劇場公開日 2023年2月4日

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「途中まで良いことしてるのかと思って観てたが」茶飲友達 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5途中まで良いことしてるのかと思って観てたが

2023年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

萌える

佐々木マナは、仲間とともに高齢男性者専門の熟女派遣クラブ、茶飲友達、を設立した。新聞に「茶飲友達募集」の三行広告を掲載し、男性たちのもとへ熟女を派遣するビジネスを行っていた。ティー・ガールと呼ばれている在籍女性には、介護生活に疲れた女性、ギャンブル依存症の女性など、いろいろと事情を抱える人たちがいた。マナと共に、茶飲友達、を運営する若者たちも、現代社会で閉塞感を抱え生きていたので、マナは、みんなをファミリーと呼び、暖かい擬似家族のようにしてビジネスを行っていた。そんなある日、1人のティーガールの客がホテルで自殺したのに放っておいて帰ってしまった事により売春ビジネスが発覚し、・・・さてどうなる、という話。

途中まで、お金を持っている高齢男性と一緒にお茶を飲み、話を聞いたりして、良いことをしてるのかな?、なんて思って観ていたが、やはり売春は法律違反だよなぁ、ってふと我に返ったような感覚を持った。ここから先は自由恋愛ですから、と言ってもお金をもらってセックスすると法律違反なんだろう。男がいかなかったらOKなのかな?なんてちょっと思ったけど、違うんだろうな。
奥さんを亡くし、お金を持ってる男性にとって、ただ単にセックスしたいのではなく、話を聞いてもらって、肌のぬくもりを感じたい、という心境なんだろうと思う。何かしらかの老人クラブのような所には行きにくいものなのかなぁ、なんて、自分の将来について考えさせられた作品だった。

りあの