劇場公開日 2021年6月25日

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「吐露」愛について語るときにイケダの語ること Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5吐露

2021年6月25日
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楽しい

単純

難しい

スキルス性胃癌で他界された四肢軟骨無形成症の池田英彦氏が胃癌を宣告されてからの自らを撮ったドキュメンタリー。

脚本家である友人と相談し、自分を主人公にしてたフィクションで、思い描く理想のデート像を撮ろうと考え実行する様や、風俗で性欲を満たしたり、療養したりという様子を見せながら自身の考えを語って行く。

脚本家である友人とは、互いに余計な気遣いのない本音での会話を繰り広げ、明るく素直な方だなという印象で、御本人は同情されるのは嫌だろうし気を遣われるのは好まないだろうけど同情してしまう。
本当のところでは判るはずもないのに。
そしてそんな池田氏も、逆に回りに気を遣ってしまうところもあるのかなと。その思いはどこから来るのかなと色々と考えさせられる。

好きと愛の違いは何なのか、恋愛ではないけれど、少なくともこの作品を託され応えた真野氏のそれは、愛と言って良いのではないかな。

Bacchus