劇場公開日 2022年3月19日

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「途中でねむってしまったが」森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民 neoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0途中でねむってしまったが

2022年5月23日
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狩猟採集民族のマインドのようなものを知りたくて、観た。
一節によると、仏教の僧侶と、狩猟採集民族のマインドには共通するものがあるそうな。
(未来に悲観しない。今、ここを生きてる時間感覚など)
それで、実際の生活を見れば、ホントなのかわかるのかなー?と思い。

実際に観たところ。
ホームレスの人や、方丈記を思い出した。
大原扁理さんとか。(←書籍を読んだたけですが)
たまたま、出ていた方々がそういう、まったりした感じの性格だったのかもしれない。

また、女性の方がしっかりしてる?勤勉な感じがした。
ただそれも、定住を前提にしている私の偏見が入ってるのかもしれないが。男で、芋を掘ってた人がいたな。
男は外に出たら、何か、家族のためにお土産的なのを持って帰ってくることが、やはり大切みたい。

炭水化物は貴重な栄養源。
白くて、柔らかくて美味しいもの。
肉、魚はたまに食う。
でも、みんなスリム。
私らがデブなのは、炭水化物が悪いのではなく、ただ、ただ、食い過ぎなのだということがよくわかりました。(笑)
みんな、器用にその場でさばいて食べたりしてて、やっぱ生活力が違うなって思ったり。

大義とか、意識高い系とか、そういう感じのものは観られず。
家族がベースで、村とか、それ以上の集団にならないと、意識高い系の精神性みたいなのが出にくいのか。

それとも、意識高い系の人は、もっと、より良い場所へと移住してしまったのかもしれない。

かつて人を殺して、食べる、悪い人もいたそうだ。
実はそんな人が意識高い人だったり?
まだまだ、わからないことばかりだが、まったりしていて途中、眠ってしまった。

こういう空気感が、狩猟採集的なマインドなのかも。
食うのに一苦労。腹減った、が、共通のキーワード。
でも、悲観的ではない。
じっくり、まったり。「生活」が基本。

男は、フラフラ。
腹減ってる。食い物をみつける。
だから食い物見つけると、どや!
そして、食うのが幸せ。

そんな感じか?←やはり偏見多いかも

最後に。
気づくと、生きるハードルが下がった気がする。
(最近は芸能人や若者の自殺も増えてるらしい。日本もこれから貧困化する可能性があるらしいが、こういうのを観ると、また世界観がアップデートされるかもですよ)

neo