「黒人メインの西部劇に江戸の時代劇の匂いを感じた」ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0黒人メインの西部劇に江戸の時代劇の匂いを感じた

2021年10月24日
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鑑賞方法:映画館

主役はA24のラストブラックマン・イン・サンフランシスコで好人物のモントを演じたジョナサン・メジャース
。荒野の誓いにも出てた。決して悪人顔ではない。むしろ優しいのよね。
黒人が西部劇をやるのはどうなのよとは思ったけど、物語のキモは不幸な異母兄弟のクライムリベンジ映画だった。
この物語は事実ではないが、登場人物は実在の人間。
とにかく音楽がよくて、泣けてしまった。
なんだか、座頭市のテレビドラマとか大江戸捜査網みたいな味わい。とても懐かしい感じ。昭和の日本歌謡のなんとかブルースの味わいなのよ。
ブラックマンだけでも西部劇やれるんだせみたいな気負いも充分感じられた。
下手に善人役がしゃしゃり出てないところもイサギよい。要するに、デンゼルワシントンみたいな立派な役者を入れたら、シラケたかもしれない。
ただ、セットが貧弱だった。大道具さんたちの協力は得にくかったのかな?
男装のガンマンもいいアクセントだった。白人専用(当たり前だけど)の銀行を強盗する場面もあり、黒人パワーを鼓舞する勢いの作風もBLMの風を感じられた。Netflix映画。

カールⅢ世