呪詛のレビュー・感想・評価
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近年のPOV形式のひとつの解
以前からホラー好きな友人からもオススメされていてやっとサブスクで視聴しました。
形式はREC辺りから定着し始めたPOVでしたが、今までにないまさかの視聴を巻き込んだ方式に驚かされましたし、ちゃんとドキドキと良質なホラーを観たと思える怖さがありました。
演出と全てジャンプスケアだけじゃない不気味さがあり、さらに呪いを解く?和らげる?ために視聴者を巻き込むというのは予想も付かず、なるほどな…と関心できた脚本に拍手です。
近年のPOVホラーに少し飽きている方にはオススメです。
ホラー苦手なので、、やっぱり好きじゃなかった
ホラー嫌いが評価を下げすぎたらいけないかなと思い★2
せっかく見たからレビューはしたくて…
「一人じゃ見られない」という友達と集まり4人で鑑賞した。怖いというか気持ち悪い、そして気分が悪い展開が多かった。
主人公は意志が弱くどっちつかずで多くの人に迷惑を掛けまくる。行動に統一性が無く何をしたいのか分からない。どんな状況でもYouTuberのように頑なに自分を撮影し続ける。(映画の作りとして仕方ないけれど不自然)
全く好きになれないので、主人公が犠牲になるラストがそれほど辛い気持ちにならなかったのは良かったのかもしれない。
何度も出てくる、見方次第で物事が変わりますよ的なメッセージは、あの呪文が祈りではなく呪いの言葉だったという展開の伏線なのか?何だかしっくりこないな、ちょっとズレてるなと思った。
怖いのが物凄く苦手というわけではないけど、なぜいい気分にならないものをあえて見るのか、やっぱり分からない。
ロバート馬場似の男性を馬場ちゃんと呼んだり、宗教の手形をさいたまポーズ?この人埼玉県民?と話したりしながら見たので楽しめたけど、ホラーを一人で好んで見ることはないなあと改めて思った。
胸糞悪い気持ちにならないホラーがもしあるのなら見てみたいかも。。
毒を食らわば皿まで
主人公のリーは6年前に禁忌を破る。
それを最後の最後まで隠しながら物語は進む。
配信は娘の呪いを解くためにするという目的、
そして映し出される符号。覚えさせられ唱えさせられる呪文。
we come…いやいや途中で気付くでしょう笑
本当の名前は教えちゃいけないのに教えちゃう。その瞬間から色々始まるし…
さて6年前に映像は変わり、YouTuberみたいなリーを含む3人組が村に潜入する時点でリーが妊娠、吐いてるのが悪阻というのを示唆される。名前を授ける云々の話もするのに、村の中で名前決めちゃうあたり頭悪そう。
世界の形は自分自身が決める。
リーはそれを履き違えてる。
自分勝手過ぎる行動の数々、余りにも幼稚。娘にすら盗んではいけないよ?と言われる始末…こういう所にリーの悪い性格や思想が垣間見える。
そして我々は6年前に何があったのかを、沢山の人の死の上で知る事となる。
名前を渡し呪いを共有そして守られるようにする、それが大黒仏母。
符号と祈りの言葉、そして仏母の顔。
全ての謎が解けた時にはもう取り返しがつかない。画面の向こうの我々も名前を渡さなければならなくなっている。
禍福倚伏 死生有命=災難と幸福は交互にやってくる、運命は変えられない
という意味。最高に良い。
「お城が泡になって消えちゃった。」
あのお城も彼等もみんな初めから、きっと運命は決まっていた。
リーが妊娠してる状態で村に行くもの、
地下道へ入り禁忌を破るのも、
里子に出したのに取り戻したのも、
本当の名前を教えてしまったのも、
絶食を言い渡されていたのに食べさせたのも、
生放送で全世界に配信するのも、
きっと全部、運命。
救いようの無い世界で踠けば踠くほどに皆んなを不幸にしていくリー。
それでも最後まで娘を守りたい気持ちは持っていた。
ただあまりにもリーは精神年齢が低過ぎる。
自業自得と言って他ならない。
現在と6年前がごちゃごちゃに映し出される本作、観辛い所もあるが密教ホラー映画ではかなり好みでした。
儀式の細かな所が大変気に入っているため後半部分のみだけでも何度でも観たいと思う出来栄え。
3部作になるとの予定なので続編が楽しみです。
大いなる自滅
受け手を怖がらせるためならどれだけセコい演出を講じても許されるのがホラー映画だが、それが空回りしたときの失望は大きい。
本作では、作中で幾度となく唱えられる破邪の呪文が実は邪悪を呼び寄せる呪文だったというミスリードが行われる。ここではファウンド・フッテージのフォーマットが活用されており、主人公の母親がネット上の大衆に広く訴えかけるという体裁で受け手に何度も呪文を唱えさせる。これによって虚構と現実が地続きとなり、最後のネタバラシが作品内世界のみならず現実の我々にまで影響を及ぼす、という仕組みだ。
ただ、こんなものは別に目新しくもなんともない。虚構と現実の混線を表現する方法なら他にいくらでも優れたものがある。一例を挙げるならフェリーニの『カビリアの夜』のラストシーンでカメラ(つまり我々)を一瞥するカビリアのほうがよっぽど鮮烈だし恐ろしい。したがって女児アニメの劇場版作品にありがちな「みんなでミラクルライトを振ってプリキュアを応援してね!」的な大仰な前フリをわざわざ講じる意味があるとは思えない。
しかもこの「演出」を作中で何度も何度も繰り返すものだから、受け手も次第にそれが伏線であることに気がつく。気がつくだけならまだいいが、その伏線の正体までもがはっきりと見通せてしまう。というかそもそもの話、「ホラー映画」なのだから「これは聖なるおまじないです」といって提示されるものが本当に聖なるおまじないであるわけがない。そこにどんでん返しを仕込もうという企み自体が間違っている。
しかし物語はそうした受け手の冷めた視線を一顧だにすることなく、あたかもすべての受け手が最初から最後まで騙されている前提で進行していく。ラストのネタバラシシーンでは作り手の満面のしたり顔が目に浮かぶ。伏線の張り方がこれほど杜撰であるにもかかわらずなぜそこまで自信満々でいられるのか。受け手をバカにしているとしか思えない。
扱いきれないメタ演出を組み込むくらいなら『REC』のようなストレートなPOVに徹するか、『女神の継承』のような擬似ドキュメンタリー程度に留めておくべきだったと思う。単なるファウンド・フッテージものとしてはかなり出来がいいだけに残念だ。くだらない稚拙な「演出」さえなければ稀代の名作になり得たかもしれない。
ジャンル映画にありがちな「新しいことをしなければ」というオブセッションに囚われるあまり無意味な自家中毒を起こして自滅している映画だったように思う。焦って闇雲に突っ走り、散々使い古された遺物を堂々と掲げてしまうような愚行を犯さないためにも、まずは落ち着いて歴史の蓄積に目を向けてみたほうがいいんじゃないすか(害悪シネフィル並感)
よく出来てる
ストーリー、キャスト、演出どれも良かった。特に娘さんの演技が自然で良かった。ラストに持ってきたアイデアは既視感(これが元祖なら失礼)があったが、初めて触れる方には面白く感じるのでは。
日本で今このレベルのやつ無いのが悔しいです
リングみたいに見終わった後にジワる怖さってのが良いし単なるこけおどしで大音量CGでバンバンお化けが出て来る逆に怖くないパターンになって居ないのがナイスです!
女神の継承など見てもわかりますがレベルの高い作品が日本以外のアジアで多い印象です。
届くのめちゃくちゃ楽しみです。
あと三部作になるみたいなので続編楽しみです!
振り回される子供がかわいそう
虫とか血とかたくさんでてきて、個人的には怖いというよりグロくて気持ち悪い映画だった。
あと子供がかわいそう。体調が悪化したのは絶対あの点滴のせいだよ笑
いつでもどこでもどんな状況でもカメラを手放さない人たちに違和感が。。。
無理にPOVにしなくてよかったのではないかと。
子どもがいる人、里親、子どもが苦しむ姿を
見たくない方は回れ右推奨…上記の人たちにはかなり酷な映画かなって。
雰囲気、物語、ラスト良かった。
虫、流血描写、怪我描写など、虫やグロテスクなものが平気な人向け。
視聴者に向けて呪いを放つ設定のホラー映画。
サービス精神旺盛な楽しい映画
洒落怖で見たことあるような展開、不快な画面、とても最高でした。
好きすぎて10回位観てますが飽きません。
田舎の因習、自己責任系、邪神、因果、蟲、集合体恐怖、儀式、このあたりのワードが好きな人におすすめです!
まあまあだった
フェイクドキュメンタリーの方式なので、このカメラ一体誰が回してんの?がやたらと気になるし、子どもが苦しんでいるのは見るに堪えない。児童虐待をずっと見ている感じがつらい。
悪霊がとりついているとか、今見ると統一教会の洗脳みたいだが、そう言っていた霊能者みたいな夫婦も死んだ。
台湾産モキュメンタリーホラー
目新しさはないが安定の面白さ。
話の構成は、平凡に暮らしている一般人が何故か呪いにかかるというのではなく、コンジアムやグレイヴ・エンカウンターズのようにオカルト系配信者が面白半分や興味本位に禁忌を侵して呪われるという形なので良くある展開ではある。
ただそれでも最後まで飽きさせずに観せて来る設定や描写が上手い。
謎の信仰や儀式、祭壇、蟲毒などいかにも何かありそうな要素の描写がリアルで気持ちが悪い。
ブレア・ウィッチ、コンジアム、来る、ミッドサマーが好きな人にもオススメ。
子供の皮膚が爛れる痛々しい描写があるので注意。
ラストよかったよ
志村ー後ろー、みたいな
ドキドキワクワクはらはらがあってよかった。
その割には何も起こらず、ん?ってとこもあったけど
ラストは、あ、そういうことか!って
自分の中で色々回収出来たので良かったです。
ホラー慣れしてない人向け
集合体恐怖症の人だけは絶対観ない方がいいです。
それ以外は、見覚えのありすぎるギミックと展開、ホラー慣れしてる人なら全く怖くないでしょう。
ねっとりした不気味さと、ハイテンションなびっくらかしが両方入ってて、雰囲気に一貫性がないのも難点。
そして主人公にイライラして全然共感出来ない。
私は悪い母親だったわ…ってありがちな台詞言いますけど、うん!その通りだなお前!って。
タチ悪いって~
施設に預けていた娘ともう一度住み始めた女性に不可解な出来事が襲いかかる話。
モキュメンタリー、POVを駆使して見てるこっちをめちゃくちゃ巻き込んでくるホラー。こういう語りかけてくる系は家で一人でスマホとかタブレットで見るのが1番適してる気がするね。最悪で最高です。
例の呪文の時はなるべく心を無にして見てたけど終盤、呪文と謎の漢字と謎マークに赤く呪文が提示されるのを必死に見つめてたら、急に白い画面になって謎マークが目に焼き付いて残像として浮かび上がってきて「ウワッ目が持ってかれた!」ってなった(笑)
それにしてもメガネ野郎、いかにもヤバそうなお供え物は触るし、絶対アカン扉蹴破るし、霊的なもの信じてなさすぎて逆に1番強そうだけどなと思った。でもメガネ野郎以上に布をかけてある先のものを見た兄の方が酷い目にあっちゃうのがより怖い。
娘に7日間ご飯を上げちゃダメと言われるくだり、日本で同じような事件(ママ友に洗脳されて子供が餓死しちゃった事件)があったから余計見てられなかった。呪文がミスリードであったように「間違ったものを信じる」ことの怖さが現実ともリンクしてる。
あともう1回見返したくないから誰か確認して欲しいんだけど施設に子供預ける時赤ちゃんいた??犬しか見えなかったんですが私。
キリストの悪魔とかって全然怖くないけどやっぱアジア圏の宗教とか呪いは怖いなぁ。
POVは限界がある
もうPOVは自主制作以外はやらなくていいと思う。
お金のない製作陣の苦肉の策だと思う。
初期の頃は目新しくもあったが、そんな状況で撮影する?
って思いながら見るのは辛い。
しかし映画全体に醸し出す雰囲気は中々のものだった。
何か起こりそうだし、呪いがかかっていそうな感じの演出は良かったと思う。
しかし何か起きそう、起きそうと思いながらも大したことが起こらず
肩透かしを喰らう連続だった。
過去と現在を行き来する手法も、そこに意味があるならいいけど
あっちこっち話が飛ぶと集中力が途切れて見にくい。
邪教についても雰囲気だけでさらっと流す感じだったし見掛け倒し感に
がっかりした。
途中眠くて大変だった。
思ったほどでは…
怖いという評価が一人歩きしているのを間に受けて、ハードル上がり過ぎてた。
痛々しい描写や、いやーな表現があるけれど、どうしても既視感のある手法が多い。大筋も大概、「こうなるだろうな」という展開におさまっているため、恐怖する事はなかった。この手の作品見過ぎてるのかな?とも考えたが、大きな理由は、子を持つ親として、子の痛々しい姿は観ていてツラいって部分なのかも。
子に対する感情が立ってくると、恐怖のバロメーターが下がる。この傾向って、韓国系のホラーでも昔よく感じた気がする。ラスト感動系に落とし込んだりするやつ。
本作は、途中で萎えるような事もないけれど、どこか冷静にみてしまった。
あ、カメラがブンブン振られるので、ちょっと気持ち悪いのも理由のひとつかな。
きっと記憶に残らなそうな作品。
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