劇場公開日 2022年5月13日

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「最後は指導者になる男の話」夜を走る 夜明けの花さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最後は指導者になる男の話

2023年2月19日
Androidアプリから投稿

※星取り表は苦手。何か書きたくなった時点で星5つ!

分かりやすい=おもしろい
いや、分からない=つまらない
という傾向にある昨今、

分からなさに出会えてラッキー!
という世代は時代遅れな昨今、
スマホの電源入れっぱだと
すぐバレるだろ、
とか些末なリアルを求める昨今、
(だからこそ、そこに引っ掛からせないようにしたら?とも思うけど)

秋本が2人現れたり、
あの子と同じ恰好をしたり…

ましてや、
谷口がシートベルトを外す音だけで
真実を伝えたり

ぐじゃっとしたもののない映画は
映画じゃない!派の
オールドスクールの映画ファンには
観やすかった
…というか、見心地がよかった

要所要所に軽妙なセリフのやり取りとか
不気味なキャラたちの妙味もよかった

玉井らんちゃんのリアリティというか
あれもよかった。
それだけに、怖かったけど。
秋本への「やさし〜」としなだれかかるのは、特別な何かでもないし、
スの顔で「は?」みたいなのも「悪」ではない。
あちらにしてみれば、
過度な想いを持たれるのは違う、ていうだけのことだったのに…

そして、最後に指導者としての
実に落ち着いて堂々とした秋本の声に、
そっと目をそらす自分がいた

足立さんのダンス、よかった
不自然さが自然で
ちゃんとアートでもあった

カーテンの隙間から見ている
秋本の泣き顔
めちゃくちゃ身につまされる
想いがあった

どうしてこうなっちゃったのか……

夜明けの花