劇場公開日 2022年4月22日

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「笑って泣いて驚いて!30周年目にぴったりな忍者モノ★」映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 山田晶子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5笑って泣いて驚いて!30周年目にぴったりな忍者モノ★

2022年4月22日
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鑑賞方法:試写会

1992年にアニメが放送されて以来、テレビでも長年に愛され続けている「クレヨンしんちゃん」。
最初の頃は「うちの子がしんちゃんの真似しちゃって大変なのよー」と言うママもいたが、ここ数年はしんちゃんの良い噂しか聞かなくなっている。
映画「クレヨンしんちゃん」シリーズは、アニメが放送された1年後から始まり映画は毎年公開され続け本作で30周年(シリーズ30弾)!
記念すべき30作目の本作は「しんのすけ」の出生の真実が明かされるが、それは映画を見てからのお楽しみである。
本作の監督である橋本昌和は、『バカうまっ!B級グルメサバイバル(2013年)』で、3分に1回は笑う作りに仕上げていた。さらに『オラの引越し物語サボテン大逆襲(2015年)』も『旅行ハリケーン~失われたひろし~(2018年)』も家族が協力して行方不明者を助けに行く。
何だかんだと笑っちゃいながら、家族の愛に包まれるような奮闘も多く、感動の涙が流れる時もある。
そして本作では、今度はしんちゃんに「よその子?」という疑惑がでて、何も知らされていないしんちゃんはバタバタの中、ひょんなことで忍者界の一員となる。
しんちゃんの行方が心配である野原ファミリーは、当然しんちゃんを探しに行く。そこからは、思わぬ展開と予想不可能なキャラクターがスピーディーに続々と出てきて、とにかく面白い。
今回もドキドキして、笑って泣いて見終わった後は幸せな気持ちに包まれるはず。
映画版の「クレヨンしんちゃん」は、毎回新しいキャラが出てきても、しんちゃんの家族としんちゃんの友達さえ知っていれば、十分楽しめるところがいい。そして上映時間もだいたい100分前後となっている点は子供にもちょうどいい。
5歳なだけに、しんちゃんの忍者コスプレは可愛らしいし、埼玉出身のハライチは、本人役として懐かしい漫才を披露。劇場で目に焼き付けておこう。

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山田晶子