ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3のレビュー・感想・評価
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これぞ待ち望んでいた素晴らしい到達地
個々に傷や孤独や過ちを抱えながら、共通の目的を前に寄せ集めの結束力をいかんなく発揮してきた彼らだが、今回はこれまでのどの難題とも違う。チームの頭脳ともいうべきロケットの知られざる過去を描きつつ、瀕死に陥った彼を救うため、仲間たちが危険を顧みず率先して敵の懐へと飛び込んでいく。中盤はいつもながらの狂騒やドタバタで大いに楽しませつつ、そこに「異形の者たちの悲哀」が挟み込まれ、果てには、キャラの誰もが初登場時からはかけ離れたレベルで仲間を想い・・・その変貌と成長ぶりには激しく胸打たれるばかり。一時は解雇されたガン監督も含めて、誰もが完璧ではなく心のどこかに傷跡を持つ。でも頼れる仲間がいれば、そして他者のために成し遂げたいという意志があれば、きっと誰もが這い上がれる。この震えるような高揚へ導かれていくダイナミズムが最高に素敵だし、辿り着く境地とそこでかかる魂を揺らすナンバーに涙が止まらなくなった。
良くも悪くもジェームズ・ガン色が強烈に出た作品で、やや賛否は分かれそうなラストバトル。
元々「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では異色で独立したイメージでしたが、重要な「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」といった作品では、まさかのメイン的な大活躍を果たしました。
私は個人的に好きなシリーズでしたが、本作では良くも悪くもジェームズ・ガン色が強烈に出た作品となっていました。
紆余曲折がありジェームズ・ガン監督は、ライバルとなるワーナーのDCスタジオの「共同会長&CEO」に就任しましたが、本作は、DC映画でジェームズ・ガン色を全面に出した「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」(2021年)に近付いた気がします。
つまり、元々クセの強いキャラクターの作品に、監督のクセの強さがパワーアップして、かなり「クセ強な作品」に。
本作はアライグマの「ロケット」の過去が大きなテーマとなる作品ですが、大きな特徴は、アクションシーン満載、音楽に大きなこだわり、ギャグシーンの多さ、脚本は盛りだくさんでやや強引、というイメージです。
「アベンジャーズ」シリーズの中で亡くなった主人公スター・ロードの恋人のガモーラは、マルチバース的な仕組みの中で❝過去のガモーラ❞として普通に登場したりと、マルチバースという概念は、やはり今後のMCU作品において様々な危惧(もしくは嬉しいサプライズ?)を生む要因となりそうです。
いずれにしても、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズへのファン愛、ジェームズ・ガン監督へのファン愛などによって入り込み方に差が出て、やや賛否は分かれそうな作品と感じました。
ロケット・ラクーン笑
あのエンドゲーム後のガーディアンズがどうなっているのか気になって、かなりワクワクしながら鑑賞したが、まさかロケットが主役だとはね。キャラ的に一番立ってたから納得ではあるが、悲しく覗かれたくない過去の一面を観せられ感情移入しまくりだったが、笑いで落とす所は落とす独自のジョーク連発で最後まで飽きずに観れたね〜
今回も挿入歌や絵コンテ等センス抜群で、監督や脚本家に舌を巻いた。ピーターも地球でグランパに会え、ちょっと不覚にも涙出たわ。この映画、得意のマルチバース関連でガモーラの記憶や思考が合わさり、ピーターと寄りを戻すみたいなクソつまんない内容じゃなくて良かった。そこが一番評価高いところだと個人的には思っている
みんな大好きロケット
ガーディアンはピーターの話でありながらおおよそチームメンバーの話で、万を期してロケットの過去に触れる。
主人公のようでありながらメインストーリーからちょっとズレた位置にいるピーターは代わりと言っては何だが、かなりケアが必要な状態になっていて、マーベルの世界では多くの主人公が目をそらすのでそれはそれで新しかった。
ガーディアンズ全員活躍!MCUでもトップ5に入る作品!
【あらすじ】
ガーディアンズのロケットが敵によって重傷を負ってしまう。ロケットを助けるために、ガーディアンズは銀河をかけ巡る。しかし、ロケットを狙うハイ・エボリューショナリーも迫っていた。この2人の関係は…?ガーディアンズの運命は…?
【感想】
公開初日に行きましたが、レビューできていませんでした。久しぶりにディズニープラスで鑑賞したので、レビューします。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3作目かつ最終作!実は映画館でこのシリーズを観るのは初めてでしたが、MCUでもトップ5に入る作品でした!
映画のポスターを観ると分かる通り、ガーディアンズもすっかり大所帯になりましたが、今作はなんと全員活躍します!
これだけキャラクターが多いのに全員に見せ場があり、キャラクター通しの掛け合いも多かったです。
特に印象的だったのは、「ネビュラ」
派手なアクション・感動的なシーン・キレキレのツッコミ(笑)。存在感溢れるシーンが多かったです。
シリーズ1作目から見返すと1番変化・成長を感じ、愛着を感じるキャラクターでした。
今作のストーリーの軸はロケットの半生の回想とロケットを助けるガーディアンズが軸に進んでいきます。
ストーリーは正直予告を観た時は、
「今更ロケットの回想?」と思っていましたが、ロケットの回想は思っていたよりも重く悲しかったです。その分、ロケットを助けるガーディアンズ達に感動し、家族・チームとしての絆や愛を感じるストーリーでした。
ロケットを助けるために行く星・生物も印象的でした。オルズコープ社は有機的な星で今までのMCUでも観たことのないロケーションでした!カウンターアースも不気味さと住人達は変なシュールさがありました。笑
ヴィランはハイ・エボリューショナリー。最近のMCUのヴィランでは珍しい純100%の悪といった感じで、敵として強さ・キャラクターも申し分なかったです。
今作でガーディアン・オブ・ギャラクシーは最終作ですが、フィナーレに相応しい作品でした。またガーディアンズのヒーローにどこかで会えるといいなぁ。
最後にどこかで見た考察です。グルートの最後のセリフが分かったのは、「自分達ファンもグルート・そしてガーディアンズと長い時間を過ごしたから。」この説大好きです。
【お気に入りのシーン】
ピーターとグルートのガンアクションシーン。今作はピーターのかっこいいシーンも多かった!ガモーラとの関係の落とし所も良かったです。
最後の最後までガーディアンズ!
2024
24本目
ロケット•ラクーンの物語。
この作品はマーベルファンじゃないと面白さは伝わらないだろう作品。
観た人はみんなロケットのファンになりますね笑
ただ彼が背負っていた過去は壮絶なものでした…
そんなロケットの命を助ける為にガーディアンズが大暴れ。その命を助ける為に過去が暴かれていく。
胸が苦しくなるようなシーンもあり、辛くなる。
が、しかし
それだけではなくガーディアンズらしく破茶滅茶で笑ってしまう。1人1人の個性が1番でている作品でとにかく面白かった!!
GotGはマルチバースサーガには絡んでいないので
一旦終了かな…?
アイアンマン(2008)からずっと追いかけて見ているが、インフィニティサーガにまだ未練ありで…
各シリーズが終わっていくのは寂しね。
また今後に期待!
帰ってきて、クイル!
ネビュラとドラックスが最高
今作は特に最後だからなのか、こんなに登場人物が多い中であり得ないくらいバランス良く全員に見せ場がある。そして全員集合したあとのワンカットっぽい戦闘シーンはとにかくかっこいい。
正直、一作目から考えたら、ネビュラやドラックスがまさかこんな愛せるキャラになると思わなかった。
笑えるし泣けるし大好きな映画。
全員大活躍。有終を飾る
MCUはもう何作品になったろうか。もうすっかり飽きてしまったけれど、この作品だけは本当に面白かった。
アベンジャーズのような大集合ではなく「ブラックパンサー」とか「アイアンマン」のような単体でのシリーズでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が一番平均点高く面白い。その中でも本作は群を抜いて面白いと思う。
ディズニー+での配信のみの作品もあるためイマイチついていけないところもあったにはあったが、そんなこと関係あるか?ってほど面白かったといえる。
もう「面白かった」しか言ってないけど、それしか言えることなんてない。
これまでの積み重ね、キャラクターの魅力、アベンジャーズのような大集合感、ロケットの過去、ガーディアンズオブギャラクシーの完結、面白かった要因は色々あるだろうが、一言で言うならばガーディアンズの結束が見られたことかと思う。
ガーディアンズのメンバーがガーディアンズのために、今回は特にロケットのために、奔走し全力を尽くす。その姿に胸が熱くなるのだ。
熱い展開、悲しみ、そして笑い。このバランスが絶妙。まあガーディアンズとしては笑い不足という見方もできるが、本当にただのバカじゃないんだから笑いの先、もしくは手前にはシリアスな部分が隠れているものだ。
笑いで隠された心があるからこの終わりがある。また笑えるように。
とにかく最高。絶対に面白い。
アライグマという動物をよく知らない人が狸オチだと勘違いする確率30%
多様な種族のチームが、狸や多様な種族を救う話。
良い点
・ギャグ
悪い点
・やや長い
・動物すぎて感情移入しにくい
・感動のピークがわかりにくい
その他点
・日本人は狸のほうがなじみ深いため
ありがとう
三作品それぞれに良さがありますが、集大成として完璧なものを見せてくれました。
ガーディアンズらしさはそのままでめっちゃ笑えて泣けて何度見ても素晴らしい作品👍
ロケット最高
come and get your love聴くと鳥肌立ちます
ロケットの命を助けよう!!(ロケットの過去がテーマです)
ガーディアンズは1も2も観てています。
ガーディアンズはどれも大ヒットしてMCUのドル箱的存在。
製作費も2億ドルですもんね!!!
2作目の「リミックス」が2017年。
1作目が2014年。
ほぼ10年の月日が流れています。
だからその10年間に個人的な話で申し訳ないけれど約3500本の映画を
観ている計算。
私の場合、記憶は入った分だけ出されるので、記憶喪失状態(苦笑、恥)
覚えているのはクリス・プラットとゾーイ・ソルダナ。
そしてなんたって一番は凶暴でいてお茶目なムードメーカーのロケット。
その楽しくて笑かしてくれたロケットが、なんとキルスィッチを仕掛けられて
瀕死の意識不明状態。
ロケットは昏睡しながらも過去の悲しいオリジンを振り返るのでした。
ガーディアンズ・ギララクシーVOLUME 3のヴィランは
ハイ・エボリーショナリー(チェクウディ・イウジ)。
ハイエボリーショナリーはMCU屈指の悪役です。
吹き替え版では《陛下》と呼ばれています。
ロケットの脳を改造して89P 13と呼びロケットの頭脳に固執する。
ハイエボリーショナリーの宇宙船には、ロケットの仲間のアライグマや
多数の動物たち。
そして遺伝子操作された子供たちが多数、牢屋に拘束されているのです。
《ロケットの命を救い、拘束された動物と子供たちを解放する》
それがこの映画のテーマです。
それでは、備忘録も兼ねて、
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」
(さらば!愛しき、銀河の落ちこぼれたち)
・・・のメンバーを紹介しましょう!!
ピータークイル/スター・ロード)
………………彼はエイリアンと人間のハーフ=冒険野郎と名乗っている
………………トレジャー・ハンター(クリス・プラット)
ロケット(声はなんとブラッドリー・クーパー)
……………過去に秘密を抱えた、銀河一凶暴なアライグマ。
……………元賞金稼ぎの傭兵で人の言葉を話す
グルート(声とモーション・キャプチャーはヴィン・ディーゼル)
………………キレると超ヤバい、樹木型ヒューマノイド。
マンティス(ボム・クレメンティエフ)
………………身体に触れただけで心が読める、天然系エスパー
………………クイルの異母妹
ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)
…………………“別人“として帰ってきた、クールな暗殺者
…………………(ピーターの恋人だった)
ドラックス(ディヴ・バウティスタ)
………………言動が天然過ぎ、猪突猛進タイプの破壊王
ネビュラ(カレン・ギラン)
………………父サノスによって改造された、“こじらせ“系“暗殺者
クラグリン・オブファンテリ(ショーン・ガン)
………………口笛で操る矢を特訓中の元宇宙海賊
コスモ(声=マリア・バカローヴァ)
…………………(ソ連によって宇宙に送られた知性を持つ喋る犬
…………………サイコキネシスの使い手)
今作のヴィラン=ハイ・エボリーショナリーはオルゴコープ社として、
全ての生物を強制的に進化させて【特別に種族】にしようと企む科学者。
彼の残虐な方法でロケットは作られたのです。
ラヴェジャーズのスタカー・オルガド。
………………(シルベスター・スタローン)
…………………ラヴェジャーズの伝説的リーダー
何故かスタローンをみるとホッとしますね。
まあラストは悪党を懲らしめて、ハイエボリーショナリーの宇宙船から、
無事にロケットの仲間や子供たちを助け出せるか?
ロケットの命は救われるか?
この2つです。
そして全編通して流される70年代から90年代のポップス&ロックス。
ブルース・スプリングスティーンしか知らなかっなけれど、
乗りの良い音楽に気分は高揚してカタルシスを感じました。
ジェームズ・ガン監督大好きよ
アライグマ🦝によく似た昔の嫌な上司や最近近所に出没する不気味な生アライグマ、
個人的体験からアライグマはホント大嫌い💔
だけどラクーン・ロケット🦝は一作目から1番気になる秀逸なキャラクター
このキャラが出来た瞬間にこのシリーズは成功したも同然のなかなかの存在感
フィギュア ちょっと欲しいかも(笑)
シリーズ第3弾完結編はまるで第3話や第3夜みたいな見事過ぎる伏線回収とキャラクター達へのこちら側からの愛の深まりをビンビン感じまくりましたわ マンティスなんても〜カワユスよ🫶
ジェームズ・ガンはヤンキー独特のユーモアの正統な後継者なんじゃなかろうか?
ガン監督がDCスタジオのCEOに抜擢されたのも納得だニャ😎
「親殺し」という共通点
主人公の「越えるべき壁」として、「親殺し」が設定される場合がある。
典型は「スターウォーズ」のルークとダース・ベイダーだが、マーベルでも「シャンチー」がある。
「キャリー」とか
「ミレニアム」シリーズ(リスベット・サランデル)もその系統。
つまり、クズ親父の存在が、「障害」というか「足枷」になってて、それを倒すことが「成長」に繋がる、と。
で本作。
「2」ではピーターはクソ親父を倒す、
「3」ではロケットはクソ創造主(=親)を倒す。
どちらもそれぞれが「成長」に必要な「壁」だ。
ガーディアンズ、ここに完結
3作目になっても色褪せない圧倒的なビジュアル。これだけで10000点です。
培養した細胞片に包まれた人工衛星を説得力をもって魅せてしまうというのがもう凄い。
チープに見えないどころかむしろ斬新なんですよね。
これぞガーディアンズ。
ベースにあるストーリーはそれはそれはもう辛いものでした。でも、過去に向き合うロケットを見たクィルも自身の過去に真正面から向き合うという。
ただし、シリアスなストーリーなのに過剰なくらいギャグパートが長くて、そのせいでテンポがもの凄く悪くなっているところもあって気になりました。
あれをファンサービスと見るか蛇足と見るかで評価は変わりそうです。
とはいえ、ビターながらも未来を感じさせるエンディングに監督の作品に対する愛と誠意を感じました。
これが本当に最後のガーディアンズなんだと思うと寂しいですね。
でもカムバックしたジェームズ・ガン監督が締めくくってくれたのだから、これ以上何も望めないです。
ありがとう僕らのガン監督。
ハッピー過ぎて死ぬ。
徹頭徹尾、キャラクターの愛おしさが詰まっていて。
これで最後なのが惜しすぎるくらい。
メンバーそれぞれの決着の付け方が本当に絶妙で、シリーズを終わらせるから取らせている行動ではなく、あるべきところに、スムーズにおさまっていく。
もう、ストーリーから、キャラクターから音楽まで、世界観が最後まで好き。違うから傷つけあう事はあるけれど、基本的に個を認めていて、一見クールに見えて、でも優しい世界。
ジェームスガンが作り込む世界が最高なのは、そこなんだろう。
エンドロール後の、一文に期待して首を長くして待ちたい。
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