ヘィ!ティーチャーズ!

劇場公開日:

ヘィ!ティーチャーズ!

解説

ロシアの新米教師の奮闘を通し、世界の教育現場に共通する「教えること」の理想とギャップに迫ったドキュメンタリー。モスクワの大学を卒業した新米教師エカテリーナとワシリイ。エカテリーナは文学、ワシリイは地理の先生として地方都市の学校に赴任するが、授業中に勝手に発言する生徒や話を聞かないクラス、教師同士の人間関係、毎日の授業の準備など、山積する仕事に追われるうちに「理想の教育」は霞んでいく。教室の中に据えたカメラで、教師と生徒の日々の営みをありのままに記録。政治や社会情勢、恋愛や性、ジェンダー問題など多様な発言と意見が飛び交う様子を通し、一面的ではない大国ロシアの姿も映し出す。監督は、プーチン政権下で閉鎖に追い込まれた「Radio Free Europe/Radio Liberty」のディレクターであるユリア・ビシュネベッツ。

2020年製作/90分/ロシア
原題:Katya I Vasya idut v shkolu
配給:豊岡劇場
劇場公開日:2022年6月25日

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映画レビュー

4.5環境の問題ではなく、教師の資質がまだこれから。

2023年12月18日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0教師の資質ではなく、環境の問題。

2023年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

新米教師がロシアの田舎に赴任するものの、1年で自主退職したり、クビを宣告されてしまう。授業を一生懸命しようとするものの、学級崩壊していて、そもそも成り立たない。
さらに上司からは方針や教育理念を押し付けられ、ロシアというお国柄、言論統制もあったり、銃を扱うイベントが校内であったり、これではいい生徒が育たない。

辞めた2人の先生の問題ではない。国の体質、学校の体質がまず変わらないと。

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キッスィ

4.0共感できるところと違うところ

2022年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 自分自身の中学校教師としての挫折の経験を目の当たりにする思いがしたが、さらに救いがないのは、管理職が授業内容に干渉し、追い打ちをかけていることである。

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てつ

4.0ロシアに、希望はあるか?

2022年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

よくある新米教師苦労物語かと思ったら、違った。
ロシアの若者に、希望がないことを、リアルに示す映画であった。
若者に希望がない社会は、理不尽な対外侵略でそのエネルギーを放出するほかはない。

希望がない社会は、移民に雑な怒りをぶつけ、ロマを徹底的に差別する。
こういう社会だからこそプーチンが君臨し、プーチンがこれを徹底的に利用する。
善意の新米教師に、出る幕はなく、すごすごと、退散するほかはないのだ。

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KKK