「理解は難しいが心に残る作品だと思います。」前科者　とらさんの映画レビュー（感想・評価）

保護司と言う職務、背景についての社会的説明等が少ない（wowow見ておかないと分かりません。)のですが、更生を後押しする人達の気持ちを、被害者目線も加えて様々な視点で切り込んだ作品です。優れた演技力を持つ俳優さんの力を感じさせてくれました。
森田剛さんの鼻水垂らした迫真の演技、有村架純さんの、今までにない大きな闇と愁い、怒り、そしてやるせない想いを含んだ表情と、感情のメリハリを時にはマックスに、そして抑えた演技には、新たな境地を感じました。
この人は、単なる女優から凄い女優さんになって来たと思います。