「葬式or結婚式」マイ・ブラザーズ・ウェディング 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5葬式or結婚式

2022年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

難しい

≪This is Charles Burnett/チャールズ・バーネット セレクション vol.1≫

70年代初頭のロサンゼルス・ワッツ地区を描いた『キラー・オブ・シープ』から同様に80年代のワッツ地区を、コメディ寄りな全体的に緩い雰囲気を醸し出しながら黒人労働者階級をリアルに描く反面、明るさが漂う。

随所に見られる父親と戯れ合う場面からユーモア溢れる珍客たち、色仕掛けで迫るまだ大人にもならない少女には逆にナメられている感じで全体的に笑えたり和める描写が目立ちながらも、日常をフラフラと定まらない将来像に兄やその家族に対する不満や葛藤、家族思いで友達にも世話を焼く責任感は強そうで無責任さが玉に瑕!?

ユーロライブにて鑑賞。

万年 東一