劇場公開日 2023年2月23日

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「原作の漫画を読んでみたくなった」ちひろさん asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原作の漫画を読んでみたくなった

2023年2月27日
iPhoneアプリから投稿

有村架純を最初に見た時、國村隼とキスする宇宙人の役だった(主演が広末涼子で福士蒼汰もこの時初めて見た)ので、我が家では未だに宇宙人の子と呼んでいる。

その後 いろいろなドラマで見かけるようになった。
直近では大河の家康の正妻。
あまり評判のよろしくない築山殿(瀬名)をこんなに魅力的に演じられては、この先どうしようか、というくらい。

いい女優さんになられたな、と思う。

この ちひろさん も どこか影を背負う感じがとても良い。

そう言えばリリーフランキーも
いい役者さんになられましたこと。

全体のストーリーは 漫画原作 だろうなあというところで
原作に興味が行ってしまったことは 成功のうちか。

子役たち 特に高校生の子がとても良かった。

あの女の子のお母さんの料理
見かけが素晴らしいのに味がしないというのがリアルだった。
たぶん インスタに載せてるようなやつなのかなあっていう想像をしながら。

男の子の演技については、もはや 彼の未来さえ見えて来るようだ。
最近 子役上がりの俳優さんたちの活躍が目立つから
いい傾向なのかな と思う。

asica
いぱねまさんのコメント
2023年2月27日

コメントありがとうございます

改めて原作を再読したのですが、私も相違点について間違っている部分が有って、不確かな情報を出してしまったこと、お詫びします(どの部分に対しての訂正は、ご勘弁願います)
映画作品中では、ちひろさんという触媒を通じて、心を通わせる人達の繋がりというテーマを感じました 対して漫画では、勿論作品のテーマも描かれていますが、それ以上にちひろさん本人の心情を前面に出しているシーンが多かったかなぁと改めて感じました 特に"結婚"についての見解は、興味深いです でも映画制作陣はそこは地雷を踏む部分、若しくはあまり重要ではないと判断したのでしょうね
しかし、私はこの大事なテーマをもっとフィーチャーしてほしかったなぁと思います
美人で、サッパリした性格、物怖じしない芯の強さ、誰とでも打ち解ける心の広さ、そして頭の回転の速さ等々、どうしても理想の奥さん像を重ねてしまい、その枠に押し込めようとしてしまいます でもちひろさんはその枠のせいでどれだけの人達が苦しみ藻掻いているかを身を以て体験しています 自分が正しいから家族や周りにもその正しさを浸透させなければならない、そうでないと自分の正しさを証明できないのだからと、本当に脆弱な人達が蔓延している事へのアンチテーゼなのでしょうね、彼女の存在は・・・
居心地が良くなると、お互い本来の労りが、逆に歯止めが利かなくなり、最終的には押しつけになる その良かれと思う気持が理解出来るから苦しくなる 漫画作中にもあるように彼女は"スナフキン"なのかもしれません
彼女の行くところ行くところ、彼女を触媒とした輪が拡がるでしょう そうして彼女は又その優しさに苦しくなりながら別天地に流離う 特殊ですがそこまで難しくはないと思いました 長文失礼しました

いぱねま