切り上げ満点ということになります。

「ちひろ」さんのまっすぐな生き方に共感が持てる方(予告編で結構わかると思います)はおすすめです。

yukispica