劇場公開日 2022年2月4日

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「一番映画らしい」特捜部Q 知りすぎたマルコ つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一番映画らしい

2024年1月16日
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鑑賞方法:VOD

カールとアサドの関係性に焦点を当てた前作までの特捜部Qで、物語は一旦終わっている。つまり本作は、続編というよりはリブートだ。
キャストも変わり、監督も変わり、作品自体の雰囲気も変わった。その変化のせいで評価は振るわない。
しかし、単独の作品として冷静に判断した場合、この作品が一番映画らしくて良かったように思える。

これまでの作品はどちらかといえばテレビドラマ的でわかりやすさや娯楽性重視であったが、本作は一気に映画らしくなった。
印象的なショット、印象的な演出、それらは物語の理解を遠のかせるかもしれないが、映画ファンとしては演出の面白さは重要な要素だ。

もしこの作品が失敗しているとするならば、本作から新しく始まったリブートなのに、カールやアサド、特捜部の立ち位置などを全く説明しなかったことだろう。
特捜部も含めたキャラクターの内容は前作から引き継いで、演者を代えてしまったから「なんだコレ」感が強くなってしまったように思う。
最初からやり直し始めたのに最初にやらなければならないことをやらなかった。これが問題だ。
前作までの設定を最近流行りのマルチバース的に都合よく理解し観たので、個人的には大した問題ではなかったが、いくらなんでも手を抜きすぎだった。

それでもすでに書いたように過去一「映画」していて面白かったと断言出来る。

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つとみ