劇場公開日 2021年7月1日

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「失うのが悲しいなら、それは良きものだったのさ」スーパーノヴァ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0失うのが悲しいなら、それは良きものだったのさ

2021年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

認知症が進行する作家と、寄り添うピアニストの物語。お互いを深く愛するがゆえの深い悲しみと、相手を思うがゆえの決断。二人の絆の強さが十分と伝わってくるのは役者の確かな技量の証だ。
しかし、とりとめて新鮮味を感じることがないせいで退屈でもあった。おまけに、やがて来る別れを覚悟しての旅には悲壮感しかなく、ジメジメしすぎている。それがいいというのなら構わないが、「そういう話は何度も見てもいるし聞いてもいるし」という感想しかなかった。これが自分なら、身内なら、愛する人なら、と想像もしたが、物足りず。まるでエクスタシーを感じることができずじまいのセックスのようだった。

栗太郎