ツユクサのレビュー・感想・評価
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この配役で面白くない訳がない。 その他は普通。 江口のりこの何気な...
この配役で面白くない訳がない。
その他は普通。
江口のりこの何気ない演技が面白かった。
監督さんが落語ファンなのはわかりました。
色々経験してきたからこそ出せる穏やかさ
熟年男女の恋愛モノってピンとこなくて昔は受け付けなかった。「マディソン郡の橋」とか。自分もそれなりの年齢を重ねた今は違和感なく受け入れてしまう。むしろ共感どころが多いくらい。
この映画も、草笛を吹いている男性に惹かれていくって展開なのだが、その魅力が全然わからない。松重豊の魅力があるからまだましなんだけど。でも、2人の会話や関係性の穏やかさや温かさはとてもいい。いろんなことを経験してきたがゆえの温かがあったり、逆に距離を縮めることに躊躇してしまうところは共感してしまった。
あの町並みで住んでる人も風景も含めてとてもよかった。3人の女性が下着や洋服をどこで買うかと会話するシーンと気になる男性はいないのか問いつめるシーンが好きだ。彼女たちを含めて、主要な登場人物たちの旅立ちみたいなものが描かれている脚本もいい。万人受けはしないがいい映画だった。
小林聡美主演作、監督は『学校の怪談』『愛を乞うひと』『しゃべれども...
小林聡美主演作、監督は『学校の怪談』『愛を乞うひと』『しゃべれども しゃべれども』などの平山秀幸。もうベテランの領域ですね。
ひとり息子を喪い、海辺の田舎町でひとり人暮らしをしている芙美(小林聡美)。
50歳目前。
地元のタオル製造工場に勤め、職場の仲間たちと「フツー」に過ごすのが日課。
ちょっと変わっているのは、親友が同僚(平岩紙)の10歳になる男児・航平(斎藤汰鷹)だったり、息子喪失後になった依存症を克服するための断酒会に通っていることぐらい。
が、ある日、とても珍しいことに遭遇。
帰宅途中の自動車に隕石が衝突したのだった・・・
といったところからはじまる物語で、その後、事態は急展開!とならない。
日常はそれほど変わらない。
芙美自身での展開といえば、都会から逃避してきて工事現場警備員をしている五十過ぎの吾郎(松重豊)と知り合ったぐらい。
とはいえ、この出会い、息子の遺影に「かあさん、すこし乙女しました」と言わしめるぐらいの大きな心境を変化をもたらしている。
芙美と吾郎の淡色の恋のまわりで描かれる日常描写も、ちいさなドラマはあるものの劇的でない。
継父(渋川清彦)に馴染めなかった航平が、少し継父に心を開くようになったり、同僚の中でオンナを出していた未亡人の妙子(江口のりこ)が坊主(桃月庵白酒)と不倫をしていたり、とか。
断酒会会長(瀧川鯉昇)が憂さ晴らしに泥酔したり、とか。
ドラマドラマしていない演出で、さらりと魅せるのは平山秀幸監督の演出手腕でしょうね。
また、安倍照雄の控えめな脚本(オリジナル)も良い味でしょう。
それ以上に、こんな淡色なちいさな物語を映画化した製作陣の手柄でしょうね。
小品佳作というに相応しい映画でした。
「大人のラブストーリー」
エキセントリックな展開もなく安心して観られる「大人のラブストーリー」です。
序盤に隕石は落ちてきますが「大人のおとぎ話」といった要素はありません。
中年(初老?)になっても人は恋をするんですね。
悪い映画ではありませんが、私の場合お金を払ってまで観る価値は感じませんでした。お金と時間に余裕がある人はどうぞ。
後味はいい映画だが?
日本映画ツユクサを観たが後味がいい映画。主人公の小林聡美と松重豊のやりとりが面白かったし演技がうまい。小林聡美は久々に演技を観たがさすがにうまい!昔室井滋、もたいまさことのドラマを観たことがありそのやりとりが面白かった印象が強かったが健在。松重豊はどうしても孤独のグルメのイメージが強い中、NHK朝ドラマでの演技に驚いたが今回の演技でもいい味を出していた。また、脇役の泉谷しげる、瀧川鯉昇、桃月庵白酒の演技がよかった。これだけでも合格点を上げたたい。ただ、惜しむらくは子役。航平君はよかったが、航平君のクラスメイトの男の子と航平君のガールフレンドだった女の子のキスはなぜデイープキスの演技をさせたのか?せめてホッペタにキスまでだと個人的に思う。いくら何でも子役の男女のデイープキスはモラル的にありえない。平山監督に聞いてみたいぐらい。せっかく後味がいい映画だったのにここだけは残念だった。
こういう話はあるんだろうな…
ただ一つ、隕石に当たるという以外は…。
登場人物の子供が宇宙好きという流れから隕石が出てきたけど、別に隕石が無くても成り立ったのでは?
まあ、それがなければ、本当に、どこにでもある話なのかも知れないけどね…。
どこにでもある話ゆえに、特段感動することもなく、物語は淡々と進みましたとさ。
あまりツボにはまりませんでした。
自分から動かないと、幸せはやってこない
ひまつぶしに見に行った映画ですが、思いのほか引き込まれました。
退屈な時間はなかったです。
日常のありふれた出来事から展開していく・・・というほどの展開ではないですが、無理のない自然な展開が心地よいです。
でも確かなことは「自分から動かないと、幸せはやってこない。」ということですね。
・フミに真剣に怒られたコウヘイが自分から義父が釣りをしていくところに行った。そして義父の人生の話を聞いたところから打ち解けていく・・・
・フミが虫歯の治療をしてもらおうと東京まで出かける。そして・・・
そうならなかったかもしれないけれど、自分から動かなかったら、絶対にそういう展開はなかったでしょう。
作者の言いたかったことはココかな?
映画を見る人への押しつけがましくない教訓だと思いました。
静かな日常
傷を抱えた女性たちの物語。
静かな港町の静かな日常の喜びと安らぎが、女性たちに新たな一歩を歩み始めさせる。
どこにでもありそうな田舎の港町の風景の中で、背中を優しく押してくれる力を観てる方も得られる気分にさせてくれた。
大きな揺らぎはないけれど日常をユーモアを交えつつ描いた作品で疲れた日々には一服の清涼剤の様に沁み渡ります。
江口のりこのTバックショーツの破壊力は隕石以上
あれ?みた顔だなぁと思ったら、断酒会の会長が瀧川鯉昇だった。この人は高座に上がってしばらくなんにも言わないのに顔だけで拍手が戴ける稀有な落語家である。ちょっと眉毛を動かそうものなら、どっと笑いがおこる。性格俳優みたいなものともちょっと違うが、小さい声で愚痴るようにつぶやくマクラがすこぶる面白い。毎度似たようなマクラなのに、笑わせられてしまう。ストーリーやキャストを詳しくチェックしてから観るような用意周到な性格ではないので、しょっぱなから嬉しくてしょうがない。実は師匠がまだ瀧川を名乗る前の春風亭鯉昇の頃の手拭いを額に入れて飾っている。変わってるでしょう。もちろん、鯉のぼり🎏の柄である。5月初旬の封切りにふさわしい映画でした。
今夜もシラフで!
明日もシラフで!
私は~ ツヨイ!
それが、
一升瓶片手に神社の狛犬に抱きついて夜をあかして、登校途中の小学生に笑われてしまう。
のまなきゃやってられないんだよ❗
隕石のペンダント。材料費はいただくけど、工賃はサービス。甘味屋の隣の子供に内緒だぞと釘を刺す。下心丸出しです。
それはさておき、このほのぼのとしたあったかい邦画のキャスト。子役もとてもよい。芙美ちゃん(小林聡美)が散髪してあげる場面が好き。
クリームシチューと焼きたてパン。
さすがです。余計なものは入れない。でしたっけあのCM。小林聡美はいつまでも若くていいですね。
印象とは異なり酒も煙草もやらない健康な泉谷しげるがBAR羅針盤のマスター。捕鯨船の船乗りだったなんてかなり嘘くさい。そこで出逢う独身の二人。カウンターに置かれたツユクサ3枚。分けあう野菜。ズッキーニと空芯菜。
いい出会いがあった時には楽しかったですとちゃんと相手に伝えましょう。あとに繋がります。
口臭が気になるお年頃の二人のぎこちなさに対して、小学生のマセマセなキスシーン。
ショックだったね。
吾郞さんの自転車の後ろだから我慢できなかったんだね。
芙美ちゃんの自転車だったら我慢できたかもね。
仲良しパート3人組。工場長のベンガル。可笑しい。ファブリーズのCMが印象的な、なんでも気が付いてしまう平岩紙さん。再婚の旦那が渋川清彦。広い防波堤の釣りの場面も癒されますが、なついてくれないのは寂しい。孤独には慣れていると言った男のつぶやきはとても悲しかった。
江口のりこが買ったTバックショーツ。隕石以上の破壊力でした。
観ているほうが恥ずかしい。
布地が少ない分、案外、安いのかも知れませんけどね。
お寺の和尚役も落語家の桃月庵白酒。
もろお酒ですね。
お経を唱えながら、チラ見する江口のりこのうなじの後れ毛。
アントニオ猪木の名言。
あれ、倍賞美津子とのこと?
草笛のあの曲はダ・カーポが歌っているのかと最初は思いましたが、次第にザ・ピーナッツ?
エンドロールみて、え~中山千夏?わかんなかったな~
いい歌だったから、帰り道に口ずさんじゃった。
松重豊、草笛どのくらい練習したのかな?
邦画のダメな部分を盛り込んだ映画
完全に予定調和な演出で、キャラクターの問題やそれによる変化が見えてこない。
小学生の友人に対して、父親を否定したことを叱責する部分も、父親と主人公の関係性がいまいち描かれていないから、いいセリフを言おうとしか見られない。
製作委員会の横槍が色々入ったのかなんなのか、邦画のダメな部分がふんだんに入り込んでししまっていた。
草笛を吹けるようになりたい
寿限無を唱えてる外国人が気になって仕方ない。。
日本語の勉強にしては高度な!
松重さんのキャラが良い。
「~~したら迷惑ですか?」って、一旦退いたのにやっぱり来る、とかキュンです(あえて若者の流行語使ってみた)。
若気の至りではない、責任感のある行動に見えるのだ、この人が演ると。
小学生のキスは、それとは対象的。若気の至りにもならない、儚い感じ。それはそれで良い。
でもキスに責任を感じるような妙齢の大人が主役の映画も、ときめくものです。
ラストのふみちゃん、良かった!
出会いは奇跡⭐️
「隕石がぶつかるぅ!?」のっぴきならない設定でありながら何だ何だ!この自然感は…
海や山に囲まれた小さな町に1人で暮らす主人公の芙美
彼女を取り巻く友人達やツユクサ笛が得意な警備員の篠田…それぞれが悲しい過去や喪失感を抱えながら日々を丁寧に、懸命に生きている
皆が自身の人生を良き方向へと進めて行きたい
そんな想いや暮らしぶりが観手にも伝わり身近に感じられるからだろう
目に見える強さでは無くともたくましく生きる人達へのエールに当てはまる様だ
日々のちっさな奇跡に感謝しこれからの生き方を考えさせて貰えた優しい作品でした
…小林聡美さんの佇まいは自然でありながらも
説得力が強く圧倒的!
彼女こそ唯一無二の「サプリメント女優」ですね⭐️
寿限無寿限無・・・
ファンタジー。大人の恋。ガールミーツボーイならぬバーバミーツジージ(失礼!)。小林聡美が出演するだけでユルい展開で幸せになりそうな雰囲気。そんな平和な伊豆の町でも嘘や秘密や噂が飛び交っている、とは言え深刻なものじゃないけど。
キスしたら迷惑ですか?ちょっと使ってみたくなる言葉。でも、歯科医だからこそ言える言葉なのかもしれませんね。オッサンだったら「ちょっと口臭が」とか「ちょっと加齢臭が」と断られる可能性だってある。
それにしても、二十世紀ちゃんのキスシーンはショックだったろうに、その後の航平くんの気持ちの揺らぎが上手く描かれてなかったのが残念なところか。
偶然というのは大きな事件でもあり、小さな事件でもある。隕石が当たる確率なんてのもファンタジーではあるけど、地方紙ニュースネタ程度なもの。1億分の1を経験した芙美が今後隕石に当たることはない!なんてのは確率をもっと勉強せねば・・・次の確率は皆平等なんだから。
そんなのんびりした作品ではあったけど、江口のりこやベンガルの太極拳に救われた感じ。
人生いろいろ
館内はかなりシニア層が多かったです。
この映画アラフィフ以上向けという感じで、若い子が観てもあまり面白さはわからないかも。
そうそう、人生色々ありますよね。
歳を重ねてからの純な恋もいいですね。
短く評価/観てみて
歳を重ねると過去が増える
抱えきれ無くった時
少し忘れて 降ろしたい
お酒? 奇跡? 恋?
人は人に寄って
酔ってよりかかるのかも
いつの時代も事件は
男と女の技
素直な気持ちのままで
ずっと愛し合いたいね
今も昔も歴史は
男と女の技
ひけめなんて感じないで
ずっと一緒にいようね
期待し過ぎてしまった…⭐︎
小林聡美と松重豊が主演ということで、期待しての鑑賞。
悪くはないが、正直思ったほどではなかった。
そんな中、子供のナレーターは苦手だが齋藤汰鷹がナレーターも
平岩紙の子供の役どころも、すごく上手く演じていて印象に残る。
物語は、他の方と同じく大人のお伽話かなぁ…
もう、一捻り欲しかった。
小林聡美の湿度の低さがいいですね。
半世紀近く生きてれば辛いことの一つや二つはあるものですよね。
そして、その乗り越え方も心得たもんです。
いや、10年そこら生きてても(こうへい君にも)辛いことは降りかかってきます。
思い通りになんかならないことの方が多いけど、それでも人は日々を送っているんですよね。
乗り越えるのは、ちょっと踏み出せばいいのかな、そんなことを考えました。
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