THE GUILTY ギルティのレビュー・感想・評価
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演技・演出が凄すぎる
「ほぼ一人芝居」「ほぼ同じ場所」という面白くなさそうな設定なのに、思いがけずどんどん引き込まれていった。
その理由は、ジェイク・ギレンホールの迫真の演技と、秀悦なストーリー展開と、巧妙な演出。
観終わった後に、よく出来た映画だと感心するほど。
小さな話が発展しながら、散りばめられたいくつもの小さな話が少しずつ繋がり、次第に大きく全体像を見せてくる。最後には本筋テーマの愛と正義を鮮明に描く。音声や編集も素晴らしい。
無駄なシーンやセリフが一つもなく、全てに意味があり最後に繋がるので、主人公は何故イラついているのか、何故この仕事をしているのか、何故それを言ったのかなど、問とヒントを複数持ちながら次第に解けていく面白さもある。
ラストシーンのジェイク・ギレンホールの演技は圧巻。
他人に対して正義と人間愛を必死で貫いた主人公が、自己に対して正義を貫いていない鏡の向こうの自分に向き合い、罪悪感「ギルティー」に苛まれ、自己を吐き出すかのように嘔吐する。
キャリアを失っても正義を貫く決意をし、それにより娘と会えなくなる絶望。その複雑極まりない心の機微を見事に表現している。
子供への愛や別居離婚など、共感ポイントが少ない人には主人公に対する理解と感情移入が困難であろうから、この映画への評価は低くなってしまうのは想像できる。
わかる人にもっと評価されるべき作品だと思う。
さすがのジェイクの演技に脱帽
ジェイク•ギレンホールの演技に引き込まれていきます。他の俳優だとここまで面白くならないのでは? 大満足。最後のエンドロールにイーサンホークの名前もあります。
面白くない。その理由。
通話だけで物語を追う趣向へのトライは買う。
主人公の負う課題と解脱という筋と、
事件の捻りと収束のいう筋が何処か噛み合わず、
観客が肩透かしにあった感。
だから全然面白くないのだと思う。
stress…
こんな奴いたらやだ。
を凝縮したのが主人公なので、ひたすら見るのがストレス。
途中で見るのをやめたくなった。
観たけど。
事件を通じて、自分を振り返れたのが唯一の救いかな。
最初から最後までほぼ主人公の一人芝居。 他の登場人物の顔も状況もわ...
最初から最後までほぼ主人公の一人芝居。
他の登場人物の顔も状況もわからず電話の声だけで想像するしかないので見ているこちらも主人公と同じ目線で緊迫感を味わえるけどこれを面白いと思うかつまらないと思うかは人それぞれかなぁと思う。
私は少し飽きてしまった。
イライラする
ジェイク・ギレンホールがすぐ切れて暴言を吐くシーンばかりで前半は終わる。なんだか見ていて気持ちのいいものではない。
ストーリー設定は面白いのだが…オリジナルはデンマーク映画とのこと。そっちもこんな感じなのかな?
不快指数MAX
正直オリジナルがあまり好きではないので、今作も微妙なんだろうなと思っていましたが、ちゃんと微妙でした。むしろ役者の演技力がリメイクの方が上なので、不快に思えるシーンがドッと増えた感じがします。
主人公の落ち着きのなさはコールオペレーターどころか、一般職に向いてないと思います。ずーっとイライラしているので、見ている側もイライラしてきます。
その一本調子で最後まで行くので不快の極みってやつです。ただ、飽きることはなかったので、ちゃんと90分持たせる力があるのはオリジナルから受け継がれる力だなと思いました。
閉鎖的な空間を活かせているようには思えず、何故リメイクしたのか…疑問が残ります。
リメイクの意義は…
2018年にデンマークで製作された作品のアメリカ版リメーク。
鑑賞前に本家の方もアマプラで鑑賞してから観てみましたが、本家にかなり忠実に作られてますね。
違いは、山火事や主人公が喘息持ちなどの新しいエピソードが少しだけ加えられていることと、本家に比べて主人公の喜怒哀楽が激しいことくらいかな…
もともとの出来がかなり良いので、当然こちらの出来も良いわけだけど、これならリメイクする必要あったのか?ってのが正直な感想かな…
まあ、ネトフリ用なんでってことで…
声だけの出演でイーサン・ホークも出てるらしいけど、当然分かるはずもなく… 笑
事件解決かと思いきや
電話対応の警察官のお話です。
電話でその人の通報や、その人の話を聞いて
色々、捜査するようなお仕事の主人公。
一つの電話からどんどん繰り広げられる話。
母親が誘拐されて、誘拐した相手は
父親で、娘からのヘルプ電話で
父親の車のナンバーや、犯罪歴を調べて
飲酒で捕まったことがあるなど
色々でてきます。
そんな父親に捕まった母親を助けるために
主人公はありとあらゆる知恵を絞り出して
救うために動きます。
すると娘ともう一人小さい赤ちゃんの
末っ子がいることが判明しますが
すでに死んでいました。
父親が殺したんだと、主人公は
父親を逮捕するために一生懸命うごきます。
そして母親と電話でやりとりをするうちに
異変に気づきます。
母親は精神病をもっていて、
父親が殺したと思っていた息子は
本当は母親が殺していました。
お腹の中に蛇がいるから楽にしてあげたの。と。
そんな母親を精神科の施設にいれるために
父親は母親を連れ出していたのです。
娘から見たら、父親が母親を拉致するみたくみえていたのですが、それは当たり前の父親の判断だったのでしょう。
人の話だけじゃ、わからないことってたくさんあるなと。
本人と話しても食い違うのに、他者から聞いた話だけでなにがわかるんだと。
でも信じてあげないと動けないこともあるなと。
難しいですよね人ってって思う映画でした。
最後は主人公は過去に人を殺していたと
有罪を認める形になりました。
なんだったんだこの映画は、でした。
見応えはありますが
画面と電話シーンのみでの映画で
ここまで見れたのは、作り手のうまさなのかなと思いました。
普通なら退屈ですぐ辞めたくなると思います。
作り方はうまい、けど終わり方が、んーでした。
あなたが人殺しだったんかーい。でした。
ほぼ1人の演技でも魅せられる役者
ジェイクギレンホールが素晴らしい。
通話のみのやり取りで実際の現場を不明確に見せる演出も、音声だけで想像せざるを得ない主人公とリンクしていて良かった。
物語の種明かし的な部分は予想がつくし、無理矢理感はあったものの、主人公が抱えているもう一つの問題が残っているので最後まで見れた。
あざといネェ(≧∀≦)
最後は警官による取り締まり時の不条理な殺害
、最近の差別アンチな社会派作品で繰り返されるオチ(落ち)に繋がる訳か。
ジェイク・ギレンホールの一人芝居の熱量はゴイスーだ!
かけようにもかけられない
オリジナル版を劇場で観て、今回はNetflixで。
リメイク版はより明確に、フレームを際立たせ、観やすくチューニングした感じ。
俳優の芝居も含めるとクールなトーンのオリジナル版より味つけが濃いめ。
フロイドさんの事件など、より今の時勢を意識したのかなとは思います。
ただ昔のジャンルもの感がほんのり匂っていた前作に比べると、惜しげもなく前面に押し出したせいか予算はあるのにちょっとチープな感じも。
呎も微妙に長く、そして山火事の映像(リアルこの世の地獄感)を見せるなど「盛り」を入れてありましたが、結局オリジナルの美点を活かそうとすると、いくらがんばっても予算をかけること自体が困難な構造が露わになる。
つくづくあの規模でやるのがちょうどいいようにうまくコントロールされた企画だったかがわかり、作り手の聡明さも見えてくる(あのオチはジャンルものとはいえどうかと思いますが…)。
話を知っていると、最初に電話を受ける場面からいろいろ感じ取れるものがあり、オリジナルを見直したくなりましたが、肝心のNetflixにはなく、Amazonにはあるっていう
どんよりした余韻が残るラスト
傑作デンマーク映画のリメイク版。
緊急通報センターというワンシチュエーションのみで、写っているのはほぼずっと主人公の姿、ストーリーの展開は電話口の声だけ。なのに変化していく情報に翻弄され、電話越しに聞こえる音にハラハラして、主人公と共に驚きや絶望を感じる全くダレることない90分。巧みな脚本や発想力に脱帽するのと同時に、映画の更なる可能性やまだまだ見たことのない作品に出会える期待感さえ与えてくれたのが、オリジナルの「THE GUILTY」でした。タイトルの意味を噛み締め、ずーんと胸にくるラストがまた良くて、このあたりの良さは本作も同様に反映されています。
さらにリメイク版はジェイクギレンホールの顔の圧のインパクトや、構成や説明がオリジナルより分かり易くなっていたり、よりミステリー的な楽しみ方が出来る様になったのは良かったです。
が、他は特に変わってないので、まぁこんなもんか〜という感じ。ジェイクの演技力も相まって、ジョーがめちゃくちゃ嫌な奴に思えてしまい、前半の暴走やすぐキレて暴言吐く姿にかなりイライラしました。笑
もう少しリメイク版ならではのオリジナリティがあっても良かったのではと思いますが、これはこれで楽しく観れました。
ジェイクという配役
緊急通報センターに女性から「殺される」との通報があり、その女性をなんとか助けようと暴走する主人公の話。
デンマーク版を見ていたのでどんでん返しを楽しむのではなくて、主人公の行動をわりと冷静に見れたり、逆に電話の向こうの人達のバックグラウンドを想像出来て面白い。
序盤の主人公の通報者への対応で、通報者を公平な視点で見れてない(特に男性と女性への自分の固定的な価値観で対応している)ことが提示されてる。この時点で主人公はちょっと信用出来ないことは読み取れるし、そこにジェイクという配役なんて、オチを知らない人でももう既に怪しいのよ(笑)
さらに、主人公は1度自分がこうだと思えばその思い込みだけで突っ走っているので、この通話だけというシチュエーションが上手く効いてくる。電話の相手の返答をよくよく聞くとあんまりハッキリした答えをしてないのに、客観的に見ることをせず自分の想像する状況と勝手に結び付けてる。
さらに私は作品をリメイクするなら何かリメイクする意義があった方が良いと思ってるんだけど、今作ちゃんとアメリカ版になってたと思う。主人公がアメリカの警官ってなると、絶対黒人射殺事件が頭には浮かぶ。
これは私の勝手な推測だけど、息子が「お父さんを連れてっちゃうから警官は嫌い」と言っていたり、明らかに生活に困っている状況から、あの電話の父親は恐らく黒人の人だと思う。そして過去の逮捕歴も冤罪または白人よりも重くされた罪の可能性はかなりあると思う。主人公が殺した少年もきっと黒人の子だろうね。
ただ、最後の主人公への救い(?)の描写がちょっとハリウッド的すぎるかなって。もっとスパン!って終わって欲しかった。
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