劇場公開日 2022年7月19日

「大戦中に使用していた機関砲が火を噴きます・・・?」バッド・トレジャー よしさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5大戦中に使用していた機関砲が火を噴きます・・・?

2023年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

精神疾患で狂暴な元特殊部隊員が、弟の死に纏わる陰謀に巻き込まれる物語。

メルギブソンが脇を固めるB級色の強いアクション映画。
閉ざされた孤島を舞台に、小隊規模の元軍人グループを相手に、主人公が暴れまわります。

ただもろもろ雑で中途半端。映画としては残念な結果になってしまいました。
例えば、折角のアクション映画なのに「殺せない」という設定にしてしまったこと。後半迄のアクションが中途半端に感じます。殺せないジレンマを映すシーン等があればドラマになるのでしょうが、ただ「殺せない」では映画としての面白さに足枷を付けているようなもの。
例えば、元軍人グループが、主人公とも弟とも因縁がある設定にしたのも余計。この設定にするなら、主人公に紹介され・・・等にすれば、説得力が増しますし、主人公が弟の死に責任を感じてよりドラマチックに出来たかもしれません。

折角、元軍事施設に立て籠もれる設定にしたのに、そこでの攻防が殆どなかったのも設定の無駄遣いになったようで残念。

結局、ハリウッドで「山下財宝」が描かれたことだけが印象に残った・・・そんな映画でした。

私的評価は厳しめです。

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よし