「オールスターキャストなブラックパワー&タレント炸裂!フィクションとしてのフリ切れ西部劇!!」ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オールスターキャストなブラックパワー&タレント炸裂!フィクションとしてのフリ切れ西部劇!!

2021年11月4日
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These. People. Existed.
強く倒れれば倒れるほど燃え上がる炎 --- それは宿命か、はたまた……?最高なキャスト!復讐の相手はラスボスにふさわしい黒い貫禄イドリス・エルバ、レジーナ・キング、そして早撃ちラキース・スタンフィールド(大好き!)。本作を見たいと思ったキッカケの役者陣は皆、敵。実際、主演ジョナサン・メイジャーズは流石に魅力的だし、ザジー・ビーツも良いけど --- 言ったら悪いが --- やはり敵側のほうが華のある面子。だからこそ余計に際立つ主人公たちの反骨下剋上感!痛快爽快!!
痺れるな…始まって間もなく、タイトル出るタイミングくらいから格好良すぎて鳥肌立っちゃったよ。ポスタービジュアルのまま最高のOPクレジット。
音楽Jay-Zよろしく、ケレン味もそこそこに繰り広げられるスタイリッシュな"なんちゃって"西部劇として振り切れていたのが好感。例えばセルジオ・レオーネ『ウエスタン/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』などの復讐モノとブラックムービーの掛け合わせとして一種の正解。それこそタランティーノ西部劇や『マグニフィセント・セブン』方向な舵の切り方。"一番最初に死ぬヤツ" 指輪に十字の傷跡、印象的な小物使い。時を超える復讐の連鎖、まさしく因果・因縁の矛先に生き残った者は何を見るのか?業を背負え。あと、早速ですが、これ続編いつですか?
  SOME TIME LATER

朝活映画!

とぽとぽ