劇場公開日 2021年11月26日

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「自分を見つめ直させてくれる街、東京」スパゲティコード・ラブ 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分を見つめ直させてくれる街、東京

2021年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

東京に生きる若者たちのスパゲティのように絡み合う愛の群像劇。

MV監督ともあり、MVっぽい作りというのは皆さんが仰っていることなので言わないとして、映像美や音楽のセンスは抜群。最初はあまり無いと思っていた内容も、少しずつ絡んでいく登場人物たちによってしっかりと群像劇に仕上がっていた。
フードデリバリー配達員のアイドルオタク、夢を諦めたストリートミュージシャン、友達5000人の理系、七光りと言われる広告クリエイター、不倫が生きがいのパート…etc
色んな人々がここ東京で生きている。彼ら彼女らの主観に立ちながら、良い点も悪い点も見せ、最終的には希望を持たせるという構成。
正直途中までは、モノローグが多いし、分かったような台詞がなんだかムカつくし、価値観を押し付けてくるし、「これって私が悪いの?」みたいな不幸アピール強いし、あんまり好きではなかった。
でも、お久しぶりなあの人のサプライズ出演と言い、愛と希望に満ち溢れたラストと言い、なんだかんだ好きな映画かもしれない。
特にラストカットは、声が出るかと思ったくらい好き。

↓以下余談
・ずっと死に方について話し合ってる高校生の男女とピナバタゆりやんが良かった。やっぱ青木君好きだわ。
役的には三浦透子の役が1番好き。三浦透子の主題歌も良き。
・共感できるセリフと、そうでないただただイラつくセリフがあった。
「嫌いな人と一緒にいた方が楽」ってのはなんとなく共感。
・カメラマン役の古畑新之さん、リミスリのブッチ役の人だったという衝撃。
・アイドルの芸能界引退とか訛りの可愛い女の子とか、乃木坂のドキュメンタリーの監督やってたからなのかなとか…考えすぎか。

唐揚げ