劇場公開日 2021年9月10日

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「小松菜奈の現時点での代表作」ムーンライト・シャドウ 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0小松菜奈の現時点での代表作

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

執筆したインタビューに詳細は記述させて頂いているが、小松菜奈の女優としての魅力が存分に詰まった作品だ。7~8年前、「渇き。」の撮影現場で、中島哲也監督の陣取るディレクターズチェアの真横で大粒の涙を流しながらワンワン泣いていた少女が、素晴らしい女優への成長していることに感慨深い思いを抱かざるを得なかった。そんな小松の魅力を引き出したのは、エドモンド・ヨウ監督であり、相手役を演じた宮沢氷魚。有名原作ではあるが決して派手な作品ではない。だが、喪失の痛み、悲しみから如何に立ち直っていくかを丁寧に、そして優しく描いている。

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大塚史貴