「イントロは前作で終了し、本作の物語は「ソードアート・オンライン」内の世界だけで進行していく。」劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 冥(くら)き夕闇のスケルツォ 細野真宏さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0イントロは前作で終了し、本作の物語は「ソードアート・オンライン」内の世界だけで進行していく。

2022年10月22日
PCから投稿

前作で「ソードアート・オンライン」の世界にプレイヤーたちが閉じ込められて、ゲームを全てクリアしない限りログアウトできないし、ゲーム内での死は現実世界においても死を意味することなどの設定が描かれていました。
そして「劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア」での主人公アスナは、私たち「一般の視点」の役割を果たしていたと思います。
アスナは混乱しますが覚悟を決め、鋼鉄の浮遊城アインクラッドの第一層を攻略するにまでに成長します。
と、ここまでの設定の時点で、本シリーズはどこまで描き切るのか、という興味と共に不安もあります。それは、最上階をクリアするまで描くとなると、どのくらいのシリーズになるのだろう、と思うからです。
それもあってか、本作では、ゲーム内の世界での攻略に絞って描かれています。
新たな課題としてトッププレイヤー集団の2大ギルドの対立といったものが出てきます。
そういう内紛的なものがありながらも、ゲーム内の世界を描き続けるので、話はシンプルながらもアクションシーンの意味がより活きていて緩急が上手く構築されていたと思います。
ただ、新型コロナによる制作の遅れなどが響いたのか、キャラクターの作画がシーンによってバラけている印象を持ち、やや統一性に欠けていたと感じました。
一方、アクションシーンは、総じて妥協なく描かれていて作品のクオリティーを上げていたと思います。
物語がシンプルで賛否はあるのかもしれませんが私は前作をさらに発展させていて面白かったです。

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細野真宏