劇場公開日 2022年5月21日

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「この時期に見ることに意味がある良い映画。」ドンバス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この時期に見ることに意味がある良い映画。

2023年12月13日
PCから投稿

今年414本目(合計1,064本目/今月(2023年12月度)15本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 少し古い映画ですが、このウクライナ侵攻事情により再放送されていたので見てきました。

 映画「そのもの」は、もう2年がたとうとしている「現在の」ウクライナ侵攻を描くものでは「ありません」が、間接的に関係する部分があり、この映画(なり、同趣旨の作品)を見ると、現在のウクライナ侵攻のニュースについて「プラスアルファ」の知識が得られる点は明確によい点です。

 ややジョーク的な描写がありますが、いわゆる風刺の範囲で映画としては極めて真面目で、大筋(95%以上)において史実にそった描写であろうと思われます(この点は映画の開始、終了時点においても言及がない)。映画を「楽しんでなんぼ」と考えるのであれば向いていませんが、「何らか知識を得ることに力点を置く」「ニュース報道等で得られる内容を深く知るための「テレビ媒体と映画媒体」の並列」という考え方に立つのであればよい映画かな、といったところです。

 なお、史実に即した(ほぼ95%はそうであろうと思われます)部分もあるため、現在のウクライナ侵攻についてででも良いので、「ウクライナの成り立ちから現在とのロシアの侵攻を受けるまでの大まかな歴史」についての予習がほぼ必須である(まぁ、この点はこうした「硬めの」映画を見に行く方はわかると思います)点は注意です。

yukispica