劇場公開日 2022年6月24日

「スーパーダイジェストで無理があり過ぎる」鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0スーパーダイジェストで無理があり過ぎる

2022年7月7日
iPhoneアプリから投稿

原作ファンで、実写版にはどれも不満だらけでしたが、こうなったら最後まで観ようと思い観賞しました。

今回も原作のカット割や台詞などを無理矢理引用(コピペ)することでの不自然さや、チープなCGや美術なのは相変わらずですが、原作を知らない人には何が何だか分からないのではというレベルのダイジェスト展開。肝心の心理描写やそこに至った経緯や葛藤、ホムンクルスと人間の相容れなさや逆に類似することなど、原作の素晴らしい部分がカットされていたことが本当に残念でかなしい…。物凄いスピードで展開していくのに退屈に感じるのも救いようがない。
尺都合なのかヴィラン側のホムンクルスの扱いが雑過ぎ。即倒されるので雑魚みたいだし、エンヴィーやラースの最期はあんなペラペラではないのに…。悲しい…。

なぜか3作も制作されてしまった本作ですが、漫画の実写化としての失敗要素を詰め込んだダメダメ邦画の代表となってしまったと感じます。

演者の皆さまお疲れさまでした…。

まだまだぼのぼの