かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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鑑賞後の余韻が心地よい
子供たちの繊細な感受性、気持ちの揺れかたが丁寧に描かれていて、鑑賞後に優しい気持ちになります。
『狼と7匹の子山羊』『赤ずきんちゃん』がキーワード。
さすが辻村深月さん…
なんとなく流れは予想していたが、ちょこちょこ裏切られたというか、びっくりさせられてさすが辻村深月さんという感じだった!
ちょっぴりの謎解き要素、伏線回収…ずっと集中して観ることができた。
声優陣も素晴らしかった!
北村匠海さん、「声優もできるの?」と思ってたけど、最後までどの役だったのか分からなかった位うまかった…イケボだな!!
あとは芦田愛菜ちゃん、大人っぽいけどまだあどけない感じの声が役にバッチリハマっていた。
高山みなみさんの「真実はいつもひとつ」も笑った!笑
星4.5にしたのは、個人的にどうしても気が散ったシーンがあったから…
皆でアキを引っ張るクライマックスのシーン、あそこで流れる音楽がどうしても気になってしまった。
良いシーンなはずなのに、あの音楽が流れたことでちょっと安っぽく思えてしまってそれだけが残念で…
他は全部よかったと思う!また観たい。
あ!入場特典も素敵だった。
あとエンドロールの映像も!
前評判に釣られて見ました!
結局このストーリーは、病床のお姉さんがお城を見ながら全て頭の中で思い描いていただけの話だとすると…
切なくも刹那な話ですね♪
それを踏まえた上でも、胸が痛くなるような内容でした♪
見てよかったです♪
年内ラスト
投稿は年明けですがw
話的には不登校が話の軸なので、これまた重いテーマ。
ただ、キャラの関係性などを上手く使い、暗くなりすぎず、良い話としてまとまっていたかな。
親や先生(学校じゃなくて)がしっかりと味方の立ち位置になることで、これまた絶望感もそこまで無く。
一部のキャラ以外もしっかりと立っており、背景もみえ、見て良かったと思います。
ただ、途中で展開が読めてしまったのはちょっと残念だったかな。
後、個人的に声優がいまいちでした。
本職と俳優?新人?が混じっていて、差があるのに違和感があったかな。
声優さんがちょっと…
なんて思ったけど、声優に成り立てな人だから「他人との距離感を掴めず、いじめられ、不登校に成らざるをえない子、らしさ」が出たかもしれない。
不登校児同士でも、露骨にならないだけで、無意識にいじめに近い構図ができてしまって、その事への本人からの拒否が出るまで(自分も含めた)周りが気づかない辺り、「いじめ」は人類の本能なのかも。
「鍵を見つけたご褒美に、他の6人の不登校の原因を見せてあげる」と言わんばかりの他人の人生の追体験はキツすぎだって。
自分の分だけでも手一杯なのに。
そんな事を一度に見せられて心が壊れなかったこころちゃんは凄い。
アキのルーズソックスとか、スバルのヘッドホン、時計は分かったけど、おおかみ様の言う「分かり易すぎるヒント」が何なのか分からない。
特典の仕様上、複数回見る事を意識して造ってるのかも?
良作だけど、ちょいモヤモヤ
不登校の中学生7人が小さな孤城に隠された願いごとが叶う鍵を探す1年の話。
ファンタジーなんだけど、根はしっかり現代っぽい題材の話だった
ラストなぜ孤城に集められたか、と主人公たちの伏線回収はきっちりされるけど、他の登場人物の部分はなんとなく語り部分でしか回収されないのはちょっとモヤモヤしたけど、良作でした。
心の拠り所
🎍明けましておめでとうございます🎍
今年もよろしくお願いします🙇
基本的に特定のアニメしか興味がなく観るつもりはなかったんですが評価が良かったので観てきました!
結果から書いてしまうとめちゃくちゃ良かったです!
それぞれの事情により学校へ行けない男女7人の中学生が鏡の中の世界へ引き込まれてしまい、城に隠されてる鍵をみつける、鍵をみつけることができたら、ひとつ願いを叶えてくれる、ただ願いを叶えてしまうと城の出来事、7人の思い出が記憶から消えてしまう、又は鍵をみつけ願いは叶えず7人の思い出、友情を残す。
どちらを選ぶかは7人の男女の自由、そんなストーリー。
いじめがきっかけで不登校になるココロ、現実だと引きこもりなりがちだけど、上にも書いた様に似たような境遇の7人が選ばれ、集まりひとつの事をやる(鍵さがす)、制限時間はあるけど、その城の中での共同生活(遊ぶ、食事をとるなど)を送る、最初はお互いに距離はあるけど、時間、日が経つにつれ距離を縮め友情へ変わる、作品を観ていて単純にいい映画だな!と思いました。
傷ついた心の7人の男女の拠り所って感じで芽生える友情、恋心、人との関わり方、協調性など上手く描かれているなとも思いました。
オオカミさまがリオン君のお姉ちゃんとわかった時は泣けた。
てかアニメ映画がここまで刺さったのは初めて、もう一回リピしてもいいかも!
あと最後にイケメンのリオン君、キンプリの永瀬廉君に似てるな!と思ったの俺だけ?(笑)
初めてもう一度観たいと感じた映画
あけましておめでとうございます。
他作品のレビューはかなり辛口ですが、この映画だけは忖度や依怙贔屓なく素晴らしい作品です。
主人公のこころが真田という陰湿な女子のいじめを苦に不登校になってしまい家族にも理解されず苦しんでいるのが前半です。
ある日こころが不思議な鏡に引き込まれ、同じ中学生7人に出会い登場人物たちがお互いにそれぞれ良い方向に変わっていくのが見ていてとても楽しい。
一人ひとりのキャラクターもとても見ていて、好きになれます。
終盤でファンタジー要素もありますが見ていて苦にならないちょうど良い加減になってますし明かされなかった登場人物たちの抱えている苦しみもわかってきます。
私自身も学生時代や社会人生活で何度も人間関係の壁にぶち当たりましたがその経験があるからこそ、観ていて共感や理解ができる作品であるとも感じれます。
イジメがリアルっぽい
原作小説は未読です
本作は7人の子どもたちが
城に集められて、願いを叶えるために鍵を探すことを
オオカミ様から告げられる
7人集められるが基本的に
こころ、アキ、リオンが3人が中心となるように感じる
他の4人もそれぞれエピソードがあるのかもしれないが
ラストで少し明かされる感じで終わる
こころに対するイジメ描写はかなりリアルな感じがし
キツイものがあり
アキが襲われる部分もかなりキツイものがあるので
観るときにそこらへんは注意したほうがいいかもしれない
家に大人数で押しかけるのは現実にあったらヤバいな
願いを叶えるために鍵を探すのは
序盤はあまり進展がなく
共同生活的なものが中心をしている感じになる
そこから、こころがどのように学校に行けなくなったとか
ほかの子どもたちもいっていないということが明かされる
ラストで集められた子どもたちは
それぞれ違う年代から集められたと明かされる
アキは未来には喜多嶋先生になると明かされる
後半になるとイジメの首謀者だった女子が
まったくでなくなり、イジメが結局どうなったのかわからないが
「イジメっ子と和解をする」ということがない部分がリアルなのかもしれない
ラストの展開が伏線を回収するというのはよかったが
ちょっと駆け足っぽいと思った
こころが友達の家に行って、絵画を見て
鍵のありかがわかるというところは
ちょっと説明が省略してる感じがあったな
17時をすぎるとオオカミに食べられるというのは
最初に説明をされていたが
オオカミというのはどういうものなのかわからない中で
そのシーンが出てきたからあっさりしていたなとは思った
不登校の理由とか、学校の先生がイジメ問題にうまく対応できなかったりするところとかは
リアルだなとは思った
最後にこころとリオンが会うシーンで
イジメっ子が男子をこころにけしかける可能性を思い出さないかと思ったが
孤城で成長したので大丈夫だと解釈をした
鑑賞動機:劇場予告3割、辻村深月原作3割、評判2割、ついで2割
原作未読。どうしても観たいわけではなかったけど、観てもいいかなくらいの軽い気持ちで観た。…! 2022最後の劇場鑑賞で当たり引いた! やったよ、姉ちゃん!
事前知識は劇場予告程度だったのがよかった。これは完全にやられた。一旦VARによる審議が行われたが、この特殊状況下であり理由もありセーフの判断。そして全貌が明らかになってみると、思った以上に複雑な構造をしていて、かつ、そうであることが、「わかってくれる人がいる」ということに繋がり、物語の核心と密接に関連していて、そこにまた心動かされた。あ、ネタバレしてる? ポチッと。
隣を歩いてくれる人がきっといるというメッセージは、毎日を闘っている人たちへの力強いエールであり、未来を照らす希望の灯でもあり、繋がっていくタスキになって次の誰かが一歩踏み出すための力になる。
『ハケンアニメ!』と同じく、内容に興収が見合ってない、全くもってけしからん状況下にある映画である。きちんとした仕事はきちんと評価されるべきである。
ところでそのメタセリフ、松竹さん的にはオッケーなんすか?
ひとことReview!
イジメなどで生きるのが辛くなった子供達への応援歌か。悩みは一人で抱えるのではなく、他人に打ち明けて、共に悩み、打開していく。それが大事だと言う事を教えてくれる。
これは辻村深月がスゴイとしか
題材はありふれてるの。
原作がポプラ社から出てるし、少年少女向きの話だと思うのね。
ふつうに描かれたら、かつての少年少女は物語に入り込めない。でも、きちんと、引きずり込んでくれる手腕の高さ。
みんなが現実世界で会えないのはなんでなのか、どういう関係性なのかは、そんなに複雑な設定じゃないんだけど、明らかになるところの面白さはあって、ラストで現実世界での関連を描いて納得させる。
手練の技だね。すごいよ辻村深月。声優も豪華で良かったよ。
こころが引き摺られるシーンがピーク
評価は高いようですが、自分はダメでした。
声の演技は壊滅的で、感情の機微が読み取れない。
また、演技の匙加減(アニメ的かリアル寄りかなど)は、作品のリアリティラインに直結します。
そのあたりがフワフワしていて、没入できませんでした。
オオカミさまは、神のように善悪に無頓着な存在ならあれでよいが、正体からすると合ってない。
内容としても、伏線が分かりやすすぎて驚きがない。
時間軸のズレやオオカミさまの正体、アキやスバルの将来など早い段階で読めてしまった。
・誰もフルネームを言わない自己紹介
・序盤、家に戻るだけで、時間もあと15分あるのにやたら緊迫感のあるBGM
・「“南東京の”雪科第五中」など不自然な台詞
・喜田島先生にはみんなのことを訊かない
・ファミコン世代なのに正宗のゲームを「こんなに進んでるなんて」で済ませる昴
・あれだけ心変わりしといて「必ず好きになる」と言われても。。
・善処できるんかい
など違和感のある点も多数。
クライマックスも、
偶然萌を見かける→家に呼ばれる→ヒントになる絵が飾られている(引っ越し2日前、段ボール山積みの家で)→同じタイミングで食べられる仲間→17時以降に城に入るもお咎めなく、救出
ってのはご都合主義にも程がある。
絆が育まれる描写も足りてないし、演技ののっぺり感も相まって上滑り。
絵面は綺麗だけど、アニメーションとしては動きがおかしい所も多く、靴音も微妙にズレていて気になってしまった。
高山みなみを使ったパロディは、この作風でやることではないでしょ。
こころのファッションだけが、観ていて楽しい要素でした。
期待しすぎたかなぁ
うーむ 期待しすぎたかなぁ。本屋大賞とった小説言うことで面白いやろなぁと
まず展開が読めすぎ。パラレルワールドなんてことでお茶濁してたけど、どう考えても時間軸のずれやろ。
姉の話が出てきた時点であぁオオカミ様は
姉やなぁ。
最後の盛り上がりで望みは仲間を助けること
なんの裏切りも伏線もなく終了
ずーっとだらーっとした展開と声優の演技力のなさで観てて疲れてしまいました。
監督の優しさとかしたたかさというか粘り強さみたいな
仕事納めの日にTOHOで
水曜日で割引料金 ラッキー
2時間早引きして16時過ぎにスタートの回
まぁまぁの入り 若い人が多い印象
大好きな監督の作品で2時間全く飽きることがなく面白かった
何度か涙が滲んだ
エンドロールで辻村深月の原作モノだったと知る
しかも本屋大賞を獲っているんだと
辻村深月の小説は何作か読んでいたかと思う ツナグとか…
あと朝が来るもそうだったか
どうりで話の骨格がしっかりしているわけだ
カラフルに通ずるテーマで
この監督の優しさとかしたたかさというか粘り強さみたいな
女性原作者と相性がいいのかも
2時間では登場人物の一人ひとりの背景が描き切れていないような
例えばリオンと母親の関係とか将棋好きの男子とか
少し間を置いて原作を読んでみたいと思う
朝が来ると同じ印象で いい映画体験だ
この監督作品は俳優声優の問題があると思っていた
今回は主人公はプロ声優と思いきやそうでなく
おおかみさまは微妙によかったので
一概に俳優声優を否定出来ないかなとも思った
酷いことをする男の顔がその瞬間に
ボールペンで描いたような線で塗り潰して見えなくなる
表現手法として興味深くどんな意図があったのか知りたい
作者や監督のメッセージを
はす向かいの家の子に語らせている
いじめられたとしても しょせん学校の中の話だ
いやぁ今年最後のスクリーン鑑賞はよかった
帰りにひとり忘年会 しみじみと映画を反芻して幸せな気分だった
お城に集められた7人の若い男女。願いを叶えてくれるカギがお城の中になるそうなのだが…。観た後に優しい心になれるお話です。
原恵一監督作品です。 久しぶり。
辻村深月原作です。「ハケンアニメ」以来。
観ない訳には… ということで鑑賞です。
鑑賞スタート。 (2時間経過) …終了。
感情を揺さぶられる、なんと心地よい作品。
期待を遥かに上回る秀逸の作品でした。 はい。
大満足です。
原作を知らないで観たのですが
ちゃんと理解できました。 そして
色々な伏線があるのに、
それらは見事に回収されて終わっている
ことに驚きました。
原作はかなり長い小説のようですが
2時間の枠に良くまとめられていたと思います。
原恵一監督の会心作 かと。 うん。
※この作品は、予備知識を仕入れないで観て欲しい
そう感じましたので、エピソード紹介的な内容は
書くのを控えようと思います。
一つだけ。 (…書くのか)
カギを用意した者が7人に望んだのは
「何が願いとなること」 だったのかなぁ と。
原作を読むと理解が進むのかな。
で。
観ようか迷っている方がいたら
是非劇場でご鑑賞ください。
私には充実の2時間でした。
幸せな気分にまだ浸っています。
#入場者特典、いいですね。 何種類ある のかなぁ。
◇余談
こころの衣服
お城に来るときは私服なのですが
毎回違う服を着てたような気がします。 (他の子も かな?)
今度はこんな服だ~ と、楽しんで見てました。
◇最後に
この作品の対象年齢って何歳くらいなのでしょうね。
就学前のお子さん等の小さな子が観たら、
トラウマになりそうな場面もあったなぁ …と。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
演出がいまいち
シナリオは問題なし、子供たちの抱えてる問題と対応を見せていくところは違和感なし。
全員に時間をかけることはできなかった分は、人数合わせではなく映画の尺の都合で主人公が絡むとこだけに絞ったということかな。
演出が気になる。
BGMの選曲でシーンに対して盛り上げすぎる曲を選んだり、ミスマッチを感じる。
BGM以外も、もう少し色をたすとか特別感が欲しいシーンがある。
・主人公が友達と仲直りして、立ち向かうことを決意するシーンは
・クライマックスで主人公が秘密の場所へ進むとき
ここは盛り上げる場所だと思うが、画が動かない&表情やしぐさの演技が少なくていまいち乗れなかった。
重大なネタバレになる子供たちのファッションについて誰も突っ込みがないのは気になった。大人にならないと気にならないものなのかな
主役がへたくそなので演技は点数をつけれれない。
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