劇場公開日 2022年6月17日

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「【”生涯を英国民に尽くす”チャーミングで、ユーモアのセンスも抜群のエリザベス女王の魅力に溢れるドキュメンタリー。日本の天皇家を題材にしたら、こういう作品は作れないよなあ。】」エリザベス 女王陛下の微笑み NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”生涯を英国民に尽くす”チャーミングで、ユーモアのセンスも抜群のエリザベス女王の魅力に溢れるドキュメンタリー。日本の天皇家を題材にしたら、こういう作品は作れないよなあ。】

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

ー エリザベス女王が、即位したのは25歳である。父のジョージ六世(「英国王のスピーチ」でコリン・ファースが吃音に悩む姿を演じてました。ついでに、今作では、そのこともユニークに描いています。)が崩御したからである。彼には息子がいなかったから。-

◆感想

・ドキュメンタリーというから、”お堅いかなあ。英国女王だしなあ”と思っていたら、冒頭からロビー・ウイリアムスの”あなたを楽しませたい”が大音量で流れる。
ビックリである。
日本の宮家のドキュメンタリーで、こんなことをしたら、公安に取っ捕まってしまうだろう。(あ、推測です。)

・作品はイロイロな切り口でエリザベス女王の若き日と現在の姿を映し出しながら、進む。
ー これが、面白んだよなあ。”女王のスピーチ”とか”馬上で”とか”ひどい出来事”とか、タイトルが出て、それに纏わる女王の新旧の画が出るのである。
  若き女王の美しさに驚き(ホント、スイマセン・・。MI6来ないで!)、馬の操縦の巧みさに驚き、(フツーにギャロップしている!)、競馬好きに驚く。(で、クスクス笑う。)-

<今作を観ていると、エリザベス女王が常に幸せだったわけではない事が良く分かる。
ダイアナ妃の死、アン王女の離婚など・・。
 けれども、エリザベス女王は若き頃から外交に長け、笑顔を絶やさすに英国民のために尽くしてきた事が良く分かる。
 ザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・グレイグ、マリリン・モンロー等、スーパースターや政治家も多数出演している。皆に慕われているのだね。
 そこの髪ボサボサの、ジョンソン君。
 女王の隣でヘラヘラ笑っていないで、髪を整えて、キチンと仕事をしなよ!
 今作は、一級のドキュメンタリー作品である。

NOBU
NOBUさんのコメント
2022年6月19日

美少女戦士セイラームーン様
 共感、ありがとうございます。
 今作、凄く面白くって、パンフまで購入していたのですが、(今晩、読書前に読みます。)他のレビュアーさん達の評価が厳しくって・・。
 ”オカシイナア、オイラの鑑賞方法が違っていたのかなあ・・”と思っていたので。素直に嬉しいです。今作のレビューを挙げられていないようなので、こちらにて。では、又。

NOBU