劇場公開日 2022年9月30日

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「数十万の命を捨てての壮大な嫌がらせ」1950 鋼の第7中隊 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0数十万の命を捨てての壮大な嫌がらせ

2022年10月1日
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2022年劇場鑑賞223本目。
朝鮮戦争という隣国でありながらあまり良く知らない戦争を描いた作品。実は今は休戦中でまだ終わっていないと知って驚きました。
まぁそんなの常識で今更語るまでもないということなのでしょうか、戦争に至る政治的な背景は一切説明なく、戦術レベルの話だけで進んでいきます。そうなるともうどっちかというと北朝鮮にイヤな感情しか持っていないこちらにとってはアメリカがんばれ!となってしまうわけで。
3時間のうち2時間くらいは戦闘で、もう誰が誰か分からなくなりますし、ウー・ジン演じる主人公、いつの間にか見失っていました・・・。いついなくなった?
最後もマッカーサーの言った通りにならなかったぞ!すごいだろ!みたいな感じで言われても数十万の犠牲の上での壮大な負け惜しみにしか聞こえず、21世紀に作られた映画のエンドロールの主題歌の最後歌詞の部分がアメリカを打ち倒せって他の国のことながら情けなくなりました。

ガゾーサ