劇場公開日 2021年8月6日

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「【素敵な夫婦の姿と子供の育成環境の大切さとハラハラを「感じる」ドラマ映画】」すべてが変わった日 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【素敵な夫婦の姿と子供の育成環境の大切さとハラハラを「感じる」ドラマ映画】

2022年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

・2020年公開のアメリカのドラマ映画。
・1960年代のアメリカの田舎町。元保安官のジョージと妻マーガレットは、息子ジェームズとその妻ローナと孫ジミーと5人で平穏な生活を送っていた。しかし、ある日息子ジェームズが落馬事故で亡くなってしまう。その後、ローナはドニーという男と再婚し、ジミーと共に3人で生活を始める。ある日、マーガレットは再婚相手のドニーがローナと孫ジミーに暴力をふるっているところを見かけ、とても心配になる。しかしその後、ジョージ達になんの連絡もなく、ドニー・ローナ・ジミーは姿を消してしまう。一体、3人はどこへ行ったのか。そして、孫ジミーはどうなってしまうのか。心配するマーガレットはジョージを説得して2人でジミーを取り戻す旅に出る。 という大枠ストーリー。

[お勧めのポイント]
・(子を持つ親御さんなら特に)子供を育てる環境を大切にしたい!と決意強くなります
・老夫婦になっても仲の良くいれる2人の像が羨ましくも、理想になって心地よい。これぞパートナー(同士)!
・中盤以降のハラハラが止まらない

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[物語]
・とある家庭に偶然起こった出来事をドラマチックに描いた物語。それをハラハラ要素と愛というヒューマンドラマで彩った物語。
・何かを「学ぶ」というよりは「感じる」物語でした。年をとっても仲睦まじいジョージとマーガレットの姿を見て「いいなぁ。自分もこんな風に夫婦で年を取っていきたい」とか、悪環境におかれるジミーを見て「子供を育てる環境を大切にしてあげないと!」などなど。
・結末は何とも言えない悲しみもありますが、そこにいきつくまでに描かれたロードムービー的な物語の端々に日常生活に落とし込みたくなると感じる要素が沢山あります。
・一つ、哲学的に刺さった言葉を。
 「失ったものの長いリスト、それが人生ってもんだろう」byジョージ

[演出]
・ジョージとマーガレットの絆、をとても魅力的に魅せてくれています。ご結婚されている方、恋人のいる方などは特に、共感と言いますか、こうありたいなぁと思えるのではないでしょうか。私は漏れなく「素敵だなぁ」と心底感じました。
・特に、マーガレットの強さ、がかなり素敵です。これが見事に表現されているからこそ一層強い魅力を感じたのだと思います。

[映像]
・田舎町の風景が素敵でした。自分もこんな場所で過ごしたらゆったりできそうだなぁ~、とか妄想が膨らみます。

[音楽]
・際立って感じたことはありません。

[演技・配役]
・ジョージ役のケビン・コスナーさん、マーガレット役のダイアン・レインさん。お二方ともナイスすぎるミドルでした。祖父母という役柄上、おじいちゃんおばあちゃんなんですが、内側に潜むカッコよさと美しさがにじみ出てしまう。そんな魅力がふんだんです。
・一方、ブランチ役のレスリー・マンヴィルさん。怖すぎます。笑 本当に嫌な奴!と思えるほどの演技でした。

[全体]
・単に「どうなるの?」と物語を楽しむのもよし、「夫婦の素敵な姿を見る」ために観るのも良し、ハラハラするために観るのも良し。何かを学ぶために観るというよりは、肌で感じれる何かを得るために観る。そんな感じの作品でした。ありがとうございました。

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3104arata