配信開始日 2021年10月29日

「ゴクリ…名字は発音できない」アーミー・オブ・シーブズ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゴクリ…名字は発音できない

2021年11月1日
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ゾンビ騒ぎで世界が持ち切りになっていたその頃一方、米ラスベガスを舞台にしたザック・スナイダー監督Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』に、どこの誰が期待したかという(←失礼?)まさかまさかの前日譚がそれもドイツから!! しかもキャラクターそのままにマティアス・シュヴァイクホファー(←失礼ですが誰?出ていたこともうろ覚え…)主演監督作品。リアルに名字発音できないけど、カメラの前でも後ろでも彼の確かな魅力を感じ取ることができる。巻き込まれ型といった感じで、ほどよく頼りなさげに困惑するさまなど、しっかりとキャラクターも際立っていた。
プロットとしては王道に高まるheistハイスト=強奪・強盗モノ(ex.『ミニミニ大作戦 The Italian Job』『オーシャンズ』シリーズ)。それぞれある分野で秀でたクセモノ揃い個性豊かなメンバー集めや準備段階からおもしろい作品は作品全体通してもおもしろいし、見ていて素直にテンション上がるから、子供の頃から大好物なジャンル/プロット。ワクワクする実績ありすぎだから見る目もシビアになる。
本作は例えば、このジャンルに新鮮さをもたらしてジャンル自体を再発明するような作品ではないかもしれないけど、テンポと手際の良さ光り、手堅く楽しめるおもしろさ。アクションとユーモアとライトな空気!一歩間違えるとそのポップさは作り手のドヤ顔が見え透く痛ましく高カロリー不愉快なだけの鼻につく仕上がりにもなりかねないけど、本作の張りきってやり過ぎちゃったかという凝った演出は個人的に嫌いじゃなかった。なので"そこ掘り下げる必要ある?"という疑問は受け付けません。

※本作にゾンビは出てきません(厳密には出てはいるけどカメオ出演)
死者の軍隊の次(or前)は泥棒の軍隊?ヨーロッパ中 = 世界を股にかける国際強盗団結成で伝説の金庫に挑む!金庫破りの腕試ししてみたい?知った顔で言えばシリーズ7作目『SKY MISSION』以降ワイスピファミリー入りしているナタリー・エマニュエルもいる。ワイスピと言えばシリーズ中たぶん一番好きな5作目『MEGA MAX/FAST FIVE』のプロットも強奪モノだった。せっかく『モータル・コンバット』の最高にシビれる格好良い勇姿キッレキレアクションで記憶上書いたのに写真だけでもブライ・タナカ再び。裏切りも結構あるあるパターンか。やっぱりできすぎていた、やっと理解できた。知りたい情報引き出すための尋問方法が目潰しの捜査官とかヤバすぎ。

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