劇場公開日 2022年9月30日

「【”アル愛のカタチ・・。”地下アイドルの女性がSMの女王様に魅惑されて行く姿をポップに描いた作品。今作を面白く感じた私は変態でしょうか?ハイ、立派な変態です・・。】」愛してる! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”アル愛のカタチ・・。”地下アイドルの女性がSMの女王様に魅惑されて行く姿をポップに描いた作品。今作を面白く感じた私は変態でしょうか?ハイ、立派な変態です・・。】

2022年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

幸せ

ー 縄で縛られて鞭打たれるのは、嫌だ!。
  オジサンたちが嬉しそうに悲鳴を上げていたけれど、私は、性的傾向としては”S”なんだろうなあ・・。何となくは、気づいていたけれど。
  今作は、自分の性癖傾向が分かる、リトマス試験紙の様な映画でもあるんだね。-

◆感想<Caution!  内容に触れています>

・私は、縄で人を縛った事はないし、縛られた事もない。だから、ヒロインのミサが、ツンと澄ました女王様カノンから縛られて行く際に、コーフンしていく気持ちは良く分からないが、こういう人もいるんだろうなあ、と思いながら鑑賞続行。

・SMクラブの内装が、打ちっぱなしのコンクリートが剥き出しの空間にミラーボールが揺れていて、派手な音楽が流れている感じは、何となく分かる。
 それにしても、SMって、何で鎖や黒いレザーを見に纏うのかな。
 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲に、モロにマゾッホの「毛皮のヴィーナス」に影響を受けた「Venus in Furs」というSMを扱った曲があるんだけれど、歌詞が”Shiny,Shiny,Shiny boots of leather・・"という妖しいモノで、ルー・リードの気怠い歌声で歌われるんだよね。
 中坊の頃に、ドキドキしながら聴いていたなあ・・。
 昔からSMと言えば、レザーにブーツなんだね。

・更にカノンのミサに対する調教は進んでいき、到頭、ヴァイブレーターで街中で弄ばれるようになる。男だから分からない・・。が、ミサは喘いでいる。

・の間に、ミサの地下コンサートシーンなども、盛り込まれ・・。(ギャップが凄いし、物語に起伏がある。)
 ミサとカノンの対決(っていうか、一方的にカノンの完勝でしょう・・。)も凄いなあ・・。
ゴックン。

<と言った感じで物語は進むのだが、これがミサがプロレスラーを目指していた事もあり、ライバルのファンにラリアットをかましたり、ミサたちの服装が地下アイドルという事もあって、ポップなんだよね。
 作品全体が、ポップな感じで、陰鬱でないのが良いんだなあ。
 ラストは、ミサの部屋にカノンが居て、初めて笑顔を見せながら、ミサとキスをして・・。
 面白かったなあ。>

<2022年12月18日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU