ハッチング 孵化のレビュー・感想・評価
全111件中、61~80件目を表示
「のび太の恐竜」でした(うそうそwww)
久々に
「エンディングその後は!!??」
で3時間は飲める作品。
私はとんでもない怖い物語を想像。
おーこわ(^_^;)
予告編の卵の孵化を観る限り
「のび太の恐竜?」とか思うんだけど(思うなよ)
まー楽しく怖く狂気の世界へ物語は進む。
これ完全にホラーです。
いろんな映画の面白いところを
オマージュとしてか
ヒントとしてかつかってるので
そのタイトルを言うとネタバレにもなる。
言えるのは「のび太の恐竜」くらいだ。(くらいだじゃねーよ)
平日なのにそこそこ満席気味だった。
みんなこの手が好きだなー(^ω^)
ホラーの定石+α
局面局面での意外性はさほど無い。進んでいくとラストも予想の範囲だが、家族内の問題など、全体に流れる空気感が良いアクセントを与えていたと感じた。とは言え、ホラー特有のビックリ演出とグロ要素は、「まあそんなもんだわな」というところ。
嘔吐、犬の死体などグロいのが苦手な人には薦めないが、ラストシーンの後どうなると予想するか、観た人に見解を交わしたいところだ。
あとポスターなどのビジュアルで出ている白いお面。本心を隠したり、偽ったり、気付かないフリなどの象徴としての物と解釈するが、作中にはほとんど出てこない。出てきたシーンでは何故このお面を付けているのかいまいち理解出来なかった。もうちょい使い用はあったのでは無いかと思う。
全体としては面白く鑑賞できた。が、2回観るものでも無いと言ったところ。星は3と3.5の中間くらいかな。
割とストレート
思ってたンと違う展開ではあったけど、振り返ってみれば割とストレート。
母をはじめとする家族や友人から感じる少女への抑圧が「アレ」を成長させる… ってのは分かってたけど、あぁ展開していくとはね…
しかし結果的にはストレートな表現となっててびっくり。
思えば、餌の与え方やらなんやら、鳥ってのは案外不気味で恐ろしいものですね…
あの娘がオーディションで選ばれて演技初挑戦とは、恐れ入りました…
フィンランド製大人向けギャオス
フィンランドのとある4人家族。
ティンヤは日々体操に明け暮れる12歳の少女。
母親は動画で家庭の日常を世界へ向けて発信していた。
一見すれば普通の幸せな家族。
しかし、ティンヤが森で拾った奇妙な卵から“それ”が産まれたことで、家族の本当の姿と少女の苦しみが顕になっていく。
TITANEが真面目な愛の感動モノだったので、久しぶりにこういう変態ホラーを映画館で観れて大満足。
孵化するまで、もしくは孵化して家族が崩壊するまでの話かと思いきや、孵化してからが本編だった。
“それ”の最初のフォルムには少し可愛さを感じて子供向けかと不安になったけれど、中盤から“それ”が〇⚪︎○○になっていき、ちゃんと地獄と化していったので面白い(?)
極度のビビりの私は“それ”の脅かし演出に毎回ビビっていたけれど、決してビックリクリーチャーホラーで終わらないというのが嬉しい限り。
怖いし笑えるし。
そして、なんといってもオチが本当に最高。
自己との葛藤、立場の逆転、そしてあの表情。
少女が硬い殻を破ってアイデンティティを確立したあの瞬間こそ、本当の意味での“孵化”なのかもしれない。
新たな変態映画監督の誕生。
少女のゲロをエサにするとかいう変態っぷり。
ポスタービジュアルの謎の仮面はもう少し使いようがあったような。
ただただお母さんがヤバいやつだった。
本当にこんな家族嫌だよ。
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
北欧産のホラー映画と言うと、『ぼくのエリ 200歳の少女』など、なかなか忘れ難い作品がありましたけど、この作品も見事その仲間入りです!(笑)
卵から産まれてくるのは、主人公ティンヤの分身だろうなと、これは容易に想像出来ましたけど、そのビジュアルが一切公開されていないのは、宣伝効果としては、配給会社さんはなかなか賢明な判断かなと思いました…。
テーマはSNS社会を皮肉っているんですが、まぁ、そんなややこしい事を考えなくとも、普通に楽しめるホラー作品です。
で、恐らく観ている人皆んなが多分思うんでしょうけど、1番怖いのはティンヤの"ママ"です(笑)
ラスト、彼女が、何度もハンドルに頭を打ち付けるシーンは、ちょっとトラウマ級の怖さでしたね!
*なかなか美しい映像と、グロな造形・場面の対比に、観ている側の不安感が見事駆り立てられて、最後まで目の離せない作品でした。
ただ、鳥が嫌いとか苦手という方には、決してオススメしません!…夜中、うなされること必至です(笑)
カラスを敵に回すと怖いよ‼️
卵からかえった怪物が、最初こそ、マンガみたいでチャチだと思いましたが、だんだん引き込まれました。
怪物が、ティンヤの吐くものを食べて育つ、という設定が見事だと思います。
テロが、最初はいい加減な男性に見えたけれど
実はいちばんまともな人だったのもよかった。
赤ちゃんが無事でなにより。
この後、どうするのだろう、と思わされたラストも見事だし、エンドロールがフィンランド語(ですよね?)のおかげで、よくわからないところも怖さ温存でよかった。
現代社会をよく風刺していると思います。
すてきな家族の動画をあげることに夢中になっている人に、特に観てもらいたいです。
面白かった。
突っ込みどころ満載だけど、まあ楽しめました。
全体的に音がいい。不穏な感じがいいね。
あと、おかあさんが怖いのと父と息子がそっくりなのもいいね。
オチも、ヨーロッパらしく見てる人任せかな。
短い時間なのに楽しめました。
ツカミは良いのに物足りない
諸悪の根源の母が最後まで改心する描写もなければ
惨殺される描写も無いので、カタルシスが無い。
母親が自撮り配信中に鳥に食い殺される所が映ってしまったり
母親を惨殺した後、元々カラスの異形の者が
白鳥の様に体操大会で無双して賞賛を浴びるENDが観たかった。
せっかくの素材がもったいない
終始漂う不穏な雰囲気は最高。
殻の中身が出てきた時は、マリグナント的な
ガッカリB級ホラーになるかと焦ったが、
なんとか持ち直した。
ラストは世にも奇妙な物語レベルの予想範囲内。
主人公の美貌、美しいセット、不気味な家族、
せっかくの素材があまり活かしきれてなくて残念。
スティーブン・キングよりずっとイイ
謎な事件が起こっても、特に原因を説明しないし、ゴールとしての教訓を示したりしないし、事件の規模は大したことないのはスティーブン・キングぽい。日本で公開されない小粒のキング原作の映画は、アメリカの映画館では大爆笑でした。
最近、北欧の映画がよく公開されてるのだけれど、高層ビルが立ち並ぶ都会はあまり出てこないし、住宅の周りは林だったりする。『ボーダー 二つの世界』もそうだけど、本当に怪異が存在するのかもしれないと想像できてしまう。
ハリウッドで作ると『キャリー』みたいに、ド派手に火事になっちゃうんだろうね。『キャリー』も好きなんだけど。
『RUN』『ビバリウム』『TITAN』『RAW』『OLD』とかが好きな人は、とても楽しめると思います。
D.N.A
いや〜恐ろしや恐ろしや。登場人物の誰もが不気味であり不快であるという役者を良い意味で殺しにかかっている作品だなと思いました。
特に主人公の母親が本当に気色悪く、自身の家族をYouTuberとしてのネタとしてしか見ておらず、自分は違う男と不倫している、娘にはスパルタなまでの体操の指導をする、娘に八つ当たりをする、特段嫌だったのは娘の体操の大会で撮影のために前のめりになって撮影するというモラルも常識も持ち合わせていない害悪のような行動に非常にイラつきました。役者さんホント凄かったです。あと地味に長男の行動や表情にもムカっときました。今後彼が出る作品は追っていきたいなと思わせるほどです。
肥大化していく卵から生まれたクリーチャーに自分の吐瀉物を与えることでどんどん自分と似ている、もしくはもう1人の自分が誕生していく過程を見るたびに血の気が引いていきました。別人格の行っている事なのに、感覚共有しているが故に自身が血まみれになってしまう恐ろしさがそこに散りばめられていました。
最後のオチもハッピーとは到底受け切れない終わり方で、精神が完全に移り変わってしまったのか、それともクリーチャーが自我を持ってしまったのか…。良い意味で非常に後味の悪い映画でした。
割と早い段階で卵が孵化してしまったために、物語の起伏のバランスが悪くなってしまったのは勿体なかったですが、十二分に楽しめ、慄けるホラー映画でした。今年はボディホラーの年だなぁ。チタンチラリ…。
鑑賞日 4/21
鑑賞時間 20:25〜22:05
座席 G-1
綺麗な映画だった
2022年33本目
母親の理想に従って、「いい子」にしている女の子が、異形のものを飼ってしまう。
それは、彼女が心のどこかで「いなければいいのに」と思っているものや人を殺してしまう。
どんどんと、異形のものは、自分の姿に似ていって
最後は母親を殺そうとするところで、女の子が死んで、異形のもの(彼女の中の悪意)が残る。
悪意を育てて、最後は孵化するのが綺麗だったし、
女の子の生きづらさみたいな部分もリアルでよかった。
唯一、急な音とかにびっくりして疲れるのが難点だった。って、ホラー映画だから当たり前なのだけど!笑
うん、絵も構成も綺麗な良い映画だった。
【"托卵・・"幸せを偽る家族、過剰な幸せ、成功を望む母親の期待に応えようとする娘の心の闇が産み出した禍々しきモノが惹き起こした事。じわりじわりと心理的にやられます。】
- 今作品で一番恐ろしい人物はティンヤ(シーラ・ソラリンナ)の母親であろう。
家族の"完璧な生活"を動画で撮影し、配信する事が生き甲斐。
父親は彼女の浮気に気付かない振りをし、ティンヤは母親の過剰な期待に応えようと体操を頑張る。だが・・。-
◆感想<Caution 内容に触れています。>
■母親の望む娘になろうと努力するティンヤ。だが、そうなれない自分に対する怒りと哀しみはいつの間にか、不満と嫉妬に彼女の自覚なく変容していく。
・冒頭の、部屋に飛び込んで来たカラスの頚を母親がニッコリ笑いながら、捻るシーン。ティンヤがカラスの亡骸を探しに行くと、そこには小さな卵がある。
- そして、その卵はティンヤの不満と嫉妬を吸い込んで巨大化する。巨大化した卵はティンヤのネガティブな感情を吸収して大きくなっていくのである。-
・卵からは、禍々しきアッリ(水鳥)とティンヤが名付けた彼女の"分身"が産まれ、幸せ家族の周囲には、不穏な空気が漂い始める。
そして、ティンヤの隣に引っ越して来た体操教室の仲間の女の子は、何者かに襲われ大怪我をし、母親の浮気相手の男の幼子は金槌で、頭を叩き割られそうになる。
ー 最初は不気味な造形であったアッリの姿態が徐々にティンヤになっていく過程が恐ろしい。
アッリは”餌を与えてくれる”親であるティンヤの願望を叶えようと、暴走する。
そして、ティンヤはアッリの恐ろしき行為を察知する事が出来るようになる。
ティンヤとアッリがドンドン相似形になって行く・・。ー
<哀しくも恐ろしいラストシーンはティンヤの愚かしき母親に殺された、カラスの痛烈な報復だと、私は思った。
ティンヤの葛藤を繊細に捉えた恐ろしい演出が、秀逸な作品である。>
母親に愛されたいと思う子ども×2名、ただし……
観る前に嘔吐シーンがあると聞いたので構えていましたが、自分の中ではそこまで構えるほどでもなかったです。どちらかといえば、エクソシストが貞子の影響受けてますか?というシーンの方が気になった。
母親に愛されたいと願う子ども×2名。
一方、母親の方は家族や恋人を大切にするふりをしながら、一番大切なのは自分というタイプ(に見えた)。
だから誰かを愛すよりも、愛情をくれる誰かを永遠に探し求めてしまう。
娘のティンヤ母親とは違う……と思わせつつ、実は母親と同じく他人から愛されたい、それを阻むものは全て潰すという性格。それが、彼女の本心であり子どもでもある雛鳥のアッリの行動に反映される。
最後の最後でティンヤは死に、アッリが新しいティンヤとして母親の前に立つが、その際の母親の笑顔は(この子なら私のことを裏切らなそう)という笑顔に思えて気色悪かった。
本来なら星3はつけたいところですが、ラストが結構雑かったので2止まりで。
でも、今後が気になる監督さんであります。
これは恐ろしかった。 何が恐ろしいかって人間の怖さを表現力していた感じ。
幸せなリア充な家庭をネットに上げて自己満し、娘のティンヤの体操競技に過渡に期待をするクソ母。
ティンヤが森で拾った謎の卵を自分の部屋で育て孵化させる展開。
孵化した謎の生物が徐々に成長するんだけどある姿になって行くのが恐ろしい。
親に過度に期待されているティンヤが可哀想なんだけど自分が思った事がそれ以上の結果を招く展開がハンパ無い。
ティンヤ役の女の子の演技も良い!
結末は読めてしまったけど良く考えられた作品で良かった。
ネットでは良く「モイ!」って文字を見るけどはじめて言葉で聞けました( ´∀`)
『ビバリウム』以来の胸くそムービー
迷い込んだカラスの卵を温めているうちに誕生したのが自分自身だった。と宣伝していたが、最初は鳥と人間を掛け合わせたような怪物で、「思っていたのと違う!」と内心思ってしまった。しかし、卵を温めていた少女が口に含んだ食べ物を吐き出して、それを餌付けさせることによってだんだん少女のDNAを取り込んでいき、最終的にもう一人の少女が誕生してしまった瞬間はアッパーカットを食らったかのような感覚になりました。
せっかく超自己中心的な母親と一緒に怪物を始末すると決めたところはアツくなれたのに悲惨な結末になってしまい、外食したけどメシマズのような感覚になった。
『ミッドサマー』といいこれといい北欧ホラーは腹くくって鑑賞したほうが良いと肝に銘じた。
母鳥の怨念…
表面上は幸せな家族だが実はいろいろどろどろな一家、で、クレージー。鳥の習性と恨みと転生と。ラストはなかなかひっくり返った展開で後味残り。暴れまくる欧米のホラーと違い妙にドライでテンション低めな不気味さが続く北欧っぽさが良かった。
びっくり
そういう変態するんだな。面白かった。
お母さんがモンスターなのだ。エンディングのあとも想像が膨らむ。このあとモンスターはどうなっていくのだろうと。
ポスターが3人かぶる仮面の意味も考えてしまう。いい映画でした。
全111件中、61~80件目を表示