「盛り上がりに欠けるけれど、良い映画だ。」コットンテール いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
盛り上がりに欠けるけれど、良い映画だ。
「パーフェクトデイズ」に引き続き、外国人監督が日本人俳優を使って秀作を作り上げた。妻の臨終場面が一番の山だけど、その前に中年になった夫婦関係(妻が認知症になる前)をもうちょっと描いてくれると良かった。でも、なんで若い美人が惚れたのだろう。作家を夢みて、英語の翻訳かなにかで、食い扶持をつないでいる男と結婚したんだろうと思う。書いている小説がよっぽど優れているのならば、それなりに描いてくれないと。
でも、良い映画だ。付箋回収もきちんと行われて、見て損はない。顔のグロースアップが多用されている。セリフ以上に顔の表情で心理を読んで下さいと監督は言っていると思う。だから、役者さんは大変だ。役所広司には負けているが、リリー・フランキーも大したものだ。
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トミーさんのコメント
2024年3月10日
共感ありがとうございます。
役所さんと比較されるだけで凄いぞ、リリーさん。夫を支えた若い頃の奥さんの様子欲しいですよね、息子を授かった時とか・・ホームドラマになり過ぎですかね?ショートケーキもなんかの伏線? と思ったんですが。