みちのみちのり

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みちのみちのり

解説

宮崎県西都市で古来の風景を守るために行われた「記紀の道」整備事業を題材に、美しい景観とともに今を生きる人々の姿を記録したドキュメンタリー。

「古事記」「日本書紀」に記された日向神話ゆかりの地である宮崎県西都市には、それら伝承の地をつなぐ、「記紀の道」と名付けられた歩いて1時間ほどの散歩道がある。かつて一帯では区画整理が行われようとしたが、多数の遺跡が発見された。そこで市は開発から保存へと舵を切り、2005年、風景を守り後世に伝えるための「記紀の道」整備事業がスタートした。小川や田んぼ、巨木といった土地の風景をデザインの拠り所に、昔からそうであったかのような風景を目指し、行政と住民が協力して15年以上の時間をかけ、少しずつ完成させた。そのプロセスとともに、「記紀の道」はグッドデザイン賞や国土交通大臣表彰手づくり郷土賞などを受賞するなど評価され、公共事業のひとつの在り方を示した。

地域の人々に愛され育てられてきた「記紀の道」や、道に寄りそい暮らす人々の姿を通し、道づくりという公共事業がつなぐ思いや、古代から続く風景を明日へと紡いでいく様子を映し出していく。監督は「チャンドマニ モンゴル・ホーミーの源流へ」「銀鏡 SHIROMI」などで撮影を担当し、旅の記憶や土地における暮らしの風景を題材にしたドキュメンタリーを多く手がける古木洋平。

2022年製作/70分/G/日本
配給:映画「みちのみちのり」製作委員会
劇場公開日:2023年6月24日

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映画レビュー

3.0継承していくには……

2023年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

自然豊かで、私はとても好きな感じのところだなぁ……と思った。

その土地の習わしだったり、歴史、自然……などなど、継承していくべきことだと思うけれど、それは、社会の中にある組織もそうだけど、上から強制されて継承していくものは、必ず、どこかでぷっつり切れてしまう……自ら、必要だ……とか、大事だ……とか、好きだ……とか思いがあればきっと繋がっていくものなんだと思った。だから、上の者は、そう思えるような働きや、姿勢、背中を見せていくことが大事だと思う。それには、楽しんでやること……それにつきると思った。
なかなか、それも難しいんだけれど、なんか、ヒントを得たような気がする。

今回も上映後のトークショーで、作品の裏話や、思いなど聞けてすごく良かった。

映画を観てから聞けると、映画のシーンが蘇り、なるほどなぁと思うことがたくさんあった。

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yoccy

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